エースパターとして活躍してくれる究極の1本が見つかる
パッティングはスコアメークの要。パターはそれを支えるギアであり、毎ホールほぼ必ず使うクラブとして14本のうちでも別格の重要度を持つ。同時に、クラブの重さやシャフトの硬さなどスペック上の問題が少なく、トッププロが使っているものと同じモデルをアマチュアでも問題なく使えるギアでもある。
さらに、その日の気分や調子、グリーンコンディションなどによって気軽に使い分けることができるため、複数本を同時に所有している人も少なくない一方、しばらく使わなくなっても処分せずに保存しておき、気が向いたらまた引っ張り出すといった息の長い付き合い方もできる。
パターは、そんな特別なクラブだからこそ、コレクションの中に1本はハイブランドの高級削り出しモデルを加えておきたい。
ステンレスや軟鉄のインゴッドから削り出して作られる高級モデルは、少数生産ならではの製品精度はもちろん、独特の打感のよさがあるため、どんなレベルのプレーヤーでもエースパターとして活躍できるポテンシャルを秘めている。トッププロに削り出しパターの使用者が多いのも当然だ。
さらにデザインも瀟洒で洗練されたものばかりなので、バッグに入っているだけでもカッコよく、同伴プレーヤーたちから羨望のまなざしを向けられること請け合いだ。
ゴルフ用品小売り最大手のゴルフ5では、量販店ではなかなかお目にかかれない削り出しパターを多数取り扱っており、モデルによっては試打することもできるので、削り出しパターに興味がある人は、足を運んでみてほしい。
たとえば削り出しパターの代表選手スコッティ・キャメロンは、ゴルフ5全店舗で取り扱いがある。
スコティ・キャメロンといえばかのタイガー・ウッズも愛用しており、美しく構えやすいヘッド形状と気持ちのいい打感はアスリートゴルファーを中心に絶大な人気を誇る。
人気モデルのニューポート2は、オーソドックスなプラミングネックのブレード型で、誰もが違和感なく使えるモデル。同じブレード型のニューポート1よりもヘッドが角張っていてスクェアをイメージしやすく、トウ・ヒールバランスの安定感と相まって、ロングパット、ショートパットどちらも使いやすい万能選手。303ソフトステンレスの気持ちいい打感も人気だ。

人気モデルのニューポート2は、オーソドックスなプラミングネックのブレード型
ファストバック1.5はヘッド後方にフランジのあるやや小ぶりなミッドマレット。やさしさとシャープさを兼ね備えたバランスのいいデザインで、ネックはショートスラントネックを採用。ほどよいフェースの開閉で球をつかまえやすい。303ステンレス削り出しのヘッドは、ブレード型に遜色ない打感と打音で、普段マレット型に馴染みが薄い人でも違和感なく使える1本だ。

ファストバック1.5はヘッド後方にフランジのあるやや小ぶりなミッドマレット
フローバック5.5はスラントバックネックのミッドマレットパター。ファストバックよりもヘッドが大きめで、アルミのソールプレートとステンレスのソールウウェートの効果で慣性モーメントが大きく、ミスヒットにも強い。中型マレットだがトップブレードが薄めでシャープなため、スクェアに構えやすいのも特徴。

フローバック5.5はスラントバックネックのミッドマレットパター
こだわるゴルファーにおすすめの逸品も
また一部店舗ではピレッティ、ベティナルディ、イーブンロールといった削り出しパターの人気ブランドも取り扱う。
ピレッティは、トップアマでもあるマイク・ジョンソンが、自身の理想とするパターを求めて生み出した新鋭のパターブランド。303ステンレスや11L17軟鉄をインゴッドから削り出し、素材のよさを活かしたモノ作りにこだわっている。とくに打感へのこだわりは深く、フェースのミーリングを深さの違う3タイプから好みの打感のものを選べる(2種類は限定モデルで採用)のも特徴。ヘッド重量が重めで、ストロークが安定しやすいパターでもある。

ピレッティは、新鋭のパターブランド。ヘッド重量が重めで、ストロークが安定しやすい
ベティナルディは削り出しパターの老舗。フェースに六角形のハニカム状のミーリングが施されているのが特徴だ。創業者でデザイナーのロバート・J・ベティナルディは、世界で初めて1ピースミルドの削り出しパターを作った人でもある。日本限定モデルで黒いヘッドの「スタジオストック」はソフトさと弾きを兼ね備えたディープフライミルフェース、362gの重量級ヘッドの「クイーンB」はしっかりとした弾き感のある打感のマイクロハニカムフェースを採用している。

ベティナルディはフェースに六角形のハニカム状のミーリングが施されているのが特徴
イーブンロールパターは2015年にゲーリン・ライフとステファン・ライリーによって設立されたパターブランド。303ステンレスの削り出しで作られ、フェースに独自の「スイートフェイステクノロジー」を搭載するのが特徴。これは、フェース中心から外に行くほど幅が狭くなりコンタクト面積が増加するV字型の溝で、ミスヒット時の方向や距離のブレが小さくなる。削り出しならではの質感や打感と高い機能性を兼ね備えたハイブリッドパターと言えるだろう。

イーブンロールパターは、フェースに独自の「スイートフェイステクノロジー」を搭載するのが特徴
削り出しパターは、あなたのゴルフライフを豊かにする至極の1本。ゴルフ5パターフィッティングを受けて選べば、最適なネック形状、ヘッド形状の削り出しパターを見つけられるので、ぜひ併せてご利用いただきたい。
