現在ランク1位のシャウフェレは「DI」と「BB」を愛用
日本ツアーでのプロ使用率NO.1の実績を誇るグラファイトデザインの「TOUR AD」シリーズ。ツアープレーヤーからのフィードバックを元に、プロ・アマ問わずすべてのゴルファーに「気持ちよく振れる」1本を届けたいという姿勢から生まれるTOUR ADの性能の良さは、世界のトッププロたちからも賞賛され、多く使用されている。
そこで、先週のファーマーズインシュランスオープンで実際に使用している選手たちを直撃。TOUR ADのどんな点が彼らに気に入られているのかを聞いてみた。
セントリートーナメント・オブ・チャンピオンズなど今シーズン2勝を挙げ、2019年1月30日現在フェデックスカップランキングで首位に立つザンダー・シャウフェレは、ドライバーとフェアウェイウッドにTOUR ADを使用。ドライバーにはブラックのTOUR AD BBが、フェアウェイウッドにはオレンジのTOUR AD DIが装着されている。
「ボクはTOUR ADのシャフトをウェブドットコムツアーに出ている頃から使用しているが、ドライバーは手元が柔らかく先端は硬めのものが好きで、3Wは全体的に硬めのシャフトが好きなんだ。真っすぐ飛ばしたいから弾道やスイングに合わせて選んだ結果がこのシャフト。TOUR ADのシャフトは安心感があり、信頼できる。過去PGAツアーで優勝したときも、全てTOUR ADのシャフトを使用していた。とても気に入っているよ」

過去PGAツアーで優勝した時も使用していたと話すのは今季すでに2勝を挙げているシャウフェレ
シャウフェレがドライバーに使用しているBBシリーズは、シャフト先端部から中間部の剛性を高めたシャフトで、極めて安定した挙動が優れた操作性と方向性を発揮し、ほどよいしなりと安定した戻りが強弾道を実現している。
一方フェアウェイウッドに装着されているオレンジのDIシリーズは、ツアーで人気のモデル。全体のしなりを重視しつつ先端剛性を高め、ブレを抑えたもの。スウィング中のシャフト全体のしなりを持続するため、インパクトでボールを押し出すイメージを出し、優れたコントロール性を実現したモデルだ。
スピースはドライバーに「IZ」、FWに「DI」をチョイス
またマスターズ、全米オープン、全英オープンとメジャー3勝を挙げ、グランドスラム達成まであと全米プロを残すのみとなっているジョーダン・スピースもTOUR AD愛好者の一人。彼はドライバーにTOUR AD IZを装着しているが、どんなところが気に入っているのだろうか?
「このシャフトに変えたのは2016年の秋。ドライバーをテストしていた時にちょうどこのシャフトがマッチしたんだ。飛距離はそんなに変わらなかったけど、ほんの少しスピン量が減ったんだ。今までよりもボールが真っすぐ飛ぶようになり、方向性がよくなった。だからセカンドショットでグリーンを狙いやすくなったよ。それまではフェアウェイウッドやハイブリッドでTOUR ADのシャフトを使っていたが、それ以来ドライバーにもTOUR ADを使っている」(スピース)

TOUR AD IZに変えて、方向性が安定したというジョーダン・スピースも。フェアウェイウッドやユーティリティがTOUR AD DIを使用
メジャー優勝は待たれるが、ジョーダン・スピースと並びツアーで最も人気があり、実力派の若手の一人であるリッキー・ファウラーも現在はTOUR AD IZを愛用する選手の一人だ。
「TOUR ADのシャフトは過去何度も使ってきたけど、このニュードライバー(コブラ・キングF9)にTOUR ADを装着したのは初めて。このドライバーを試していたときに、TOUR AD IZを装着したものを試打した結果、安定感がもっともあったので、このシャフトに変えてみたんだ。自分が“ここに飛ばしたい”というところに飛んでくれる。キングF9とのマッチングは最高だよ」

TOUR AD IZシリーズを使用するファウラーはコブラの新作ドライバー「キングF9スピードバック」とも相性ピッタリだという
IZシリーズは高初速化を狙ったヘッドの性能を最大限に生かすシャフト。中間部のしなりでタイミングの取りやすい挙動と、エネルギーロスなく打ち出せる先端部の強さで、最大限の飛距離を生み出している。
アダム・スコットもDIがお気に入り
そして時々他社製品を使用することもあるが、結局はTOUR ADに戻ってくるというベテラン、アダム・スコットのような選手もいる。彼は打感や方向性を気にいっているだけでなく、彼のスウィングを作るのもTOUR ADの重めのシャフトなのだという。
「ボクは2010〜2014年、2018年、2019年とTOUR ADのシャフトを使ってきた。その間、他社のシャフトを使うこともあったが、ほとんどTOUR ADを使っていると言っていい。重いシャフトのほうが好きなんだけど、かといってしなりを感じられないほど硬いシャフトは好きではない。自分はシャフトの重みを使って大きな筋肉を使って自然とバックスウィングするタイプなので、軽いシャフトではダメなんだ。重めの、しかもしなりを感じられるシャフトでバックスウィングすれば、何も余計なことを考えずにスウィングできる。飛距離は他社のシャフトを使ってもさほど変わらないが、安定感・正確性は抜群で、しかも自分のスウィング作りには欠かせない要素。インパクトでしなりを使ってしっかり“仕事”してくれる感覚があるね」

TOUR ADのシャフトはスウィング作りには欠かせないとアダム・スコット
スコットが使用しているのはDIシリーズ。オレンジではなくブラックなのは、アダム・スコットのオーダーによるものだろうか。
ツアープロのシャフトは重い、硬い、難しそうというイメージがあるため、彼らが使用するTOUR ADもそのような印象を受けがちだが、TOUR ADにはウッド用だけでも全部で15種類のシャフトがあり、スペックも幅広い選択肢の中から選べるから、求める弾道の高低、ドローかフェードかによって自分にぴったりのシャフトを選ぶことができる。
ツアープロからアマチュアまで幅広く使用できるTOUR ADを、一度フィッティングで試してみてはいかがだろう?