トーナメントコースのグリーンでも、“ドン”と落ちて止まった!
「モーダス³ ハイブリッド」を挿した4番ユーティリティ(23度)で、残り200ヤード地点のフェアウェイからグリーンをめがけてショットしたプロゴルファー・中村修。
200ヤードくらいのロングショットになると、グリーンへ直に落ちたボールは転がって奥へこぼれがち。しかも、テストを行った石岡GC(茨城県)は男子ツアーのトーナメントを何度となく開催しており、プロからも高い評価を受ける国内屈指のチャンピオンコース。その仕上がりが良いグリーンでも「モーダス³ ハイブリッド」を挿したUTの打球は糸を引くように伸びていき、グリーンに“ドン”と落ちて止まった。

「球が左右にブレず、安定した球が打てる!」と感激の中村
「弾道の最高点が奥へ行くので、グリーンの上から“ドン”と落ちてボールの重さを使った止まり方をします。こういう弾道なら、狙ったグリーンの“面”やピンのある“段”にボールを落として止められます。しかも、球が左右にブレなくてラインが出せる。タテ・ヨコのどちらも安定した球が打てるUT用シャフトですね」(以下、中村)
そのショットを弾道測定器「トラックマン」で計測したが、ポイントはランディングアングル=降下角だという。
「グリーン面に対してどういう角度でボールが落ちたかを示すデータです。この降下角が大きいほど“上から落ちる弾道”であり“止まる球”ということ。目安としては、一般営業のコースのグリーンだと45度、硬くて速いグリーンだと48度くらいほしいところです。『モーダス³ ハイブリッド』を挿したユーティリティだと、コンスタントに50度を超えました。だから“上からドン”で止まったんです」
弾道データ【モーダス³ ハイブリッド】※計測データは5球の平均値
ボール初速:58.2m/s
打ち出し角:14.7度
スピン量:4887rpm
降下角:50.4度
飛距離:203.1Y
これは、アイアン用シャフトであるモーダス³ ツアー105と比較すると明らかな違いとなる。スペックの違いもあるので単純比較は難しいが、降下角は約5度違う。おまけにスピン量もモーダス³ ハイブリッドのほうが多いから、止まりやすさは言うまでもない。このあたりがユーティリティ専用設計の良さであることは明らかだ。
弾道データ【モーダス³ ツアー105】※計測データは5球の平均値
ボール初速:57.5m/s
打ち出し角:13.4度
スピン量:4096rpm
降下角:44.7度
飛距離:198.6Y
スチールとカーボンの優位性をミックスした“ハイブリッドな二刀流シャフト”
「モーダス³ ハイブリッド」の振り心地を聞くと「粘って弾く」という、今までにない感覚だとか。それってどういうこと?
「このシャフトは、ダウンスウィングで粘りがあってコントロールしやすくて、インパクトにかけては弾き感があるので、初速が出るし球を適度に上げてくれるんです。当たりが厚くて球を力強く押せるし、打点がバラけても当たり負けないので球が散らばりません」

ダウンスウィングで“しっかり粘ってくれる”感触があり、ミートしやすいという
そして、こう続ける。
「フレックスSで90グラム台と軽やかに振り抜けてヘッドスピードが上がるし、動きにクセがないからミートしやすいです。ライや風、グリーン周りの状況などに応じて、球の高さやタテ距離、ドロー・フェードを打ち分ける操作性も十分にある。やさしいだけじゃない、実戦的なシャフトですね。コレ、私のユーティリティに挿すことにしました(笑)」(中村)

「球を適度に上げてくれて、高さやタテの距離、球筋を打ち分ける操作性の高さを感じます」
実は「モーダス³ ハイブリッド」は、日本シャフト独自の特殊接着技術によって、超軽量スチールの外側に全長にわたってカーボン積層を合体した“ハイブリッド”なシャフト。スチールシャフトとカーボンシャフトの相反しがちな長所を機能面とフィーリング面で兼ね備えて、打ち手が心地良さを感じながら最良の結果が得られるよう作られている。
日本シャフトというと、一般アマチュアから世界のトッププレーヤーに至るまで幅広く愛用されているスチールシャフトのメーカーというイメージが強いが、カーボンシャフトも数代にわたって精度の高いモデルを開発して厚く支持されている。スチールとカーボンに関する先進的なノウハウと高度なテクノロジーを持つ総合シャフトメーカーだからこそできたのが「モーダス³ ハイブリッド」なのだ。

超軽量スチールの外側に全長にわたってカーボン積層を合体。ウッドのように払い打っても、アイアンみたいに打ち込んでもOKの“二刀流シャフト”.
「ウッドのように払い打っても、アイアンみたいに打ち込んでも、どちらでもOKだし、打ち方なりの弾道が出る」という“二刀流シャフト”なのだ。
「いわゆるウッド型ユーティリティの基本的な特徴として、アイアンより球が上がりやすくて、ウッドよりラインが出しやすいというものがあります。スチールとカーボンの優位性をミックスした『モーダス³ハイブリッド』は、そういうユーティリティヘッドの特性にマッチしたシャフトと言えます」
スチールでもカーボンでもない“第3の選択肢”になる
ユーティリティというクラブは、今やPGAツアーでも60%前後のプレーヤーがバッグに入れるほどであり、われわれアマチュアの間でも市民権を得ている。それでも、“セットの中の1本”として考えたときに、シャフトの特性を“アイアン寄り”にすればいいのか“ウッド寄り”にしたほうがいいのか。ユーティリティにはシャフト選びの難しさがついて回った。そういう悩みや迷いがあっても「モーダス³ ハイブリッド」ならば問題はないという。
「『モーダス³ ハイブリッド』は、ウッドとアイアンの“つなぎ”の役割を十分に果たしてくれます。スチールのように重くて飛ばないことはないし、弾き系のカーボンのように“バカッ飛び”することもない。イメージした飛び様でグリーンをキャッチできるでしょう。まさに、ウッドとアイアンの中間的役割を期待できると思います」

スチールやカーボンの性能や振り感に近く、ウッドとアイアンの“つなぎ”の役割を十分に果たすため、シャフト選びの難しさも解消する
ハイブリッド(ユーティリティ)のために開発されたハイブリッドなシャフト、その名も「モーダス³ ハイブリッド」。スチールでもカーボンでもない“第3の選択肢”ができたことで、幅広いゴルファーにとって、ユーティリティというクラブがもっと身近になるし、ロングゲームの心強い味方になるはず。これまで「ユーティリティは苦手意識があって避けていた」という人も、このシャフトを試したら、その存在を見直しちゃうかも!
撮影協力/石岡ゴルフ倶楽部(アコーディア・ゴルフ)