2000年に初代モデルが発売されてから約20年、トップブランドの地位を保ち続けている「ゼクシオ」。この秋にも発表になるであろう最新モデルの機能はどうなるのか。“QP”の愛称でお馴染みの人気ティーチングプロの関雅史、幅広いギア知識を持つクラブコーディネーターの鹿又芳典、編集者とプロゴルファーという二つの肩書を持つ中村修。有識者3人がその知見を活かし、予想座談会を開催した。あなたの予想は?

大慣性モーメント? 超軽量化? 11代目ゼクシオは劇的に変わると予想!

初代のゼクシオが発売されたのは2000年。それから2年ごとにモデルチェンジを繰り返し、より洗練された形状と機能に進化しつづけているモンスターブランドのゼクシオだが、来年2020年発売の11代目のゼクシオがこの秋発表になるだろう。

ちょうど2年前に「10代目ゼクシオ予想」をした際に、QPこと関プロは「ソールにXが入る」と予想。見事その予想を的中させていたとあって今回の予想も関プロの発言には期待が高まる。

画像: まだ見ぬゼクシオ11(仮)を予想する鹿又(左)、関(真ん中)、中村(右)の3人

まだ見ぬゼクシオ11(仮)を予想する鹿又(左)、関(真ん中)、中村(右)の3人

QP 前回は、「ヤラセじゃないのか」と言われましたが、本当に的中したんですから(笑)。今回もガチで当てにいきます。

中村 前作の「ゼクシオテン」は、ゼクシオらしい正統進化だったと感じます。打感、打音といった部分も評価の高かった歴代モデルを踏襲しています。

画像: 「ゼクシオらしい正統進化」と評されるゼクシオテン

「ゼクシオらしい正統進化」と評されるゼクシオテン

鹿又 ヘッドシェイプも基本それほど変わってないんですよね。

QP 実は歴代モデルは、ヘッドの重心位置がほとんど変わっていないんです。それだけ完成されたモデルと言えるわけですが、近年のトレンド踏まえて、重心深度をより深くするのではないかと予想します。

中村 現代のドライバーは、投影面積が大きく、ヘッド後方が長いシャローバック形状が主流です。ゼクシオもまたシャローバックに進むのではないでしょうか。重心深度が深く、つかまりが良い、大慣性モーメントのドライバーに大きく舵を切るのでは。

鹿又 最近は、軽量にすることでヘッドスピードを上げて、飛距離アップを狙うモデルが増えていますよ。

画像: 軽量化は間違いないと予想する鹿又と関

軽量化は間違いないと予想する鹿又と関

QP 軽量化は外せないでしょう。可変機能や大きなウェート機構はつけずに、スピードアップを狙うでしょう。総重量は軽く、でも慣性モーメントは大きくなりそうです。

中村 やはり、国民的人気ブランドの「ゼクシオ」ですから、幅広い層に受け入れられる仕上がりにしてほしいですね。

鹿又 ダンロップさんはおそらく、末端のユーザーのことを一番良く調べているメーカーのひとつです。慣性モーメントの大きなヘッドが使いにくいゴルファーは少なくないのですが、そんな点も上手く作り込んで、魅力的なクラブに仕上がってくると思いますよ。

令和のゼクシオはゼロから始まる新しいステージへ!?

初代ゼクシオが登場した2000年から、クラブのヘッドは徐々に大型化し、総重量は軽くなり、慣性モーメントは大きくなっていった。ゼクシオはそんな時代の変化に先駆け進化してきたが……識者の予想はここで一旦「ゼロ」に!? ここで3人にはそれぞれ“具体的に”予想をしてもらった。

中村 私の予想は「大慣性モーメントになる」です。現代風のシャローバックの形状に変わり、例えば、ヘッド左右の慣性モーメントがルール上限の5900g・㎠に迫るような。大きく性能を出して欲しいと思います。コンセプトをあげるとすれば、“ネバースライス”。やさしくて、つかまりがいい、絶対にスライスしないといった機能を前面に出してくるのではないでしょうか。

画像: “ネバースライス”な大慣性モーメントになると予想した中村

“ネバースライス”な大慣性モーメントになると予想した中村

QP 私も重心を深くしてくると予想します。これまで変わらなかった重心位置の黄金比を変えて、ソール後方に重量を配分し、ヘッド形状もそれとわかる様にします。そして後方の重量が突き上げるように飛ばす。コンセプトは、“ブレイクスルー”する「ゼクシオ」です。

鹿又 これは私の希望的観測も含めてなんですが。今回の「ゼクシオ」は、令和になって最初のモデルじゃないですか。だから前回の10代目でひと区切りして、11代目じゃなくて、「新しいステージの1作目」になってほしいと思います。だから、大胆にコンセプトを変えてくるんじゃないかなと。

画像: 鹿又は10代目でひと区切りつけ、新しいステージのゼクシオになると予想

鹿又は10代目でひと区切りつけ、新しいステージのゼクシオになると予想

GD どんなコンセプトになりそうですか?

鹿又 ダンロップさんは昔「インピーダンスマッチング理論」を展開していました。実は奇抜なアイディアを色々持っているメーカーなんです。そういうものを活用して、飛んで曲がらない性能を追求して欲しいです。

中村 ヘッドにサスペンションのようなパーツを付ける特許を取得していたりして、まだまだテクノロジーを持ったメーカーですよ。その中で「ゼクシオ」に入れられるものは入れてくるのではないでしょうか。

画像: 令和の“れい”とかけてゼロになると予想した関。今年も的中させてしまうのか!

令和の“れい”とかけてゼロになると予想した関。今年も的中させてしまうのか!

QP 鹿又さんの話を聞いて、ピンときましたよ。〝れい〞わだから、「ゼロ」になるんじゃないでしょうか。11代目のゼロからのスタート、これはまた当てちゃいそうな予感がします(笑)。

鹿又 初代モデルが出てから20年。当時使ってた人は20年歳をとっているわけで、その意味ではターゲットが幅広くなりすぎて、ぼんやりしてきたかなと感じます。でも、今年は飛距離に特化した「ゼクシオクロス」が出て、年配層にリーチするクラブが生まれた。だから新しい「ゼクシオ」は、
40代50代といった年齢のライト層にズバリとハマるモデルになってほしいですね。

【11代目ゼクシオ】誰の予想が正解だと思う?

  • 【QP】11代目ゼクシオは“ゼロ”になる!
  • 【中村】11代目ゼクシオは“大慣性モーメント”になる!
  • 【鹿又】11代目ゼクシオは“新しいステージの1作目”になる!
  • 【QP】11代目ゼクシオは“ゼロ”になる!
    47
    232
  • 【中村】11代目ゼクシオは“大慣性モーメント”になる!
    22
    111
  • 【鹿又】11代目ゼクシオは“新しいステージの1作目”になる!
    31
    153

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画像: www.golfdigest.co.jp
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