世界ランク2位で、PGAツアーのマスターズ優勝予想でも2位につけるジョン・ラームが、練習ラウンドで奇跡を達成した。16番パー3でホールインワンを、“水切りショット“で達成したのだ。

マスターズの開催コース、オーガスタナショナルGCの16番は池越えの名物パー3。練習ラウンドでは、パトロン(ギャラリー)たちの要望に応えて名手たちが“水切りショット“を披露するのが恒例になっている。

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マスターズの公式ツイッターが投稿したのは、ラームが16番で水切りショットに挑戦している動画。

水切りショットに挑むマスターたちが皆そうするように、ティーイングエリアの先の左足下がりのライにボールをセットしたラームがアイアンを振り抜くと、ボールは見事に水面を跳ね、グリーンに着地。勢いよく転がったボールはグリーン奥で勢いをなくすと傾斜に従ってグリーン左奥に切られたピン方向に転がっていき……なんとそのままカップイン! これだけでも奇跡だが、なんとこの日はラームの26回目の誕生日だったというのだから驚きだ。

画像: マスターズの練習日、16番ホールでホールインワンを"水切りショット”で達成したジョン・ラーム(写真は2020年のWGCメキシコ選手権 撮影/姉崎正)

マスターズの練習日、16番ホールでホールインワンを"水切りショット”で達成したジョン・ラーム(写真は2020年のWGCメキシコ選手権 撮影/姉崎正)

いつものマスターズならば、練習日から詰めかけたパトロンたちがまるで優勝したかのような大歓声を贈るはずだが、今年は無観客。グリーンに上がるラームには、関係者からのまばらな拍手しか贈られなかったのには一抹の寂しさを覚えるが、当のラームはニッコリ笑顔。悲願のメジャー制覇に向けて、勢いをつけるショットになりそうだ。

例年“なにかが起こる“マスターズだが、今年は初の11月開催、しかも無観客。そしてこのラームの奇跡が重なったホールインワン……今年のマスターズは、はじまる前からなにかが起こる予感に満ちている。

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