ついにそのベールを脱いだキャロウェイのニュードライバー「エピック フラッシュ」。フェースの設計をAIが行ったという“AIフェース”の実力を試すべく、HC8の腕前の持ち主でもあるイラストレーターの野村タケオが、自らのホームコースで実際に打ってみた。その様子をレポート!

アベレージゴルファーもキャリーで飛ばせる飛距離性能

今回試打するのは「エピック フラッシュ スター」(以下スター)と「エピック フラッシュ サブ ゼロ」(以下サブ ゼロ)の2モデル。「スター」のほうが比較的球が上がりやすくつかまりのいいアベレージ向けモデル、「サブ ゼロ」のほうがアスリート向けモデルという触れ込みだ。

画像: 2月1日発売のニューモデル「エピック フラッシュ スター」(写真左)とネックに調整機能を配した「エピック フラッシュ サブ ゼロ」(写真右)

2月1日発売のニューモデル「エピック フラッシュ スター」(写真左)とネックに調整機能を配した「エピック フラッシュ サブ ゼロ」(写真右)

まず最初に手に取ったのは、アベレージ向けの「スター」。

「ふむふむ、構えた顔は初代エピックっぽいですね。僕、結構好きですよ。(2018年モデルの)『ローグ』シリーズは、大きくて平べったいヘッドでしたが、『エピック フラッシュ』は(2017年モデルの)初代っぽい丸い形に戻りました。いい顔ですね」(野村)

クラウンのカーボン部分の処理もキレイで、少しつかまりがよさそうな顔。スライス系の持ち球で、ミスは右に逃げる球が多いという野村にとっては、安心感のある顔だという。アベレージ向けのドライバーにしてはフックフェースも強くなく、構えやすい。

画像: 投影面積が大きめでつかまりのよさそうな顔のスター(左)とヘッドサイズは同じ460ccだがスターよりも小ぶりに見えてシャープな印象のサブ ゼロ。クセがなく構えやすい顔だ

投影面積が大きめでつかまりのよさそうな顔のスター(左)とヘッドサイズは同じ460ccだがスターよりも小ぶりに見えてシャープな印象のサブ ゼロ。クセがなく構えやすい顔だ

「早速打ってみますか。おおっ、球が高い! これ、ロフトは9.5度ですよね? すごく打ち出しが高いです。でもスピンはかなり少ないぞ。結構飛んでるんじゃないかな?」(野村)

野村がまず驚いたのは、打ち出し角の高さ。初代「エピック」は、低スピンの強い球が特徴だったが、ヘッドスピードが遅めの人やインパクトでロフトが立つタイプのゴルファーには十分なキャリーが稼げないケースがあった。しかし「エピック フラッシュ」は明らかに打ち出し角が高く、高弾道・低スピンの球が出ている。初代の弱点が、きっちりと克服されている印象だ。

画像: ロフト9.5度を打ったが、打ち出し角の高さにビックリ。スピン量も少なくて、アベレージゴルファーでもキャリーで飛ばせるドライバーだ

ロフト9.5度を打ったが、打ち出し角の高さにビックリ。スピン量も少なくて、アベレージゴルファーでもキャリーで飛ばせるドライバーだ

「球が上がるうえにつかまりもいい。僕が普通にスウィングしても、ドロー系の球が出ることがあります。シャフトは結構やわらかめで、これならヘッドスピードが40m/s以下の人でも使いこなせそうですね。打感は結構甲高い金属音。たしかに初速が出ていますね。これがAIのチカラなんでしょうかね?」(野村)

画像: フェースの弾きもよく、初速が出ている印象。打球音は金属的でやや硬め。フェース裏側にAIが設計した秘密が隠されている

フェースの弾きもよく、初速が出ている印象。打球音は金属的でやや硬め。フェース裏側にAIが設計した秘密が隠されている

打ったボールは、つかまった高弾道で、吹き流しの手前まで飛んでいく。

「普段クラブ競技で使っているフルバックティから吹き流しまでは約260~270ヤードあるんですよ。打ち下ろしているとはいえ、1月の寒い時期にあそこまで行くことってまずないんです。これはちょっと驚きですね」(野村)

季節は真冬。なのに飛距離は真夏。まさにAI効果である。

野村の大本命「サブ ゼロ」の性能は?

