つかまって真っすぐ遠くに飛ばす!「NEW egg 5500」を試すべし
NEW eggドライバーには、“5500(ゴーゴー)”という名前が付されている。これはなにかといえば、5500という慣性モーメントを目指した目標値。5500とはルールの限界値に近い極めて大きい数値で、実際5350g・cm2(トゥヒール)を実現。それだけヘッドの挙動が安定し初速ロスが抑えられ、ミスヒットに強いことを示している。
慣性モーメントの大きいヘッドはミスに強い一方、フェースが戻りにくいのが欠点とされるが、そこはゴルファーの救世主的存在であるNEW eggシリーズのこと。フェースターンのしやすさに深く関わる重心角は、一般的には平均で23度前後らしいが、NEW egg 5500ドライバーは37度という破格の数値に設定することで、その問題を難なくクリアしている。スウィング中に余計なことは一切せず、振り切ればオートマチックにつかまったボールが打ち出されるというわけだ。
「NEW egg 5500ドライバーは、絶対に右方向へ行くことがないドライバーだな、と感心します。私が普通に打って安定的に5ヤード左に打ち出され、そのままストレートから5ヤードフックの範囲で飛んでいってくれるのです。従来のつかまり系のドライバーであればフック度合いがもっと強く、ねじれたような弾道になりやすいですが、それがない。つかまり+直進性こそがボールとヘッドの正面衝突を高め、飛距離アップに繋がる初速性能を最大限に引き出してくれています。」(関)
プロが打っても恩恵はもちろん受けられるが、この恩恵は、「つかまらない」「スライスが直らない」「飛距離が出ない」などの悩みを抱えるアマチュアゴルファーにこそ、大きな効果をもたらすだう。
それでもちゃんと当たるか不安で……というゴルファーには、NEW egg5500インパクトという選択肢も有力だ。これは、NEW egg 5500よりもシャフト長が1インチ短い44.25インチの設定。短いことで、ミート率を上げて“正面衝突しやすい”性能をさらに際立たせたモデルがNEW egg 5500 インパクトだ。
「今よりも飛距離アップしたいゴルファー 、とにかくやさしくボールをフェアウェイに飛ばしたいゴルファー、どちらの願いをも叶えるために必要な条件は“ミート率”を上げること。これによって狙った方向にまっすぐ、そして遠くへとボールを飛ばすことができるのです。“ミート率”のことを考えれば、短め44.25インチ(インパクト)は絶対アリですね!」(関)
短いと飛ばないのでは? と考える人もなかにはいるかもしれないが、それは杞憂。ミート率が高まることで、インパクト時のロスが減り、打球が曲がりにくく飛距離アップする可能性が高い。まさに“ノーロスインパクト”。言うなれば、NEW egg 5500ドライバーの最大のライバルは、NEW egg 5500ドライバー インパクトだと言ってもいいだろう。おすすめは、迷わず「両方試打」である。
右にペラーンとスライスしたり、左にギューンと巻いていったりすることなく、まっすぐ爽快に放たれたボールが青空を飛び、はるか先のフェアウェイに着弾する。それがNew egg 5500ドライバーだ。
「スプーンを使うのはもう諦めた!」そういう人にこそNEW eggフェアウェイを
続いて関が試打したのが「NEW eggフェアウェイウッド」。番手は3番ウッド(ロフト角15度)だ。こちらもドライバー同様、“ゾッとするほど、やさしい”性能を秘めている。
「しっかりつかまる印象ですね! 3Wなどフェアウェイウッドが苦手なゴルファーの多くはカット軌道で振り下ろしがちですが、NEW eggフェアウェイウッドは重心がとても低く設定(重心高19.5ミリ)されているために、フェアウェイウッドを苦手とするゴルファーでもやさしくボールを上げることができます。見た目につかまりも良さそうで、安心感満点のモデルですね」(関プロ)
重心が極めて低いということは、アマチュアに多い「フェース下目ヒット」をしたときに、重心(=芯)近辺に当たるということでもある。ミスしても、ミスした先に芯がある。このあたりは、アベレージゴルファーの救世主的存在であるeggのeggたるゆえんだろう。
アベレージゴルファーがコースでナイスショットを打てるやさしさにプラスして、高い反発性能へと進化したNEW eggフェアウェイウッド。やさしく、かつ飛距離が伸びる。「3番ウッドは上手く打てないから、もう抜いちゃおうかな」と考えるゴルファーこそ、打ってもらいたい仕上がりだ。
