2018年9月に発売されたタイトリストの最新ドライバー「TS」シリーズ。過去作とのつながりのない新ブランドという位置づけだが、実際のところは前作「917D」シリーズとの共通点も多い。そこで、今回は917D2/3、TS2/3の4本のドライバーをプロゴルファーの中村修とノリーこと堀口宜篤の2人が試打、改めてその性能を比較してみた。

まずはタイプの近いTS2と917D2を比較。並べて見比べてみると、フォルム自体は似通っているものの相違点も多い。まず917Dシリーズの目玉機能、ヘッドの重心を調整できる「シュアフィットCG」が新作のTS2ではオミットされ、代わりにウェートが配置されている。917D2のソール面フェース寄りにある溝もTS2にはない。カラーがグレーから黒に変わったこともあり、全体的にスッキリとした印象だ。

画像: タイトリスト「917D2(10.5度)」(写真左)と「TS2(10.5度)」(写真右)。重心調整機能はなくなったもののネックの調整機能(カチャカチャ)は健在

タイトリスト「917D2(10.5度)」(写真左)と「TS2(10.5度)」(写真右)。重心調整機能はなくなったもののネックの調整機能(カチャカチャ)は健在

さっそく917D2を堀口が試打、お手本のようなドローボールで283ヤード飛ばす。打ち出し角12.3度、スピン量は2066回転という結果には「非常に良い数値」と後ろから見ていた中村も頷く。実際に使用していたこともある堀口は「一番安心して打てる感じですね」とその性能を再確認した。

中村も917D2を手に取り、一打。打ち出し角16.2度の高弾道・ストレートな軌道で総飛距離250ヤードという結果に。スピン量も2035回転と控えめだ。

「タイトリストらしい打感と安心感があります。直進性が高くてスピン量が少ない、そしてしっかり高さを出してくれる。(タイトリストのドライバーの中では)やさしいほうのモデルですね」(中村)

一方のTS2はどうだろうか。試打した二人がとくに驚いたのが、その“打感の良さ”だ。

「D2よりもつかまるし、なにより打感が柔らかいですね。クラウン部分の色がグレーから黒になったことで、大きさはあるんですけど締まって見えるからシャープに振っていけます。重量も(917D2より)全体的に軽く感じます」(堀口)

「打感はかなり柔らかい。D2はシャキッとしたチタンのシャープな感触がありますが、TS2はボールが吸い付くような感じです。つかまりがしっかり強くて、TS2の数値を見ていただくと(画像3)スピン量も少なくなっていて、飛距離もヘッドスピードの割に出ているんじゃないかなと思います」

画像: (画像3)中村のTS2、917D2の試打結果

(画像3)中村のTS2、917D2の試打結果

と、両者口をそろえてTS2の打感を“ベタ褒め”。アマチュアにも取っ付きやすい一本となった。

「タイトリストといえばアスリート向けで『自分が振っても飛ばないんじゃないか』というイメージがあったかと思うんですが、TS2は飛距離が出てつかまるドライバーになってますね。ぜひこれは打ってみていただきたいです」(中村)

画像: 堀口のTS2、917D2の試打結果

堀口のTS2、917D2の試打結果

さて、次は917D3とTS3を比較していこう。917D3はヘッド体積が440ccとやや小ぶりだったが、TS3は460ccへとサイズアップ。色味が変わったことや全体的にスッキリとしたことはTS2と同じだが、TS3には引き続きシュアフィットCGを搭載、調整機能を必要としないシンプルなTS2と、ある程度自分好みの弾道を作りたい人向けのTS3という棲み分けがなされている。

画像: タイトリスト「917D3(10.5度)」(写真左)と「TS3(10.5度)」(写真右)。TS3は、TS2と異なりシュアフィットCGを搭載している

タイトリスト「917D3(10.5度)」(写真左)と「TS3(10.5度)」(写真右)。TS3は、TS2と異なりシュアフィットCGを搭載している

「やっぱりシャープですね。いかにもタイトリストらしい打感です」(堀口)

「シャープな打感で、アスリートが使うようなイメージそのままのドライバーです。スピン量2200回転で打ち出し角が11.9度……917D3は“ザ・タイトリスト”って感じの弾道ですね。シュアフィットCGやカチャカチャで調整できるので、自分の弾道に合わせることでもっと良い数値も出せそうです」(中村)

試打した二人が言う通り、タイトリスト好きからすれば「これぞ!」という具合の917D3。一方のTS3は、試打した中村曰く「“飛びの三要素”、ヘッドスピード・打ち出し角・スピン量が兼ね備わっている」ドライバーだ。

「音がやっぱり柔らかいですね。実際に数値を見てみると、総飛距離285ヤード、スピン量は1743回転と少なく、打ち出し角が10.2度で初速が結構出ている。(スピードにこだわった)設計通りになっていますね。フォルムが似てはいるんですが、まったく新しいモデルに生まれ変わっています。飛距離がちゃんと重視されたモデルになったのかなと思います」(中村)

画像: 中村のTS3、917D3の試打結果

中村のTS3、917D3の試打結果

堀口もTS3で一打。打ち出し角14.5度、スピン量1560回転と高弾道低スピンで286ヤード飛ばした。

「体積が大きくなっているのもあってか、TS3の方が安心感があります。アドレスもしやすい。ちょっと芯を外してしまっているんですけど、それでもこの距離をキープできるっていうのは進化ですね」(堀口)

画像: 堀口のTS3、917D3の試打結果

堀口のTS3、917D3の試打結果

こうして新旧4モデルを改めて打ち比べてみると「古いモデルが悪いわけでは決してないんですけど、実際に打ち比べてみるとやはり新しいモデルの進化を感じますね」と中村。堀口も「僕は(この中で一本選ぶとしたら)TS3ですね」とTSシリーズに軍配が上がった。

飛びを最重視し、アマチュアにも扱えるやさしさや取っ付きやすさも加わったTSシリーズ。今までのイメージにとらわれず、ぜひ手にとってその性能を確かめてほしい。

協力/PGST

画像: タイトリストの新旧ドライバーを打ち比べ!新作“TS2&TS3は“917D-2&917D-3”からどう進化したんだっけ?フライトスコープの計測データを大公開! youtu.be

タイトリストの新旧ドライバーを打ち比べ!新作“TS2&TS3は“917D-2&917D-3”からどう進化したんだっけ?フライトスコープの計測データを大公開!

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