「スター」の性能に舌を巻きつつ、引き続き「サブ ゼロ」を手に取る野村。

「実は僕、初代のエピックは、サブ ゼロを買って使っていたんですよ」(野村)

もともと打ち出し角が高めでスピン量も多いタイプの野村は、初代「エピック」では「スター」よりも「サブ ゼロ」のほうがマッチしたという。「スター」の結果がよかっただけに「サブ ゼロ」への期待は膨らむ。

その期待もあってか、ワッグルするなり好感触を感じた様子。

「シャフトは明らかにこっちの方がしっかりしていて、思い切って振れそう。顔もシャープで構えやすいです」(野村)

画像: AIが1万5000通りのシミュレーションを行って設計したという「フラッシュ フェース」を搭載する。写真上がスター、下がサブ ゼロ

AIが1万5000通りのシミュレーションを行って設計したという「フラッシュ フェース」を搭載する。写真上がスター、下がサブ ゼロ

実際に打ってみると、1発目からビッグキャリーボールが飛び出した。

「あっ、これはスゴい! この球は飛んでるよ!」(野村)

球の高さは「スター」ほどではないにせよ十分高く、薄くフェードする超低スピン弾道で、「スタ-」よりも距離が出ている。

「ドロップ直前くらいのすごい低スピン。これ、(スピンの多い)僕でも2000回転そこそこなんじゃないかな。でも、初代の『サブ ゼロ』とは比較にならないくらい打ち出し角が高いから、ちゃんとキャリーして飛ぶ。これならランも出るから、相当飛んでいると思うよ」(野村)

画像: 「スター」ほどではないが、初代「エピック サブ ゼロ」と比べると格段に球が高くしっかりとキャリーを出せる。スピンは「スター」よりも少ないのでランも出る

「スター」ほどではないが、初代「エピック サブ ゼロ」と比べると格段に球が高くしっかりとキャリーを出せる。スピンは「スター」よりも少ないのでランも出る

ボールの落下地点に行ってみると、「スター」よりもさらに前、吹き流しの先まで飛んでいるボールもある。

「夏でもここまで飛ぶことってあんまりないですよ。シャフトもしっかりしているから思い切って振れるし、つかまりすぎる心配がないので自分でつかまえに行ける。僕の場合こっちのほうが振れるぶん飛ばせますね。打感も好きです。ちょっとこの弾道はビックリですね」(野村)

つかまりの良さならばスターに軍配が上がるが、スピンの多い野村には、サブ ゼロの低スピン弾道がハマったようだ。これはどちらを選ぶか悩ましい!

画像: 「ジェイルブレイク テクノロジー」による高初速に、「フラッシュ フェース」の効果が加わって驚きの飛距離性能を発揮

「ジェイルブレイク テクノロジー」による高初速に、「フラッシュ フェース」の効果が加わって驚きの飛距離性能を発揮

「『スター』も『サブ ゼロ』も、初代よりさらに扱いやすく、飛ばせるようになっていますね。『さすがAI』って感じ。普通なら34年かかるシミュレーションをサクッとやっちゃったんでしょ? やっぱりこれからはAIの時代になっていくのかな。」(野村)

画像: すっかり「エピック フラッシュ」がお気に入りの野村。「発売が待ちきれない!」とご満悦

すっかり「エピック フラッシュ」がお気に入りの野村。「発売が待ちきれない!」とご満悦

AI設計のフラッシュ フェースを搭載したエピックの後継モデル「エピック フラッシュ」。発売は2月1日だが、すでに試打クラブは店頭に並んでいるそう。気になっている人はまず1度手に取ってみてはいかがだろうか?

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