アマチュアゴルファーにとって高い壁の100切りは達成したけど、90切りが出来ないというゴルファーはクラブの見直しがスコアアップのきっかけとなるかもしれない。プロキャディ・伊能恵子が教えてくれた、スコアを縮めるためのクラブセッティングとは?

90切りを目指しているゴルファーは、クラブセッティングを見直すことも大事になってくると私は思います。

プロゴルファーたちが2番アイアン、3番アイアン、4番アイアンをバチバチ打っていた時代に、早々と7番ウッドや9番ウッドを入れた選手がいました。それは片山晋呉さん。今、男子プロがユーティリティやフェアウェイウッドを当たり前のようにバッグに入れるようになった先駆けは、完全に晋呉さんだと私は思っているんです。

画像: 日本男子プロゴルフ界で難しいロングアイアンでなくフェアウェイウッドやユーティリティの採用にいち早く踏み切ったのは片山晋呉だと、プロキャディ・伊能恵子は言う(写真は2019年の日本プロゴルフ選手権 撮影/姉崎正)

日本男子プロゴルフ界で難しいロングアイアンでなくフェアウェイウッドやユーティリティの採用にいち早く踏み切ったのは片山晋呉だと、プロキャディ・伊能恵子は言う(写真は2019年の日本プロゴルフ選手権 撮影/姉崎正)

晋呉さんがフェアウェイウッドやユーティリティを入れ始めて、ツアーの成績が出て、賞金王になって、永久シードを獲ってっというところに答えがあるわけなんですよね。

プロがやさしいセッティングにしているのに、月1、2回ラウンドするアマチュアゴルファーが難しいロングアイアンを使いこなすのは至難の業というわけなんですよ(笑)。さすがに3、4番アイアンを使う人は少なくなっていますが、5番アイアンをユーティリティーに替えるなど、やさしいセッティングにすることがスコアアップのきっかけになるかもしれません。

画像: 古閑美保、片岡大育らのキャディを務めた伊能恵子。江戸時代に日本地図を作った伊能忠敬の子孫としても有名(写真は2017年の関西オープン 撮影/大澤進二)

古閑美保、片岡大育らのキャディを務めた伊能恵子。江戸時代に日本地図を作った伊能忠敬の子孫としても有名(写真は2017年の関西オープン 撮影/大澤進二)

とくにこの時期はラフが深く、ロングアイアンで打つとラフにネックが絡まってしまいます。そうするとフェースは左を向いて、引っかけてしまうか、球が出ないで、またラフからショットしなければならなくなってしまうんです。こういう場面でも、フェアウェイウッドやユーティリティは強い味方になります。もし、少しダフってしまったとしてもボールを拾ってくれるんですから。

そういう点を含めると、80台を出したいと思うなら簡単なクラブにチェンジするのも、ひとつの方法かなと私は思います。

This article is a sponsored article by
''.