ウッド型デザインの採用で構えやすさと許容性が向上
さっそく「エピック フラッシュ スター ユーティリティ」を手にとった中村。まず目につくのは、従来のキャロウェイのユーティリティとはちょっと異なるウッド系の形状。その見た目の印象を、中村はこう評価する。

従来のキャロウェイUTと異なり、ウッド系の丸みを帯びた見た目
「見た目はコンパクト。ヘッドが小さいと難しさを与えてしまいますが、このヘッド形状はナツメ型というか、丸みがあり、かつ細長いので大きさの不安を感じません。フェースの高さが低く、トウ・ヒールの幅が長くなっています。自然に払い打つイメージが出ますね」

フェースはもちろんフラッシュ フェース、内部にはジェイルブレイク テクノロジーも採用。縦が狭く横が広い形状となっている
ボールを拾いやすく、ミスへの許容性が高いのがウッド型ユーティリティの利点だが、見た目にもそういった機能を感じさせる形状となっているようだ。
クラブが勝手にボールを上げてくれる!

プロゴルファー・中村修がコースに出てエピック フラッシュ スター ユーティリティを試打、その模様をフライトスコープで計測した
「高っけー!」打ったプロが驚いた
実際に打った印象も、見た目の印象を裏切らないものとなっている。
「フラッシュ フェース、ジェイルブレイク テクノロジー、そしてカーボンクラウン……どれの影響かはわかりませんが、というか、すべての機能の相乗効果なのでしょうが、打感が柔らかくて、抜群にやさしいですね。しかもしっかり距離も出る。ラーメンでいう”全部乗せ”みたいに、キャロウェイのテクノロジーがすべて詰まっている感じです。やさしくないわけがない」
ドライバーとフェアウェイウッドで話題を集めたAI(人工知能)によるデザインの「フラッシュ フェース」。フェースの裏側に“2本の柱”を搭載した「ジェイルブレイク テクノロジー」。これらはボール初速をアップさせる効果があり、ロフト23度の「5H」で芯を食った打球のトータル飛距離は実に195.1ヤードを記録した。

「球が勝手に上がる」と中村が言う通り、計測によると打ち出し角16.0度とかなり高弾道。左右に曲がっていくこともなかった
そして「トライアクシャル・カーボンクラウン」や、ヘッド内部の「タングステン・インナーウェイト」はヘッドの低重心化に貢献。飛距離以上に中村を「高っけー!」と驚かせた、弾道の高さを実現した。

フラッシュ フェース、ジェイルブレイク テクノロジー、カーボンクラウン……エピック フラッシュ スター ユーティリティには、キャロウェイの先端技術が詰まっている
「自分で球を上げようとしなくても勝手に上がります。しかも左右によじれて(曲がって)いかない。ヘッドが細長いから重心距離が長く、フェースがゆるやかにターンすることで、急激に返ったり開いたりしないことが、安定したインパクトにつながっているようですね」
最後に、「エピック フラッシュ スター ユーティリティ」の性能(飛距離・高弾道・方向性)を生かすためのコツを聞いた。
「ゆるやかな入射角で、払うように打ってください。上げようとすると後ろに体重が残ってしまいますが、クラブが球を十分に上げてくれますから」

クラブが球を勝手に上げてくれるので、払い打てばオッケー
見た目にやさしく、打ってやさしい。飛距離も出るし、高さも出る。ユーティリティはアマチュアのセッティングにもはや必要不可欠なピースとなっていて、その重要性は言うまでもない。にも関わらず「これだ!」というものがなかなか見つけられないクラブでもある。
そこに最先端の技術を惜しみなく投入してきたのが、この「エピック フラッシュ スター ユーティリティ」。一度は手にとって、勝手に上がる、勝手に飛んで、曲がらないという“違い”を感じてもらいたい。
協力・太平洋クラブ成田コース(千葉県)