エピックでゴルフ界を席巻した2017年の王者キャロウェイとMシリーズで2018年の話題をかっさらったテーラーメイド。この両者が2019年の最新モデルを発表した。2019年を制するのはどちらなのか、両者を比較した。

AIがデザインしたフェース VS 進化したツイストフェース

近年、ゴルフ界を賑わせ続けているキャロウェイとテーラーメイドのドライバー。先日ついに両社の最新モデルが発表された。果たして2019年のドライバー市場を制するのはどちらだろうか。ゴルフ5世田谷店の山内悠司クラフトマンは「実力拮抗」と、双方を高く評価する。

画像: 左からM5、M6、エピックフラッシュスター、エピックフラッシュサブゼロ

左からM5、M6、エピックフラッシュスター、エピックフラッシュサブゼロ

キャロウェイの新作は「エピックフラッシュシリーズ」だ。

前作であるGBBエピック同様、サブゼロとスター、そしてレギュラーモデルがラインナップされており、サブゼロは低スピンで強い球を打ちやすいハードヒッター向けモデル。

画像: エピックフラッシュ サブゼロは、上級者向けの精悍な顔つき

エピックフラッシュ サブゼロは、上級者向けの精悍な顔つき

スターはネックの調整機能がなく、名前の通り「エピックスター」の後継モデルでサブゼロよりも深重心。レギュラーモデルにはネックの調整機能が備わっている。

画像: エピックフラッシュ スターは大型でやさしいヘッドだ

エピックフラッシュ スターは大型でやさしいヘッドだ

注目ポイントは何といっても「FLASHフェース」。フェースの裏面の凹凸などの設計をAIが行い、飛ばしに最適な形状を導き出したという。

画像: ルール限度内で、耐久性を確保した上で最大限のボール初速を達成することを目標にAIが設計したという「フラッシュフェース」が最大の特徴

ルール限度内で、耐久性を確保した上で最大限のボール初速を達成することを目標にAIが設計したという「フラッシュフェース」が最大の特徴

また、「エピック」「ローグ」で好評だった「ジェイルブレイクテクノロジー」を継承し、高い初速性能を誇る。「サブゼロ」に関しては、今までなかった可変ウェートが搭載され、弾道調整機能もアップされている。ザンダー・シャウフェレが使用して早くも勝利を挙げていることからも、その性能が予感される。

画像: スター、レギュラーにはあった可変ウェートが、サブゼロにも搭載された

スター、レギュラーにはあった可変ウェートが、サブゼロにも搭載された

「低スピン性能はそのままに球の上がりやすさがアップし、打ち出し角を稼げるのでビッグキャリーボールが打ちやすくなりました」

と山内クラフトマンは評価。“AIフェース”のたしかな実力を認めていた。

一度違反値までフェースの反発を高め、そこから基準値内に調整する

一方のテーラーメイドの新作はMシリーズの後継機、M5とM6だ。M5はM3の後継となる可変ウェート付きモデル。ウェートレールがY字からT字に変わり、調整機能がさらに進化。ロリー・マキロイら契約選手が早速スイッチし、圧倒的飛距離を叩き出している。

画像: M5は調整機能がさらに進化。ヘッドのカーボンの割合もさらに増えているのも特徴だ

M5は調整機能がさらに進化。ヘッドのカーボンの割合もさらに増えているのも特徴だ

一方のM6はM4の後継でソール後方に大容量のウェートを配置したシンプルなモデルだ。

画像: ヘッド後方に大胆にウェートを配置し、深・低重心化を図ったM6

ヘッド後方に大胆にウェートを配置し、深・低重心化を図ったM6

注目ポイントは反発力を一度最大にまで上げてから適合に調整した「スピードインジェクションポート」。これによって適合内での最高の反発を実現している。また、ソールやクラウン部分のカーボン素材の比率がアップし、重心設計の自由度がアップ。より最適重心で飛ばせるように進化している。

画像: ツイストフェースの機能は継承されている。フェース下部の赤いねじ状のものが、最大級の反発力の証・スピードインジェクションポートだ

ツイストフェースの機能は継承されている。フェース下部の赤いねじ状のものが、最大級の反発力の証・スピードインジェクションポートだ

いわば前作で好評だったボールの曲がりを抑えるという独自技術「ツイストフェース」がさらに進化したという印象で、「飛んで曲がらない」機能はさらにレベルアップした。

「M3、M4と比べても、フェースの反発力がアップしただけでなく、つかまりがよくなってより強い球で飛ばせるようになりました」

と山内クラフトマンは評価。

「キャロウェイの『FLASHフェース』は、ボール初速を高めるために、AIを使って通常では34年かかる工程を4週間で解析して生み出したというスゴいフェース。一方テーラーメイドの新技術『スピードインジェクション』は、一度ルール適応外に達するまでフェースの反発を高めて設計し、そこから適合値に収まるように調整することで最高の反発力を達成したそうです。人間の知恵が生み出したこの工夫、飛ばないわけがありません」(山内クラフトマン)

甲乙つけがたいこの新ドライバー対決、ゴルフ5の店舗で実際に試打し、自分自身で確かめてみよう!

画像: www.alpen-group.jp
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