ショットがまだまだ安定せず、大きく横に逸れてカート道付近に飛んでしまう。ビギナーであれば“あるある”な状況だ。
ショット自体は問題なく打てるライ状況でも、コース端側からのショットとなると、林が邪魔でフルショットでグリーンを狙うのは難しくなる場合がある。こういった木が邪魔な状況を「スタイミー」と呼ぶ。
今回はゴールデンクロスカントリークラブ2番ホールを例に、コース端でスタイミーな状況からのショットで気を付けるべきことをJJコーチに教えてもらおう。

写真A:ゴールデンクロスカントリークラブ2番ホール(パー5、バックティーの場合491ヤード)。ショットを大きく左に外してカート道付近で止まり、グリーンまでは約100ヤードの地点
「今回設定した状況からの景色は写真Aのような感じです。コースマップで言うと写真Bの位置ですね。グリーンまでは約100ヤードですが、左に大きく外してカート道付近からのショットになってしまった、という想定です。グリーン自体は見えていますが、木が邪魔で真っすぐフルショットで狙うことはできません」(JJコーチ、以下同)

写真B:写真Aの立ち位置はコースマップで見ると赤丸の地点になる
まず選択肢のひとつとして思いつくのが、安全に真横を向いて打ち、フェアウェイに戻すことに注力するというもの。「これは全然アリです」とJJコーチは言うが「ただ、小手先でスウィングを変えることなく、ビギナーが持っている技術でできる別の選択肢もありますね」と続ける。

ひとまずフェアウェイに戻すのに注力するのもひとつの選択肢だ
「今回設定した状況ではグリーンまでは100ヤードくらいで、距離だけで考えればウェッジなのですが、フルショットすると高さが出てしまい、林が邪魔になります。
ここでマネジメント的に考えたいのは『次のショットで確実にアプローチできる状況を作ること』です。そのうえでできるだけ短い距離のアプローチを残すために『ロフトが立った番手をアプローチのように小さいスウィングで打つ』という選択肢を覚えておくと良いでしょう」
5番アイアン(なければ6、7番でも)やユーティリティ、フェアウェイウッドを使い、短い振り幅で転がして打つことで「林の下をくぐってグリーンに近づけることができます」とJJコーチ。
「打ち方も簡単で『アプローチの延長線上』とイメージしてください。とくにスウィングは変えることなく、アプローチを打つ時のようにスタンスや振り幅を狭めて打つだけです」

ロフトの立った番手を使い、アプローチのように狭いスタンス幅と振り幅で打てば低く転がるボールが打てる
今回の状況に限らず、例えば「フェアウェイの真ん中に木があって邪魔」など、高さを出せない=フルショットができない状況は少なからずある。スウィングの基本はフルショットだが、イレギュラーな状況からショットを打つ場合の選択肢として覚えておいて損はないだろう。
協力/ゴールデンクロスカントリークラブ


