最先端のデバイスを世に送り出すソニーが展開する、ゴルファー向けのサービス「スマートゴルフレッスン」。これを利用すれば“自主練”であっという間に上達する!? そんなウワサを耳にした、みんなのゴルフダイジェスト編集部員でプロゴルファーの中村修が、このツールを使い倒した!

スウィング動画+データ計測でどこでも最高効率のレッスンを実現!

「スマートゴルフレッスン」とは、小型かつ18グラムと軽量のセンサーをシャフトに取りつけてスウィングすることで、インパクト時のフェース向き、ヘッド軌道、入射角、ヘッドスピード、スウィングテンポ、3Dのスウィング軌跡といったデータを収集。スマホやタブレットで専用アプリを用いてそのデータを自分のスウィング動画と合わせてチェックしたり、分析できるというデバイス。

ソニーがこれまでに培ってきた信号処理技術や映像技術の応用によって、高精度でスウィング動画とデータが同期・表示される。使用方法も簡単で、一球ごとに自分のスウィングを動画とデータで確認できる、練習場での自主練にぴったりのデバイスだ。

画像: SONY「スマートゴルフレッスン」。小型センサーをシャフトに取り付けてスマホやタブレットに専用アプリをダウンロードするだけで、どこでも本格的なスウィング分析ができる

SONY「スマートゴルフレッスン」。小型センサーをシャフトに取り付けてスマホやタブレットに専用アプリをダウンロードするだけで、どこでも本格的なスウィング分析ができる

この新しいデバイスに興味津々のプロゴルファー・中村。早速、マイクラブに装着することに。

「まずはセンサーのセッティングですが、クリップで簡単にシャフトへ取りつけられます。センサー自体はコンパクトで軽いし、ボディがシャフトの反対側に隠れるので、構えたときや振るときに違和感がなくてボールに集中できます。ちなみに、このセンサーはかさばらないし持ち運びしやすいので、練習場だけではなく、コースでも利用できますね」(以下、中村)

画像: 取り付けもカンタン。センサーもシャフトに隠れる形になることで「取り付けていても違和感はないです」と中村は言う

取り付けもカンタン。センサーもシャフトに隠れる形になることで「取り付けていても違和感はないです」と中村は言う

セッティングのときに注意したいのは、上から見たときにセンサーの中心線がフェースのリーディングエッジと重なるようにすること。センサーはそれを初期値として読み込むので、ここがズレてしまうとフェースの向きが正確に分析されない。

画像: 7番アイアンにセンサーを装着し、実際に計測した

7番アイアンにセンサーを装着し、実際に計測した

これでクラブ側のセットは完了。次に、打席の後方や正面にスマホやタブレットを“インカメラ”(打席にカメラを向ける)でセット。これにより、アプリ上でクラブの動きと実際の動画を同時に見られるようになる。

1球ごとにスウィングの動画とデータがスマホやタブレットに保存されるが、これらのデータは溜めることもできるし、いらないデータを消去することもできる。操作も簡単だ。

画像: カメラで撮影した自分のスウィングを見ながら、センサーから送られてきた詳細データをチェックできる

カメラで撮影した自分のスウィングを見ながら、センサーから送られてきた詳細データをチェックできる

「インパクトのフェース向きやヘッド軌道、入射角といったデータがここまで詳細に計測・表示されると、自分のスウィングが丸裸にされた感じ(笑)。直さなくてイイところと直すべきポイントが明らかになりますね」(中村)

言うまでもなく、自分の動きをリアルタイムで自分が見ることはできない。たとえ見ることができたとしても、インパクト前後のコンマ何秒という瞬間的な動きを肉眼で捉えることは不可能。自分ではこう動いた・こう当てた“つもり”でも、実際にはそうなっていないことがよくあるもの。そういった誤差やギャップによって、上達が“遠回り”している人は多い。

「『スマートゴルフレッスン』によって、スウィングの動画とデータがすぐに可視化されれば、自分がどう動いているかをその場で自覚できるし“感覚”と“現実”を擦り合わせられる。これが欠点の修正や上達につながることは間違いありません」と中村は言う。

このサービスでは、スウィングの動画やデータだけでなく、バックスウィングとダウンスウィングの軌跡(軌道)も3Dで読み取っている。それを見ることで、自分のスウィングがオンプレーンなのか、アウトサイドインなのか、インサイドアウトなのかが一目瞭然に。試しにテスターの中村は、一般アマチュアに多いアウトサイドインを実演。すると、その通りのカット軌道がモニターに表示された。

