上達には練習や技術も大事。でも、道具の力を借りるのもいいんじゃない?
ゴルフのスコアは、全体の約4割をパターが占める。
したがって100を切るなら1ラウンド40パットが目安だが、70台を目指すゴルファーにとっては32パットを切れるかどうかがカギとなる。
パット数を32以下ということは1ホール平均が1.7パット。これはかなりハイレベルな条件なので、アプローチの精度を上げて寄せワンを増やすことに加えて、いかに3パットをなくすかということが重要になってくる。
では3パットしてしまうのはどんなときかと考えると、大きく分けて2パターン。1つはロングパットが寄せられずに2パットめに長い距離を残してしまうケース。そしてもう1つは短いショートパットを外してしまうケースだ。
したがってこれらを減らすには、ロングパットかショートパット、自分が苦手なほうをいかに克服するかにかかっている。
そのためにはパッティングの練習を怠らないことが重要なのは言うまでもないが、自分の技術だけに責任を負わせずに、パターによって苦手を解消するのも1つの方法だと、ゴルフ5の地区担当クラフトマン山田健太さんは言う。

パターフィッティングの達人と名高いゴルフ5地区担当クラフトマンの山田健太さん
「パッティングは、みなさんが思っている以上にクラブが結果に影響する割合が高いんです。とくに、自分のストロークに合っていないパターを使っているせいでパッティングの精度を欠き、タッチや方向性に不利を生じているケースも少なくありません。32パットという高いハードルをクリアするには、道具の力を借りて弱点を克服することも必要だと思いますよ」(山田)
テーラーメイドの最新パター「トラス」はロングパットのタッチ改善に有効
たとえばショートパットが苦手な人は、きちんとターゲットにフェースをセットできずに方向性に問題を抱えているケースが多く、反対にロングパットが苦手な人はストロークの再現性が低く芯を外すことが多いのでタッチが安定しないケースが多い。
しかしフィッティングを受けて自分に合ったパターを使えば、道具の機能によってそれらの弱点を解消できるという。
そんななか、テーラーメイドの最新パター「トラス」シリーズがロングパットのタッチ改善に有効だと聞き、ゴルフ5PR部隊「ざわざわコンビ」の藤澤心之介さんが山田さんとともにその性能をチェックしてみた。パターのネック部分が三角形の“トラス構造”をした、見た目にも革新的なモデルだ。

ネック部分が三角形の“トラス構造”になっておりヘッドの剛性が高く、インパクトでねじれない
「ホーゼル三角形状によりインパクト時のねじれを80%抑制しボールの直進性を上げ、インパクト時の打感も向上してるんです。なのでストロークに対してボールの転がりが安定し、パッティングのタッチが揃うというわけです。試しにちょっと長めの距離を何球か打ってみてください」(山田)
そう促されて、店内のパターコーナーで5~6メートルのパッティングを繰り返した藤澤さん。距離のブレがなく、いつも同じところにボールが止まることに驚きを隠せない。

何球打っても同じところに止まる。距離のバラつきが少ないので、長い距離でもノーカンパットがなくなる
「これはすごい! インパクトがすごく安定しますね。僕の腕前ではどうしても打点が多少バラつくので、同じ振り幅でストロークしてもボールが止まる位置も多少ズレるんです。でもこの『トラスBP1』は本当に距離が揃う。これなら長い距離でもノーカンになることはないですね」(藤澤)
しかも構えるとネックの三角形部分が見えないので独特の形状は気にならず、オーソドックスなブレード型に見える点も使いやすいと藤澤さん。見た目はシャープなのにミスヒットに強いというわけだ。

ミスヒットしてもヘッドがぶれず、方向も距離も安定する。打点が安定しない人には最高のお助け効果が期待できる
「ロングパットが苦手という方には、絶対におすすめな1本です。こういう高機能パターを生かすためにも、ぜひパターフィッティングを受けて、自分の特徴やクセを知ってほしいですね」(藤澤)
「はい。ドライバーは必ずフィッティングを受けて購入される方でも、パターは意外と無頓着な方が多く、人気選手が使っているとか、売れ筋商品という理由でお買い上げになる方が多いんです。でも、スコアメークのためにはぜひパターもフィッティングして、合理的にクラブを選んでいただきたいです」(山田)
ゴルフ5のパターフィッティングは、打点のバラつき、ストローク軌道、ストロークテンポなどを計測し、最適パターを提案してくれる。平均パット数が減らせない人、パッティングに苦手意識を持っている人などは、自分にばかり原因を求めず、一度ゴルフ5でフィッティングを受けてみよう。驚くほど簡単に改善できるかもしれないぞ!
