「芯を外しても飛ぶ」という触れ込みで発表されたキャロウェイの「MAVRIK(マーベリック)」。オフセンターヒット時のパフォーマンスを高めるようAIが設計したというが……果たして本当なのか!? プロゴルファー・中村修が実際に芯を外してテストしてみた!

「芯を外せば曲がる・飛ばない」ゴルフの常識は過去のものになるのか

飛距離が「ボール初速」、「打ち出し角」、「スピン量」という、3つの関係性によって決まることは、多くのゴルファーが知っている。いわゆる、“飛びの3要素”といわれるものだ。

ただそれは、「フェースの芯でとらえる」ことが条件で、芯を外せば当然、飛距離はガクンと落ちてしまう。プロや上級者に比べ、インパクトが不安定な一般のアマチュアだと、なかなか芯に当たらないから、ヘッドスピードに見合った飛距離が出てくれないのが現実……。

画像: マーベリックはアマチュアゴルファーの救世主となるか

マーベリックはアマチュアゴルファーの救世主となるか

そんな多くの一般アマチュアが抱える悩みを解消してくれる“救世主”になるか、と注目を集めているのが、キャロウェイから発売が開始された2020年モデルの最新ドライバー、『MAVRIK』(マーベリック)だ。最大のセールスポイントはズバリ、“芯を外しても飛ぶ”である。

『MAVRIK』には、スタンダードタイプの『MAVRIK』、プロ・上級者向けの『MAVRIK Sub Zero』、そしてスライサー向けの『MAVRIK MAX』(4月発売開始予定)の3モデルがラインナップされているが、“芯を外しても飛ぶ”のは共通のコンセプト。

そこで、みんなのゴルフダイジェスト編集部員でプロゴルファーの中村修が、スタンダードタイプの『MAVRIK』でセンター(芯)、ヒール側、トウ側と意図的に打点を変え、弾道測定器でデータを計測。本当に、“芯を外しても飛ぶ”のかを検証してみた。

画像: 本当に芯を外しても飛ぶかどうか打点シートを使って検証

本当に芯を外しても飛ぶかどうか打点シートを使って検証

「通常、ドライバーで芯を外すと、芯でとらえたときより最低でも10%程度。普通はそれ以上、飛距離が落ちてしまいます。AI設計による新しいフェース『FLASHフェース』で高初速エリアが拡大した『MAVRIK』では、そのダウン幅がどのぐらいに抑えられているのか。さっそく検証してみましょう」(中村)

画像: まずはど真ん中の芯でとらえた場合

まずはど真ん中の芯でとらえた場合

中村にはHS43~44m/s程度で打ってもらい、弾道測定器『Flight Scope』(フライトスコープ)でショットデータを計測。まずは検証のための基礎データとなるセンター(芯)で打ってもらった。

「平均値でキャリーが240ヤード、ランを含めたトータルでは257ヤード、初速は65.3m/sですから、やはり芯でとらえたときの初速性能は高いですね。それと前モデルの『ROGUE』や『EPIC』ドライバーと比べて、少し打感が変わったような気がします。爽快な弾き感がありながら、フェースに一瞬、食いつくようなやわらかさがある。また、自分で振っている感覚より、少しヘッドスピードが速く出ますね」(中村)

中村によれば、「本当は42m/s前後のイメージで検証する予定だった」のだが、勝手に43~44m/sぐらいヘッドスピードが出てしまったのだとか。

「スタンダードタイプの『MAVRIK』はソールが後方に向かって高くなっていく『サイクロンヘッド形状』によって、空気抵抗を減らす工夫が施されているのですが、その効果が明らかに出ていますね」(中村)

ヒールに当たっても飛距離が落ちない!

さて、ここからが本当に“芯を外しても飛ぶ”のか検証の本番だ。中村にはまず、フェースのヒール側に、意図的に芯を外して打ってもらった。スライサーなどが“当てやすい”打点だ。

画像: あえてヒール側に当てるように打ってもらった

あえてヒール側に当てるように打ってもらった

「平均値を見ると、キャリーが10ヤード、初速は1.4m/s落ちましたが、トータルの飛距離は253ヤードと、わずか4ヤードしか変わっていませんね。これは凄いことですよ。それとヒール側に当たると、普通は打った瞬間すぐに、手に感触が伝わってくるんですが、『MAVRIK』はフェースに貼った打点シールの跡を確認しないと、ヒールに当たったのかが分からないんです。芯でとらえたときとほぼ変わらないぐらい、ボールにしっかりパワーが伝わっている証拠ですよね」(中村)

トウ側はヒール側以上に飛距離が落ちない!

続いて、中村にはトウ側に打点をズラして打ってもらった。すると、さらに驚きの結果が。

画像: あえてトゥ側に外して打ってもらった

あえてトゥ側に外して打ってもらった

「平均値でキャリーが237ヤード、トータルが256ヤード、そして初速が64.7m/sという数値になりました。芯でヒットしたときと、ほとんど同じデータですよ……。トウ側に当たると、ドローがかかりすぎて、左へのミスが出がちですが、ほぼストレートか、軽いドローの球筋になりました。

ヒール側に外したときも、大きく右に曲がるようなスライスにはならず、いい感じのフェードで飛んでくれる。本当に“芯を外しても飛ぶ”だけではなく、曲がらない安定感もある。正直、ここまでの好結果が出るとは、さすがに想像していませんでしたね」(中村)

さらに、中村プロは『MAVRIK』が持つポテンシャルの高さにも驚いたという。

「ヒール側やトウ側に、意図的に芯を外す作業は、最新クラブのテストなどで慣れているんですが、今回は少し苦労しましたね。芯を外そうとして振っているのに、勝手に芯の近くに当たってしまうんです。

基本的なヘッドの性能はもちろん、装着されているオリジナルの『ディアマナ』のカーボンシャフトとのマッチングも最適なんでしょうね。そもそも芯に当てやすく、たとえ芯を外しても飛んで曲がらない。これまでドライバーが苦手だったアマチュアも、コースで気持ちよく振れて、もっとゴルフが楽しくなるでしょうね」(中村)

画像: 「芯を外しても飛ぶ」は数値から見ても明らかだった

「芯を外しても飛ぶ」は数値から見ても明らかだった

打つたびに打点がバラバラで、ヘッドスピードに見合った飛距離が出せなかった人は、ぜひキャロウェイの最新モデル『MAVRIK』ドライバーを試してみて、“芯を外しても飛んで曲がらない”を体感してみよう。百聞は“一打”に如かずだ!

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