80台のスコアを出すために、やはり重要なのはアプローチ。グリーン周りから確実に3打でしのぎ、たまに寄せワンも……となれば90切りはグッと近づいてくる。そのために必要なことはなにか。プロキャディ・伊能恵子が寄せるための考え方とクラブの選択肢について教えてくれた。

「いかに簡単にゴルフをするか」がスコアメークのカギ

アプローチをするときには、打ち方ではなく自分が決めた落としどころにちゃんと落とせるかが大事です。寄る寄らないは別として、狙ったターゲットに対して打てたらOKとゲーム感覚でやると楽しいし、アプローチのイメージもつかめてくるのではないでしょうか。

どうすれば狙った場所に落とすことができるか。そのためにはやっぱり打つ前の素振りって大事で、落としどころにしっかり落とすイメージをしながら素振りをすると、自然と距離に合った振り幅で素振りができる。一点ではなく、ある程度広いエリアでいいからターゲットを決めて、イメージしてから打つようにすると、感覚が養われていくと私は思います。

画像: サンドウェッジのフェースを開いて打つアプローチは難しいもの。「どうしても」の状況以外では、よりやさしいアプローチを選択すべきだと伊能は言う

サンドウェッジのフェースを開いて打つアプローチは難しいもの。「どうしても」の状況以外では、よりやさしいアプローチを選択すべきだと伊能は言う

また、打つ前にイメージをつくると、そこに落とすためにはサンドウェッジを選ぶのか、アプローチウェッジかピッチングウェッジなのかと選択肢が広がってくるはず。みんながみんなではないけど、80台を目指しているゴルファーを見ていると、サンドウェッジ1本で寄せようとする人が多いような気がするんです。

上げて止めるしかない状況だったら、サンドウェッジでかっこいいアプローチを狙うのもありだけど、普通に転がしていけるときはアプローチウェッジやピッチングウェッジなど、なるべく簡単に寄せていけるクラブを使ってあげたほうが、スコアは縮まるはずです。

花道からのアプローチであれば、プロたちもピッチングウェッジやアプローチウェッジのピッチエンドランを使って寄せていくのがセオリー。スコアを出すためにはいかに簡単にゴルフをするかが大事ですから。

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