かつて”アキバ系ゴルファー“として一世を風靡し、10月から故郷の茨城・水戸の練習場でゴルフアカデミーを開始した三塚優子。ツアープロとして活躍した当時は、ツアー屈指の飛ばし屋でもあった彼女の飛ばしの極意とはいかに⁈

にせフェードが本物フェードに!?

10月1日から故郷の茨城・水戸市内の東野ジャンボゴルフレンジで「三塚優子ゴルフアカデミー」を開校した三塚。今回、特別に記者を相手に即席で「レッスン体験会」を催してくれた。

模擬レッスン開催にあたり記者相手に「ドライバー、アイアン? 何か悩みはありますか?」と、さっそくヒアリングを開始した三塚。三塚といえばツアープロ時代は260~270ヤードをコンスタントに飛ばしていただけに、今回はドライバーを選択。「飛ばしたいのは当たり前で、曲げたくないです!」。当たり前すぎるがゴルファーであれば誰もが思う‟永遠のテーマ”をオーダーしてみた。

「じゃ、まずは打って打ってみてください」(三塚)

画像: 記者相手に即席で体験レッスンを行った三塚

記者相手に即席で体験レッスンを行った三塚

持ち球がフェードで飛距離だけはコンスタントに200ヤード辺りまで飛ぶが、いかんせん方向性が安定しないことが悩みの種という記者。4,5球打った後「はい、ちょっと待った!」と声をあげて記者のもとにツカツカと歩みよってきた三塚。

「野球とか、やってました?」(三塚)

「はい。なので始めたときから、普通にベースボールグリップで。でも、手をいじられるのだけは嫌です。いじられた時点でというか、ほかの握り方は、構えた時点でもう気持ち悪いです。球に当たる気すらおきません」(記者)

教えてもらう立場になのにもかかわらず、いきなり‟NG項目”を言い出す、かなり‟扱い”に困るタイプだ。

「あ、わかりました。じゃあ、ちょっと指1本分だけ、短く握ってみて振りましょうか」(三塚)

すると、どうだろう。予想だにしない変化に一同「ええっ~」と驚きの声。それまで「フェード」というよりも、ただの「逆S字」軌道を描くだけだった記者の‟エセフェード”弾道が、いきなり一直線に。当然、キャリーだけなくランも真っすぐに転がり、飛距離は240ヤード越えを連発した。

「きょ、今日から『師匠』と呼ばせて下さい(土下座)」(記者)

「男性の方は、長く持ちたがりますよね~。でも、ちょっと、変えるだけで全然、変わるものなんですよ~。そのちょっとを教えられたらと思ってまーす」と、してやったりの三塚。

画像: 三塚のアドバイスで指1本分短めに握った(写真左)ところ、方向性が一気に安定した

三塚のアドバイスで指1本分短めに握った(写真左)ところ、方向性が一気に安定した

 わずか数球見ただけで修正点”を見抜き、ゴルフをしてみせるだけなく「教える」ポテンシャルも十二分にあることも、サラリと披露した三塚。ツアー4勝は伊達じゃない!?

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