画像: バックスウィング(黄色)、ダウンスウィング(青色)でのクラブ軌道を3Dで表示することができる。この画像は、極端なアウトサイドイン軌道を再現したもの

バックスウィング(黄色)、ダウンスウィング(青色)でのクラブ軌道を3Dで表示することができる。この画像は、極端なアウトサイドイン軌道を再現したもの

「バックスウィング(黄色)よりもダウンスウィング(青色)がアウトサイドから来てることがハッキリ分かります。スウィングのデータを見ても、フェースの向きはほぼスクェアに当たっていますが、アウトサイドインがかなり強くてヘッドが外から下りていることもあり、ダウンブローに入りすぎています。実際に打った弾道は、この場合間違いなくスライスになります」

一方で、インサイドアウト軌道で振ってみたところ、その通りのスウィング軌跡が表示され、弾道はフックが出た。このように、自分の軌道が可視化されることで、練習の効率はグッと上げられると中村は言う。

「アウトサイドインやインサイドアウトが極端な人は、まずはクラブを上げるところと下ろすところをできるだけ同じように通すイメージで振ってみましょう。そういう意識を持つだけでも効果は出ます。さらに、スタンスの取り方やテークバックの上げ方、グリップの感じなどをいろいろ試しながら、軌道を磨いていきます。一人でやるとスウィングの迷路にはまりがちですが、スマートゴルフレッスンでデータをチェックしながら行えば、迷う心配もありません」

ツアープロには専属コーチが付き、スウィングを動画などで撮影し、感覚とのズレを修正してくれるが、スマートゴルフレッスンがあれば、その役割をこのデバイスが果たしてくれる。一人でどんどん上達していくことが可能となるわけだ。

なおスウィングの軌跡については、シャフトに取りつけたセンサーの動きを3D空間で追いかけながら常に分析しているので、スマホやタブレットのカメラを打席に向けなくても測れる。しかも、表示されたスウィング軌跡をモニター上で操作すれば、後方からだけでなく正面や上方からも立体的に見られる。クラブの動きを多角的に分析できるのも魅力だ。

画像: 線や丸を動画に書き込むことも可能。(※一般向け専用アプリには9月上旬に搭載予定) 注目したいポイントがスウィング中にどう動いていたかがよりわかりやすくなる

線や丸を動画に書き込むことも可能。(※一般向け専用アプリには9月上旬に搭載予定)
注目したいポイントがスウィング中にどう動いていたかがよりわかりやすくなる

また、「スマートゴルフレッスン」がいいのは、とにかく余計な手間がかからない点。球を打つたびに、いちいちシャッターボタンを押したり操作をする必要はなく、撮影するスマホやタブレットは画角を合わせておけば置きっ放しでOK。他人の手を借りずに、1人で練習をして動画やデータをチェックしながら反省や修正ができる。

「シャフトに取りつけたセンサーの振動を検知して、自動的にインパクト前後の数秒を録画してくれる。しかも、1球ごとに動画とデータが保存される。ゴルファー目線で考えられた、便利で革新的なサービスですね。1球1球を自分のリズムとタイミングで打てるし、ミスショットをしたら自分なりに良いイメージの動きや素振りをしてから打ち直せる。しかもモニター上で、これまでに撮った動画やデータを並べられるので、2つを見比べながらどこがどう変わったかをチェックできるんです」

画像: スタンドを使わずに、立てかけておくだけでもオッケー。打った時だけ自動で撮影してくれるから余計な手間もかからない

スタンドを使わずに、立てかけておくだけでもオッケー。打った時だけ自動で撮影してくれるから余計な手間もかからない

練習場でひたすら球を打っていても、自分がどう動いているかは見えないし、どこをどう直せば正解なのか分からない。一生懸命に練習しても「これでいいんだろうか?」と迷ってしまうことが多い。

しかし「スマートゴルフレッスン」があれば、1球ごとにスウィングの動画とデータを確認できて、その情報をもとにテーマを持って練習に取り組めるし、ビフォー&アフターをモニター上で見比べられるから、改善ポイントを押さえやすい。

画像: 撮影した動画・データは、アプリ内で並べて比較することもできる

撮影した動画・データは、アプリ内で並べて比較することもできる

これだけ詳細なデータが測れる一方で、センサーのセッティングも、アプリの操作も、スウィングを撮ることも、データを見ることも、全てがシンプルでカンタン。

アマチュアが練習時間をなかなか取れないもの。「スマートゴルフレッスン」は、手っ取り早く上手くなりたいゴルファーの練習に革命を起こす、かも。

協力/PGST

起きるか練習革命!? ソニー「スマートゴルフレッスン」をプロが使い倒してみた

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