“強さ”と“脆さ”、そして時に“激しさ”が顔を覗かせ、常に強い印象を残すセルヒオ・ガルシア。そんな彼が“神の子”としてゴルフ界に登場したのが20年前の全米プロだった。2つめのメジャー制覇に手をかける若きタイガーを最後まで苦しめた一戦を振り返り、アディダスとともに歩んだガルシアの20年間を追った。

タイガーを追い詰めた歴史に残る1打

いまから20年前の1999年、セルヒオ・ガルシアは全米プロゴルフ選手権で鮮烈なメジャーデビューを飾った。いきなり初日トップに立った彼は最終日タイガー・ウッズを 2打差で追いかける展開に。

画像: 99年の全米プロで木の裏から強烈なインテンショナルスライスを放った後のひとコマ。ボールの行方を見ようと思わずジャンプ!

99年の全米プロで木の裏から強烈なインテンショナルスライスを放った後のひとコマ。ボールの行方を見ようと思わずジャンプ!

王者の貫禄が名手を萎縮させるなか19歳のガルシアは違った。一時5打のリードを許しながらじわじわと差を詰め1打差の接戦に持ち込む。母国の英雄セベ・バレステロスを彷彿とさせるスリリングなプレーは圧巻でときに林のなかからグリーンをとらえ、強烈なスライスでピンを攻める。16番木の裏から6アイアンで放ったスーパーリカバリーはいまでも語り草である。 

白いストライプの切り替えが入った鮮やかなブルーと深い紫色のトップス。アディダスをハツラツと着こなし大舞台で躍動したガルシアのプレーに鳥肌が立った。神の子が地上に舞い降りた瞬間。その目撃者となった興奮に会場中が沸き立った。 

画像: まだ初々しさの残る19歳のセルヒオ・ガルシア。当時から20年間変わらずアディダスのウェアとシューズで戦っている

まだ初々しさの残る19歳のセルヒオ・ガルシア。当時から20年間変わらずアディダスのウェアとシューズで戦っている

ガルシアの追撃を振り切り1打差で逃げ切ったタイガーはウィニングパットを沈めた瞬間深いため息をついた。精も根も尽き果てた表情を見たのは後にも先にもこのときだけ。 「19歳のキッズとの死闘を制した達成感は計り知れない」。23歳の王者はそう呟いた。 

すぐにでもメジャーに勝つと誰もが思った。しかしそのときはなかなか訪れなかった。2007年には全英オープンで2位、翌2008年には全米プロでいずれもパドレイグ・ハリントンの後塵(2位)を拝した。だが神はガルシアを見放さなかった。2017年のマスターズ、メジャー通算74試合目にして彼はついにグリーンジャケットに袖を通したのだ。

奇しくも優勝を決めた4月9日は 敬愛する故バレステロスの満60歳の誕生日。暮れなずむオーガスタの杜に星が煌めき、ガルシアは天を指差し先達に想いを馳せた。

画像: オーガスタでガルシアが吼えたシーンはまだ記憶に新しい

オーガスタでガルシアが吼えたシーンはまだ記憶に新しい

「やりましたよ!」というガルシアに「こんなに待たせやがって」とうれしそうにセベは応えたのだろうか。 

その日のウェアはグリーンジャケットに映える緑の濃淡のツートンカラー。 トレードマークの3本線を眺め「良いときも悪いときも支えてくれたアディダスには感謝しかない」と実感を込めた。

特にフットウェアはガルシアの躍動的なスウィングを支える大きな武器。従来のゴルフシューズは、ねじれやストレッチといった動きに対応できない革靴が主流。だがそれでは彼のダイナミックな動きを支えることができない。

たとえばガルシアの特徴的な強烈なタメを実現するには、右足の前足部がしっかりと地面をグリップしながら、右ひざ周りのローテーションを確実に担保する必要がある。こうした下半身の動きがあってこそパワフルなボールストライキングが可能になるのだ。

画像: ガルシアのスウィングの安定感は、アディダスのフットウェアがあればこそ

ガルシアのスウィングの安定感は、アディダスのフットウェアがあればこそ

スウィング中シューズが必要に応じてねじれたり可動したりしながら安定した足元を確保することでたとえば木の後ろから、たとえば林の中から、我々の想像を超えるショットをガルシアは紡ぎ出しているのだ。ゴルフだけでなくさまざまなアスリートの動きを参考に研究を続けたアディダス。フットウェアの重要性をいち早く理解したガルシア。両者はまさに最強のタッグなのである。

長きに渡ってガルシアとともに進化し続けている、アディダスゴルフのフラッグシップモデル TOUR360シリーズにも数年前から、スウィング中シューズが必要な方向にねじれながらも、しっかりとアウトソールが地面をグリップし続ける“トーショントンネル”の技術が搭載されている。

またガルシアは、常にイノベーティブなシューズを作るスポーツブランドの一員として、常に最新のシューズをテスト・実戦投入することを心がけていたという。片足290グラムのツアーシューズとしては最軽量モデルである「adizero Golf」をいち早く取り入れたのもガルシア。デザインだけでなく機能性について常に選手とメーカーがディスカッションを重ね革新的なシューズを生み出す。これからもガルシアにとってアディダスのフットウェアは心強い味方だ。

ところでバレステロスはメジャー5勝。神の子が1勝では物足りない。円熟のときを迎えたエルニーニョが躍動する姿がもっと見たい。

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原稿/川野美佳

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