前モデルを正当進化させた「11」に、40〜50代ゴルファー向けの「X」が加わった
10月7日のゼクシオ11代目のお披露目を前にゴルフダイジェストでは有識者を招いてまったくのノーヒント「ゼクシオ予想」を敢行。ちょうど2年前に「10代目ゼクシオ予想」をした際に、QPこと関雅史は「ソールに『X』」が入ると予想し見事的中させていただけに、今回の関プロの予想にも注目が集まった。
今回11代目で関は「令和の“れい”にかけてゼロになる(11代目のゼロからのスタート)」、鹿又は「新しいステージの1作目になる」、中村は「大慣性モーメントになる」とそれぞれ予想。果たして予想は当たったのだろうか?
GD 11代目ゼクシオ大予想企画、いよいよ答え合わせです。正解は「ゼクシオ11(イレブン)」と「ゼクシオX(エックス)」の2ライン展開になる、でした。鹿又さんはほぼ的中と言えそうですね。
鹿又 「新しいステージの1作目」になると予想しました。具体的には、40〜50代のライト層向けになるんじゃないかと。新規ユーザーを獲得して欲しいという期待を込めての予想でしたが、それが「ゼクシオエックス」として実現。この2ライン展開は、ゴルファーにとって嬉しい選択肢の広がりになったと思います。
中村 私は「大慣性モーメント」になると予測しました。それは近年のドライバーのトレンドですが、「ゼクシオ」はあえて迎合せず、独自の進化を遂げたと思います。デザインもカッコよく、“男前”になりました。
QP 私は「ゼロ」になると予測したのですが、残念ながら「X」でしたね。今年も当たると確信していましたが(※編集部注 QPは10代目の予測企画で見事正解)。
GD ウェイトプラステクノロジーと呼ばれるクラブの手元に重量を集中させ、理想のトップポジションを作り出す新機能が搭載されました。
鹿又 この機能が加わったことによって、インパクト付近でヘッドが加速する方向に動くのが感じられます。同じように振っても、入射角が変わらずに違和感なくヘッドが走ります。
中村 ゼクシオはこれまで徐々に軽量化してきた歴史があるのですが、今回は手元側に重量を増して、パワーが加わったという印象です。ヘッドだけじゃなく、クラブ全体で優れた機能を発揮しました。
QP 「ゼクシオエックス」の登場で、幅広いゴルファーが「ゼクシオ」を使えるようになりました。女子プロにも使用者が増えそうです。「ゼクシオ」の本気を見ましたよ!
軽~く試打でいきなり294ヤード!
11代目のゼクシオの2ラインナップ化は予想外だったが、前作ゼクシオ テンの後継機である「ゼクシオ11(イレブン)」に新たに40~50代向けの「ゼクシオⅩ(エックス)」が加わった。ドライバーだけでなく、アイアンの2ライン化も発表された。より幅広いゴルファーのリクエストにゼクシオが全面的に応える形となったのだ。
予想の答え合わせが終わると、早速、有識者3人によるドライバーの試打を開始。彼らが口を揃えて指摘したのが、「ウェイトプラス」の効果によるインパクトゾーン前後のヘッドの加速感。関プロの試打では、より若年層向けの「ゼクシオX」で平均で280ヤード超え。「ゼクシオ11」では、さらにヘッドスピードは速くなり、なんと294ヤードを計測した。「軽く振ってるのに、若い頃の飛距離が戻った!」とプロもご満悦だった。
ゼクシオを「シニア向け」として敬遠してきたゴルファーにも、ぜひ一度手に取ってもらいたい。