タイトリストがニューボール「ツアースピード」を発表した。残念ながら日本では未発売となっているが、いったいどんな性能なのか?

2019年10月発売の「EXP・01」がベース

タイトリストのニューボール「ツアースピード」が米国をはじめとするタイトリスト公式サイトで発表された。残念ながら日本では未発売で、日本の公式サイトにも記載はないが、海外の各ゴルフメディアが報じるところによれば、ロングゲームでの高い飛距離性能を発揮しつつ、グリーン周りのショートゲームでもスピン量が犠牲にならないような設計となっているという。

画像: タイトリストが海外で発売するニューボール「ツアースピード」

タイトリストが海外で発売するニューボール「ツアースピード」

タイトリストの代表的なボール、プロv1、プロv1xシリーズとの最大の違いはカバーに使用されているウレタンの素材。プロv1、プロv1xシリーズは熱硬化性ウレタンを使用しているのに対し、ツアースピードは独自の熱可塑性ウレタンカバーが採用されている。

これにより、より手ごろな価格でツアーボールと同様のパフォーマンスを提供できる、というのがツアースピードのウリ。実際、プロv1が1ダース52ドル(8/6時点で約5500円)なのに対し、ツアースピードは39.99ドル(8/6時点で約4200円)とよりリーズナブルになっている。

画像: タイトリスト「ツアースピード」では独自の熱可塑性ウレタンカバーを採用し、性能を高めつつ価格もリーズナブルに

タイトリスト「ツアースピード」では独自の熱可塑性ウレタンカバーを採用し、性能を高めつつ価格もリーズナブルに

実はこのツアースピード、開発の経緯もまた面白い。2019年10月、タイトリストは開発段階のサンプルボールとして「EXP・01」というモデルを北米の一部ショップ等に期間限定で投入、これを購入したユーザーはオンラインでメーカー側にフィードバックを提供することができる、という取り組みを行っていた。

アマチュアゴルファーが製品開発に携わり意見を出せるという面白い試みだったのだが、このEXP・01がツアースピードの原型にあたるボール。フィードバックを受けて、多くの微調整が行われたという。

ツアースピードは前述したように海外での展開となっており、日本での発売予定は今のところない。ただ、初代は日本未発売だったが2代目は日本でも発売された「AVX」のように、海外での人気次第では日本上陸もあり得るかも!?

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