スコアアップの方法は練習だけとは限らない
近年、店舗でのフィッティングに力を入れているゴルフ5。同社では、フィッティングは単にスペックを選ぶ手段ではなく、スウィングの問題点を補完し、ミスを減らしたり飛距離を伸ばす効果も大きく、プレーヤーのゴルフを助けるものと位置づけているという。
もちろんそれはショートゲームも例外ではない。というわけで、ゴルフ5が力を入れているというウェッジフィッティングを体験すべく、寄せに悩みを抱えるアマチュアゴルファーの古長泰宏さんがゴルフ5港北みなも店を訪れた。
「練習はたくさんしていても、コースだと上手くアプローチができない。そんな不安を持っている人はもしかしたら使っているウェッジに原因があるかもしれないですね」と話すのはゴルフ5港北みなも店のクラフトマン金子尚平さんだ。ウェッジが合っていない人の原因は大きく3つ。
ひとつ目はバウンスが合っているかどうか。バウンスは、ウェッジのソールの抜けを左右する大事な機能。入射角などによって最適バウンスが決まるので、実は自分でチョイスするのは難しいのだ。
2つ目はロフト角が合っているかどうか。ロフトは飛距離を左右するキーポイント。自分のアイアンのロフトなども踏まえて、ウェッジセッティングのロフトを精査することはとても重要だ。
最後は意外に見落としがちなライ角。ロフトが多いウェッジは、ライ角が合っていないと方向性への悪影響が大きい。インパクト時のライ角の診断は必須なのだ。
メーカーによって測り方の異なる「バウンス角」をひとつの基準でデータ化
ゴルフ5は、膨大なウェッジのバウンス角を独自の計測方法によってデータ化しており、試打結果をもとに最適なウェッジを見つけ出すことができるのだ。まずは、問診と現在使っているピッチングウェッジのロフトなどのスペック計測から始まり、他のウェッジとの組み合わせを提案。
何球か実際にボールを打ち、その人のスウィング傾向を測定し、試打結果とデータ化されたスペックから推奨ウェッジを導き出す。この推奨ウェッジを、ラフを模した毛足の長いマットで実際に打ってソールの抜けを体感し、最適な1本を見つけるという。
この日、「ゴルフ5 港北みなも店」でフィッティングを受けたゴルフ歴20年のアマチュアゴルファー古長泰宏さんも、ショートゲームの悩みが一気に改善されたと驚いた。
「自分の技術の問題だと思っていた点が、フィッティングを受けたクラブを使ったら嘘のように解消されて、すごく驚いています。やはり自分に合ったクラブって、大事なんですね」(古長さん)
古長さんのフィッティングを担当したクラフトマンの金子さんも、「ちょっとでも悩みや疑問があるなら、まずフィッティングを受けてみてほしい」と話す。
ショートゲームはウェッジだけじゃなくパターも重要
ショートゲームと言えば、アプローチだけじゃなくパッティングも大切だが、ゴルフ5では同時にパターのフィッティングも可能だ。パターが合っていない人の原因も大きく3つあると金子さんは話す。
ひとつ目はヘッドの形状について。いろいろな形があるヘッド形状はミスヒットへの寛容性などに大きく影響する。インパクト時の打点のバラツキをチェックすることで、適性をチェックしておきたい。
2つ目は重心角。気にしたことがない人もいるかもしれないが、バックスウィング時のフェース開閉度合いと重心角大小を合わせることによって、スムーズで安定したストロークが実現しやすくなるのだ。
最後は全体のバランス。パターの重量バランスはストロークテンポに大きく影響するため、自分に合ったものを選ぶことは非常に大事だが、意外に盲点になっている。これらをチェックするために、ゴルフ5のパターフィッティングではまず5球打って打点のブレをチェックする。これだけでも、パターとプレーヤーの相性がわかるのだ。
また、パターにつけた計測機器でバックスウィング時のフェース開閉の大きさを診断。同様に計測機器をつけてパッティングをし、ストロークテンポを計り、これらのデータから相性のいいパターをコンピュータが選び出して提案してくれるというわけだ。
「パターって、店頭で何球か打っただけの漠然とした印象で選んでしまう方が多いんですが、やはり自分に合っていないパターでは、思った通りのパッティングはしにくいんです。ウェッジも、バウンスの選び方は難しいですし、ライ角なども無頓着な方が多い。一度フィッティングを受けていただければ、そういったズレが解消され、結果がよくなる方は多いはずですよ」(金子さん)
クラブの選び方がわからないという人はもちろん、技術的な不安がある人も、まずはフィッティングを受けてみよう! ゴルフ5ではウェッジやパターだけじゃなく、ドライバーやアイアンなど、全クラブでフィッティングが可能だ。フィッティングを受ければ、自分では気が付かなかった意外な発見があるはずだ。