ドライバーとサンドウェッジを同じ“調子”で振ることが、ミスを減らすコツだと2005年にレッスン・オブ・ザ・イヤーを受賞したプロゴルファー・増田哲仁は言う。では、どうすればドライバーとサンドを同じ調子で振れるのか。ゴルフ前日にオススメしたい練習法を、著書「ネジらない!から遠くへ飛ぶ、ピンに寄る。」から紹介。

ゴルフ前日は6番か7番1本で、スウィングの調子を整えよう

ーーサンドウェッジ(SW)とドライバーを、同じような調子(始動からフィニッシュまでにかかる時間のこと)で振るためにはどうしたらいいのでしょうか。

ドライバーのほうが速く振っているように感じますが、SWは長さが短い分、アドレスからフィニッシュまでの時間は意外と短いんです。長さのあるドライバーをSWと同じ時間で振ろうと思ったら、思った以上にドライバーを速く振る必要があるのです。

そういった意味でいうと、アベレージクラスなら、SWではなく、6番や7番アイアンで“調子”を揃えたほうがいいかもしれません。

画像: アベレージゴルファーなら6番や7番アイアンの調子で揃えよう

アベレージゴルファーなら6番や7番アイアンの調子で揃えよう

ーー6、7番アイアンは長さがなどが14本の中間だからですか。

そうです。ちょうど中間の長さ、重さのクラブが6、7番アイアンだからです。SWなど短くて重いクラブの調子を基準にしてしまうと、ドライバーなどの長くて軽いクラブと、長さ、重さの差が大き過ぎるので、調子を合わせるのが難しいわけです。

その点、6番や7番アイアンならば、ドライバーでもSWでも調子が合わせやすいという利点があります。中間の6番か7番アイアンでスウィングの調子を出す。それだけでは不安なら、SWとドライバーを加えた3本を練習して、調子(スウィングにかかる時間)を揃える。たとえばゴルフ前日の練習はこれだけやっておけば大丈夫です。

ゴルフ前日の練習でいちばんダメなのは、ドライバーばかりを振り回すこと。ドライバーのように軽いクラブを振り回すと、とくにSWのような重いクラブのタイミングがとれなくなってしまいます。そうなると、スコアメイクの要であるショートゲームが不調になり、いいスコアで回ることができなくなってしまいます。

「ネジらない!から遠くへ飛ぶ、ピンに寄る。」(ゴルフダイジェスト新書)より

撮影/有原裕晶

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