また、ラインナップは15度(3番)、17度(5番)、20度(7番)、23度(9番)の4番手。9番ウッドまで揃っているところも、ウッドが得意なゴルファーにとっては嬉しいところだろう。
ウッドが苦手なゴルファーをお助け! NEW egg i+ (アイプラス)はアイアン型ユーティリティ
プロギアといえば、「インテスト」や「ZOOM」といったやさしいユーティリティを作り続けてきたパイオニア的な存在。New eggシリーズにもプロギアらしい高性能ユーティリティがラインナップされている。それが NEW egg i+ ユーティリティだ。
「ウッドシリーズは“つかまる!”と特長を表現しましたが、このユーティリティは“上がる!”ですね。ロングアイアンが打てないと感じるのは、ボールが思うように上がらないからです。NEW egg i+ は、アイアン形状でありながら、この分厚くワイドなソールと弾きのいいフェースによって、見事な高弾道を実現しています」(関プロ)
アイアン形状のNEW egg i+ は、とくに“ウッドクラブが苦手”というゴルファーに試してほしい、と関プロはいう。
「このNEW egg i+ のフェースの作り方はアイアンそのものに仕上げられています。だからスウィング的にはアイアンの感覚のまま打っていけるんです。NEW egg アイアンのような飛び系アイアンからの流れをスムーズに繋げ、ロングアイアンの代用としてコンビネーションしやすく、進化したアイアン型ユーティリティだといえます」(関プロ)
ロフトは21度(4UT)、23度(5UT)、25度(6UT)をラインナップ。シャフトもカーボン、スチールから豊富に選ぶことができる。後述のアイアンとどう組み合わせるか、考えるだけで楽しくなってくるモデルだ。
やっぱり激飛び!「New eggアイアン」。「フォージド」は上級者でも納得!
さて、最後に登場するのはぶっ飛びアイアンのパイオニア、NEW eggアイアンだが、その最新モデルも期待を裏切らないどころかそのはるか上を超えていく飛距離性能を備えているようだ。
「NEW eggアイアンは、まさにこれまで培ってきたeggアイアンシリーズの正常進化モデル。ロフトは立っていますが(7番で25度)、とにかく弾道が高く、フェースの反発力によってビッグキャリーが獲得できます。この飛距離性能が出せているのに、見た目や音がどんどんオーソドックスになってきている。本当にすごい技術革新だと思います」(関プロ)
激飛びアイアンは「番手表記をズラしただけ」と誤解されることもあるが、まったく違う。とくにNew eggアイアンの場合は「2〜3番手上の飛距離を、番手通りの高さで打てる」のが最大の特長。番手以上の飛距離と番手通りの高さというふたつの武器があるから強いのだ。
さて、関が最後に試打したのが「NEW egg フォージドアイアン」だ。高い反発性能と低重心設計によって“強く、やさしく、美しく”、アイアンをさらに進化させたアスリートゴルファーも納得するモデルである。
「NEW eggアイアンというとまさに飛びとやさしさを極めたイメージなわけですが、フォージドアイアンにはそれだけではない、プラスアルファを感じます。ソフトな打感はもちろんですが、個人的には若干スピンが入ってくれる印象です。飛びと操作性を兼ね備えていて、グリーンで止まってくれるアイアン。そんなわがままなゴルファー欲を満たすのが、NEW egg フォージドアイアンの役割だと思います」(関プロ)
スッキリ感が増して、見た目にもこだわりつつ飛距離もアップさせたいゴルファーにはうってつけだ。その飛距離と球の高さは、計測される弾道データを見ながら「米ツアーの選手ってきっとこんな感覚でアイアンを打っているんでしょうね……」と、試打した関がどこか遠くを見つめるような目をしていたほど。
ドライバーからアイアンまで、限界突破のテクノロジーですべてに「飛び」と「やさしさ」を妥協なく詰め込んでいるNew eggシリーズ。つかまる! 曲がらない! 上がる! 飛ぶ! その性能はすべて、これまで以上に多くのゴルファーのワクワク感を駆り立てるはず。飛距離アップ、スコアアップはもちろん、プレーする喜びをなにより一番高めてくれる、それが生まれ変わった「NEW egg」シリーズなのかもしれない。