チャックリを防ぐにはハンドファーストが重要
冬ゴルフで大きな課題となるのが、枯芝からのアプローチ。通常よりも芝が薄く、短くなっているぶんボールが浮いておらず、ミスが起こりやすい。とくにグリーン周りでのアプローチの場合、逆目になっていることが多いので難易度はさらに上がる。
このようなシチュエーションで絶対に気を付けたいのが「ハンドファーストを崩さないことです」と言うのは、女子ツアーで活躍するプロゴルファー・蛭田みな美。
「(枯芝だと)夏よりは引っ掛かりにくいですが、逆目なので突っかかりはあります。まずはやっぱりハンドファーストで打つことが大事ですね。そこが崩れちゃうとチャックリいってしまうので」(蛭田、以下同)
蛭田がお手本を披露してくれたのは、きみさらずゴルフリンクスの14番ホール。エッジ付近のボール地点から、グリーン奥へ切られたピンまで約25ヤードのアプローチというシチュエーションだ。
「グリーンが二段グリーンのようになっているので、手前から転がしていきたいですね」とピッチングウェッジを選択した蛭田。今回のようにボール地点からエッジまで距離がない、もしくはエッジからピンまでの距離が長い場合は、「転がしだとチャックリの確率も低くなるのでオススメしたいです」という。
アドレスも、ハンドファーストで振り抜くために通常のライで打つ場合と少し変えているそうだ。
「普通のライで打つ場合よりも右足側にボールを置いてオープンに立つことで、ハンドファーストの形が崩れないで振り抜けるアドレスが作れます」(蛭田)
チャックリのミスを防ぐためにハンドファーストを維持する。ハンドファーストを崩さず打ちやすいように、オープンに構えてボールは右に置く。冬の逆目からの寄せは、この2つを心掛けてみよう。
協力/きみさらずゴルフリンクス