PGAツアーの公式SNSにとある動画が投稿された。今週開幕の「ザ・RSMクラシック」のディフェンディングチャンピオン、タイラー・ダンカンとそのキャディが、大会コースでドライバー1本のみでのプレーに挑戦したのだ。

PGAツアーの公式SNSで、一風変わった動画が投稿された。今週開幕するPGAツアー「ザ・RSMクラシック」のディフェンディングチャンピオンであるタイラー・ダンカンとそのキャディがティショットからパットまで、すべてドライバーのみでプレーするチャレンジ動画だ。

画像: 2019年のザ・RSMクラシックを制したタイラー・ダンカン(写真はGetty Images)

2019年のザ・RSMクラシックを制したタイラー・ダンカン(写真はGetty Images)

1クラブで回ったのは、今週開幕のザ・RSMクラシックの開催コースであるシーアイランド・リゾート シーサイドコース(ジョージア州)の18番、470ヤードのパー4。

Twitter: @PGATOUR tweet

twitter.com

ティショットはいつもと変わらないが、問題は2打目以降から。本当ならばフェアウェイウッドやユーティリティ、アイアンで打つであろうところを直ドラしなければならないわけだから、流石にいつも通りのプレーというわけにはいかない。

グリーンまで残り204ヤードの地点からのセカンドショット、ダンカンは刻むことを選択。これはディフェンディングチャンピオンならではコースマネジメントだ。

「グリーン手前のフェアウェイの右側にはバンカー、左は池になっているんだ。レイアップする必要があるね」(ダンカン)

キャディもそれに倣い、刻んでグリーンを目指していく。決して打ち慣れているわけはないはずなのだが、両者ともしっかり地面のボールを打ち損じることなくフェアウェイを捉えている辺り、流石はプロとそのキャディといったところ。

だが、キャディの4打目がまさかのアクシデント。なんとグリーン右サイド手前のバンカーにつかまってしまったのだ。

両者が使うドライバーのスペックは動画からは確認できないが、通常であればロフト角は9度~10.5度といったところ。バンカー脱出のために主に用いるサンドウェッジとは約50度ほどの差があるわけで、当然ボールの高さが出ない。キャディは11打目でなんとか脱出し、14打(10オーバー)でホールアウト。

一方のダンカンは、レイアップした2打目がきれいにバンカーと池の間のフェアウェイを捉え、3打目できっちりグリーンオンさせ、2パット(使ったのはもちろんドライバー)でホールアウト。

ドライバー1本でのプレーでも、流石はコースを知り尽くしたディフェンディングチャンピオン。やっぱりPGAツアーのトップ選手はすごい。

This article is a sponsored article by
''.