マツダのフラッグシップモデル「アテンザ」にマイナーチェンジが施され、新型アテンザ セダン、新型アテンザ ワゴンとして発表された。ゴルフとクルマは切っても切れない関係、というわけでこの新型アテンザがゴルファーのお眼鏡にかなうゴルファーズカーなのかどうかを確かめるべく、お披露目会の会場にキャディバッグを持ち込んで検証した!

キャディバッグは何本乗るか?

2018年5月24日、マツダのフラッグシップモデル「アテンザ」の大幅マイナーチェンジモデル「新型アテンザ セダン・アテンザ ワゴン」のお披露目会が行われた。まず、ゴルファーが気になるところといえば「キャディバッグが積めるのか、積めないのか」という部分。カタログでは確かめられないことも多いことから、キャディバッグを持参して会場に行ってきた。

画像: キャディバッグを真横に積んでも余裕あり(写真はアテンザ ワゴン)

キャディバッグを真横に積んでも余裕あり(写真はアテンザ ワゴン)

トランクスペースにキャディバッグが真横に積めるかという点と、奥行はどれくらいあるのかという点で検証。まずは真横に積めるかどうかだが、これはステーションワゴンもセダンもどちらもクリアした。

画像: 大切なクラブを痛める心配がない(写真はアテンザ ワゴン)

大切なクラブを痛める心配がない(写真はアテンザ ワゴン)

というのもトランクスペースの手前部分のえぐれが深くなっており、トランクスペースの入口幅より長いモノも余裕で積める仕様になっている。交互にすればこのえぐれを利用してキャディバッグ2本を真横に積むことができそうだ。続いては奥行を確かめるために斜めに積んでみた。

画像: 十分な余裕のあるトランクスペース(写真はアテンザ ワゴン)

十分な余裕のあるトランクスペース(写真はアテンザ ワゴン)

これぞトランクスペースの贅沢使いというくらい奥行がある。国内営業本部の遊上孝司氏によると、ステーションワゴンにはキャディバッグが4本、セダンには3本乗るということで、ひとりでコースに向かうのはもちろん、仲間と連れ立って行くのにもバッチリ。見た目の割に荷物が積めない、というクルマは決して少なくないが、新型アテンザはそれには当てはまらない。むしろ、見た目以上に積める。

ゴルファーの所有欲も満たされる

続いては、「所有感」があるかどうか。キャディバッグを積めればいいだけなら軽トラックでも積める。しかし、ゴルファーならば「所有している喜び」を感じられるクルマを求めるもの。クラブハウスの前に停めたときに絵になるクルマであるかどうかは重要な要素だ。

今回のお披露目会で祭壇した商品本部 アテンザ開発主査の脇家満氏は新型アテンザのデザインのポイントについて「Mature elegance(成熟された優雅さ)」をキーワードとし、フラッグシップモデルとしてのエレガンスはそのままに成熟した大人の落ち着きと品格を高めたと説明している。

画像: 前モデルからデザインもさらに洗練された新型アテンザ

前モデルからデザインもさらに洗練された新型アテンザ

実際に新型アテンザのエクステリアデザインを見てみると、フロントグリルのデザインは特徴的な格子型に変更され、ヘッドランプは薄くワイドな造形で、精悍な表情を演出している。また、所々の曲線美やボディの色にも高級感がある。マツダ車というと、日本車離れしたデザインの良さのイメージがあるが、このモデルも例外ではないようだ。

画像: セダンのボディサイズ4865×1840×1450mm(全長×全幅×全高)、ステーションワゴンのボディサイズ4805×1840×1480mm(全長×全幅×全高)

セダンのボディサイズ4865×1840×1450mm(全長×全幅×全高)、ステーションワゴンのボディサイズ4805×1840×1480mm(全長×全幅×全高)

インテリアに目線を移せば、シートデザインにも高級感が満載。実際に座ってみたが、ゆったりと包み込まれる印象で、安心感が感じられた。また、革内装の上級機種「25S L Package」「XD L Package」は、ナッパレザーシートや本杢(ホンモク)パネルをはじめとした、最良の素材で仕上げられているのも目を引いた。

画像: 各所にちりばめられたこだわりが垣間見えるインテリアデザイン

各所にちりばめられたこだわりが垣間見えるインテリアデザイン

こうなると、最後はゴルファーがクルマを選ぶ際の究極の条件「乗り心地」。長距離を運転することも少なくないゴルファーにとって、運転しやすさは非常に重要な項目だが……?

リラックスした状態でコースに向かえる、「エフォートレスドライビング」

今回マツダが走行性能の進化を表す開発キーワードとして掲げるのは「Effortless Driving(エフォートレスドライビング)」。直訳すると「努力を要しない走行」なのだが、これは「ドライバーが運転中不安に感じたり注意を払う必要がなく、常に心に余裕を持って自然に運転を楽しめる状態」だという。これについて、前出のアテンザ開発主査・脇家氏はこう説明する。

画像: 商品本部 アテンザ開発主査の脇家満氏

商品本部 アテンザ開発主査の脇家満氏

「操縦安定性領域で目指したのはすべてのドライバーが思い通りに運転できる、ドライバーのステアリング操作にクルマが素直に応じる状態です。そのための技術コンセプトは『人間中心のなめらかなハンドリング』。人がクルマに合わせて一連の操作をするのではなく、人が常にクルマと一体感を持ち、クルマを操り続けられる状態を提供することに尽力してきました」

新型アテンザを支えるエンジンは、ガソリンでは2.0リッター・2.5リッターを用意し、2.5リッターガソリンエンジンには今回気筒休止技術を導入するとともに、燃焼技術が進化した2.2リッターディーゼルをラインナップするという。

画像: 洗練されたデザインがゴルフ場でも映えそうだ

洗練されたデザインがゴルフ場でも映えそうだ

集中力をゴルフ場で発揮したいゴルファーにとって、運転中はなるべくリラックスしていたいもの。ゴルフの行き帰りの道中でも余計な疲れやストレスを溜めない「エフォートレスドライビング」のコンセプトは大賛成だ。今回のお披露目会では試乗はできなかったので、その乗り心地は是非ご自身でたしかめていただきたい。

検証結果:ゴルファーズカーとして選択肢に入る一台

トランクスペース、内外装、そして運転しやすさ。ゴルファーの求める条件はすべて満たしていると言っていい。この新型アテンザでゴルフに行き、クラブハウス脇に停め、ジャケット姿でキャディバッグを預けている姿が容易に想像できるのは、このクルマがゴルファーズカーであることの証明だろう。

画像: 極力シンプルにデザインされたインテリア

極力シンプルにデザインされたインテリア

前モデルからの大幅なマイナーチェンジにより、マツダにしかできない独自性はそのままに、人馬一体の走りをも追求する新型アテンザは、2018年5月24日から予約受注を開始しており、発売は6月21日から。準備が整い次第、試乗予約もできるので、ぜひ一度その走りを体験してみるべきだろう。さらに詳しいスペックなどは下記のオフィシャルウェブサイトから。

撮影/小林司

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