キャロウェイ「ビックバーサ」
「まず10月9日に発売となるキャロウェイの『ビッグバーサ』。これは『最大級のドローバイアス設計』を売りにしたドライバーで、とにかくつかまるのが最大の特徴。フェースが返りやすくしっかり球をつかまえられ、スライサーでもつかまった球で飛ばせます」(西澤)
「単にフックフェースなだけでなく、重心角やソールの形状など、球をつかまえるためにあらゆる機能を集中しているといえます。浅重心でバックスピン量も少ないので、スピン量が多くて飛距離をロスしている人にも最適です。とにかくスライサーなら絶対に試してほしいドライバーです」(西澤)
「EPIC」や「MAVRIK」などの既存のクラブで培われた「ジェイルブレイクテクノロジー」や「フラッシュフェース」も進化して搭載されており、ミスヒットにも強く初速も出て飛距離性能も高い。
ブリヂストン「TOUR B X」
「次は9月18日に発売されたブリヂストンの『TOUR B X』。ブリヂストンのアスリート向けブランド『TOUR B』シリーズの新モデルになります。『ねじれない球』が打てるドライバーというのがコンセプトで、構えた顔もスクエアですっきりしていて、打ってみても直進性の高い球が出ます」(西澤)
「クラウンのカーボン素材が『ハニカムストリング』という蜂の巣状の構造になっていて、ねじれずに素直にたわむそうです。またフェースの裏側に『サスペンションコア』が内蔵され、高反発エリアが広く打感もソフト。上級者が求める性能を満たしたドライバーと言えます」(西澤)
構えたときに弾道のイメージをしやすいニュートラルな顔も、ブリヂストンファンにはたまらない。強い中弾道で飛ばしたい人にオススメだ。
ピン「G425 MAX」
「同じく9月18日発売の『G425MAX』は、ピンのニュードライバー。大人気だった前作『G410PLUS』よりもさらに大きな慣性モーメントで、直進性の高い曲がらない球が打てるドライバーです。ピン史上最大という慣性モーメントは、芯を外しても曲がらないし飛距離も落ちないので、打点が安定しないアマチュアゴルファーにはとても心強いはずです」(西澤)
「バックスピンも少なく、強い中弾道で真っすぐ飛ぶ球が打てます。ヘッド後方には、ヘッド重量の11%に及ぶという26gの可変ウェイトが配され、3ポジションを選んで付け替えられるので、ネックのカチャカチャと組み合わせて高い弾道調節機能も備えています」(西澤)
球の曲がりを抑えたい、安定して飛ばしたいという人には最適の1本。女子ツアーでは早くも多くの選手が使い始めているというから、性能は折り紙付きだ。
テーラーメイド「SIM グローレ」
「テーラーメイドの『SIMグローレ』は10月9日発売。その名のとおり『SIM』と『グローレ』のハイブリッドモデルですが、アベレージ向けの『グローレ』に『SIM』の『イナーシャジェネレーター』を搭載したクラブという性格が強いドライバーです。最大の特徴は総重量275g(SR)という軽さ。パワーのない人でも気持ちよく振り切れて、ヘッドスピードアップが期待できます」(西澤)
「『ドローバイアスイナーシャジェネレーター』で空力性能もつかまりもアップしている点もすごい。低重心で高い打ち出し角を得られるので、高弾道のビッグキャリーボールで飛ばせるクラブです。軽量モデルですが、頼りなさはなく、しっかり振っても応えてくれるポテンシャルの高さも感じられます」(西澤)
「ツイストフェース」や「スピードインジェクション」など従来の機能も引き続き搭載され、高い飛距離性能と直進性を兼ね備えている。
ヤマハ『インプレスUD+2』
「10月16日に発売予定なのが、ヤマハの『インプレスUD+2』。超飛び系アイアンで人気を博した『UD+2』の最新ドライバーです。アイアン同様の抜群の飛距離性能を備えており、パワーのない人でもとにかく飛ばせるドライバーと言えます」(西澤)
「飛ばしの秘密はフェースをぐるっと囲むようにクラウンとソールに刻まれた編み目状の構造『スピードボックス』にあります。深さ1.5mmのボックス状のへこみが、フェース周辺の剛性を高めてエネルギーロスを低減。インパクトエネルギーを効率よくボールに伝え初速アップを実現します。34.5度の重心角と5020g・cm²の慣性モーメントで、つかまりのよさと曲がらない直進安定性を両立させている点も、アベレージゴルファーにやさしいドライバーです」(西澤)
内部共鳴の振動解析などを行い、心地いい打球音を追求した「快音設計」は楽器メーカーならではの技術が満載の新作だ。
ダンロップ『スリクソン ZX-5』
「最後は、10月17日に発売予定のダンロップ『スリクソンZX-5』です。これは、ここ数年他社製ドライバーを使っていた松山選手が納得し、すでにツアーで使用しているということがその性能を裏付けています」(西澤)
「ヘッドの前方周囲にやわらかくてたわむ『フレックスゾーン』を設け、インパクト時のたわみを大きくした『リバウンドフレーム』を採用。従来モデルよりも薄くなり反発性能が向上したフェースと相まって、松山選手が『いままでのスリクソンで間違いなくいちばん飛ぶ』と評したほどの高初速を実現しています。さらに松山選手がこだわっているという『顔』は、シャフトからネック、フェースへのラインがスムーズで完璧にスクエア。細部にこだわる上級者にはたまらないドライバーです」(西澤)
松山選手の使用ドライバーと聞くと難しい印象だが、全体のバランスがいいので、ロフトとシャフトをしっかり選べば誰にでも扱えるクラブに仕上がっている。
「6本のドライバーを駆け足で見てきましたが、これらは全部、ゴルフ5の店舗で実際に試打できます。ぜひ実際にご自分で打ち比べて、最新ドライバーから『ベストマッチの1本』を見つけてください!」(西澤)