「ナイスイーグル!」という言葉はプロの世界、特に世界レベルになるとよく耳にする。イーグルとはスコアを示した言葉だが一体どんなスコア?どんな状況で出るのか、アマチュアが一度は出してみたい「イーグル」についてまとめた。

イーグルをケプカは1シーズンで「13個」奪取

イーグルとは、ゴルフにおける各ホールごとに設定された規定打数(パー)より2打少ないスコアでホールアウトすることを指す。

画像: パー5では3打でホールアウトするとイーグルとなる

パー5では3打でホールアウトするとイーグルとなる

なぜイーグル(鷲)?

なぜイーグル(鷲)なのかといえば、パーより1打少ないスコアを指す「バーディ(小鳥)」よりもいいスコアであることから、大きな鳥といった意味合いでイーグルとなったのだそう。また、パーより3打少ないスコアで上がることをアルバトロス(またはダブルイーグル)といい、これは日本語でいうとアホウドリ。

さらに、あまり一般的でないがパーの数より4打少ないスコア(主にパー5でのホールインワン)で上がることをコンドルと呼ぶ。いずれにしてもバーディから順に、それよりいいスコアは大きな鳥の名前で表されるわけだ。

パー3でのイーグル=ホールインワン(エース)

イーグルのもっとも一般的な取り方は、パー5でのイーグルだろう。ティショットを飛ばし、セカンドショットでグリーンに2オンさせられればイーグルチャンス。そのため、一般に飛ばし屋はイーグル奪取率が高い。PGAツアーの2019年シーズンを例にとれば、ブルックス・ケプカはシーズンを通して13個のイーグルを手にしている。

画像: 2019年シーズン、ブルックス・ケプカは13個のイーグルを手にしている(写真は2019年のシュライナーズホスピタ 撮影/姉崎正)

2019年シーズン、ブルックス・ケプカは13個のイーグルを手にしている(写真は2019年のシュライナーズホスピタ 撮影/姉崎正)

パー5での2オンイーグルにくらべて確率的には低いが、パー4でセカンドショットが直接カップインする場合もイーグルだ。最近のプロの試合では、日によってティイングエリアをよりグリーンに近い場所に設定し、ワンオン可能にするといったケースが見られる。そのようなホールでは、プロがリスクを覚悟でワンオンを狙い。見事成功させてイーグルを奪うといった派手な場面を目にすることも増えている。

トーナメント期間中を通じて一人達成するかしないかといったところなのが、パー3でのイーグル、すなわちホールインワンだろう。ティショットがそのままカップインするホールインワンは、アマチュアゴルファーならば一生に一度は出したいと願うもの。それだけ特別なだけに、パー3でのイーグルに限っては「エース」という特別な呼び名も存在する。

画像: 2017年のダンロップフェニックス最終日、3番ホールのパー3でホールインワンを決めた松山英樹はキャディの進藤大典と喜びを分かち合っていた(撮影/岡沢裕行)

2017年のダンロップフェニックス最終日、3番ホールのパー3でホールインワンを決めた松山英樹はキャディの進藤大典と喜びを分かち合っていた(撮影/岡沢裕行)

プロならばシーズンに複数回記録するイーグルだが、アマチュアとなればそう簡単にとれるものではないだろう。ホールインワンが人生に1度あるかないか、イーグルも複数回記録したとしたら、かなり上手な(または運の良い)ゴルファーといえるのではないだろうか。 

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