パドレイグ・ハリントンといえば、2007年に全英オープンでメジャー初優勝を挙げると、翌年は全英オープン連覇を達成、さらに全米プロではメジャー2連勝を果たしたアイルランドの英雄。そのハリントンが、新型コロナウイルスの影響が拡大するなか、“ツイッターレッスン”をスタートした。

インドアでもできるドリルなどを紹介している

自分がらみのニュースやツアーの出来事をシェアしたり、愛犬とのなにげない日常の様子をつぶやいたりと、要するに有名人の一般的なツイッターの使い方をこれまでしていたパドレイグ・ハリントンのアカウントに変化が生じたのは、3月16日のこと。

画像: レッスン動画をツイッターに投稿したパドレイグ・ハリントン(写真は2018年の全英オープン 撮影/姉崎正)

レッスン動画をツイッターに投稿したパドレイグ・ハリントン(写真は2018年の全英オープン 撮影/姉崎正)

「#コロナウイルス #ソーシャルディスタンシング(原文は英文)」というふたつのハッシュタグとともに、ハリントンはこう投稿した。

「自宅でウェッジの練習。この困難な状況下で、なんとかやる気を出す。最悪に備えつつ、最高を望もう」

この投稿以降、ハリントンは連日一般ゴルファー向けにレッスン動画を投稿し続けている。

画像: Padraig Harrington on Twitter twitter.com

Padraig Harrington on Twitter

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たとえば3月17日の動画では、ショートゲームのミスの原因と、それを防ぐための方法、効果的な練習ドリルを紹介している。

それによれば、アプローチのミスは体の軸が右に傾き、重心がボールより右にあることで生じる。左軸をキープしたまま打てば、ダフらず打てるとハリントンは説き、そのためのドリルとしてボールの10センチほど後方にアライメントスティックを置き、それに当たらないように打つ方法を紹介している。

もちろん全編英語だが、見るだけで言わんとしていることは大体わかる。メジャー3勝のレジェンドの“レッスン動画”と思うだけでも貴重だ。ちなみにこの動画、撮影しているのは息子さんだとか。

新型コロナウイルスの拡大を受け、不要不急の外出を避けるべきというなか、自宅で過ごす人に向けて作られたであろうこれらのレッスン動画。メジャー3勝の王者の心意気に感謝だ。

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