新年度が始まり、学生が新社会人になって新生活を始める頃合いだ。職場にゴルフ好きの上司がいたら、ゴルフに誘われることもあるかもしれない。心機一転、新しいことを始める絶好の季節のいま、ゴルフを始めるべき理由を世のゴルファーたちに聞いた。

理由【1】:会社の「外」の人間関係が広がる

新年度がスタートし、新社会人は新しい環境へ進んでいることだろう。新生活の中で、先輩や上司にゴルフを勧められる機会は確実に増えるはず。ただ一方で、「お金かかりそう」「朝が早くてキツそう」「おじさんっぽい」といった理由で二の足を踏む人も少なくないはず。

しかし、実際問題ゴルフはいいものだ。そして社会人にとってプラスとなるのは間違いがない。

都内在勤のある40代の会社員ゴルファーは「社外の人とゴルフをやると、そこで人間関係が深まって取引先との関係がスムーズになったりしたことはわりとよくありますね」と語る。

「ゴルフは時間のかかるスポーツですよね。5時間かけてプレーをすることもザラで、ゴルフ場までの移動やお昼ご飯の休憩の時間などを含めたら、休日を一日まるまる使うことになる。これはデメリットに感じられるかもしれませんが、それだけの時間を他のゴルファーと過ごすということ。濃い時間を一日過ごせば人となりがよくわかるはずだし、共通の思い出ができるから話題も作りやすい。それは当然、ビジネスや社内の人間関係の構築にも有効なんです」(同)

画像: コースの景色も楽しみのひとつ。いい思い出になること間違いなし

コースの景色も楽しみのひとつ。いい思い出になること間違いなし

実際、重要な商談はゴルフ場でする、という企業トップも存在する。人脈を広げることを目的にする必要はないが、ゴルフをすると結果的に人脈が広がるのは多くの場合事実だ。

それとは逆に、ある20代の若手サラリーマンゴルファーはこう言う。

「大企業の場合、他部署の人と仲良くなれるのはメリットです。とくに人事部と仲良くなっておくと何かといい、なんて話も聞きました(笑)」。

大きい会社の場合、社内にゴルフ部や同好会などのサークルがあることもある。そこで得た仲間は、必ずや心強い味方になるはずだ。

理由【2】:年齢・役職を超えた出会いがある

また、別の30代の男性管理職ゴルファーは「普段は出会えないような人とゴルフを通じて出会うことができますよ」と話す。

「友人とのつながりで、社長さんとラウンドすることもあります。運転手付きのリムジンで送迎していただいて、お土産までいただきました。モノはともかく、普段は付き合えないような人の経験談などを聞けるのは、すごく勉強になりましたね」

ゴルフは、老若男女が同時にプレーできる数少ないスポーツのひとつ。それだけに、年齢や役職を超えた付き合いが生まれやすい。また、親がゴルファーという場合、社会人になってゴルフを始めたから一緒にプレーしようというとほぼ間違いなく喜ばれる。親孝行にもオススメだ。

理由【3】:ゴルファーの精神と社会人の心構えは似ている

最後は、みんなのゴルフダイジェストの編集部に所属する会社員プロゴルファー・中村修に専門家としての意見を聞いておこう。「ゴルファーの精神は社会人として生きる上での心構えと通じるものがある」と中村は言う。

「あまり堅苦しく考えてほしくはないのですが、ゴルフには守るべきマナーやエチケット、そしてルールが多くあります。最初は覚えるのが大変だと感じるかもしれませんが、社会に出ると、学生時代のようになんでも自分の好き放題というわけでにはいきません。決められたルールの中で楽しむ。そのことを学ぶのに、ゴルフ場は適しています。

また、ゴルフは審判がいないスポーツです。ボールが動いてしまった際は自己申告した上でルールに従って罰則を受けます。自分の仕事に責任を持ち、ミスをしたら認める。この社会人なら当たり前にできなければいけないことも、ゴルフを通じて学べると思います」(中村)

また、社会人になると運動をする機会も減りがちだから、健康面でもゴルフをやる価値は高い。また、疎遠になりがちな友人たちと年に1度でもプレーをすれば、友人関係も長くキープしやすい。

と、いろいろな証言を集めたが、とにかくゴルフは面白い。あまり難しく考えず、一度体験してみることを勧めたい。もしかすると、一生モノの趣味になるかも?

写真/横山博昭

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