会員制スーパーの「コストコ」で売られている格安のゴルフボールの性能があなどれない。そんな情報をキャッチしたみんなのゴルフダイジェスト編集部。さっそく、プロゴルファー・堀口宜篤に打ってたしかめてもらった!

ツアーボールの半額以下!?

会員制のショッピングセンターとして人気の高いコストコだが、独自ブランドでゴルフボールも売っている。それが、「カークランド パフォーマンスプラス」だ。

カークランドはスピン系ボール。気になる価格だが、みんゴル編集部が実際に店舗で購入した時点ではカークランドは2ダースで3193円。1ダースではなく2ダース。1個あたりの価格は約133円と激安だ。しかし、構造は2ピースではなく3ピースのウレタンカバーと本格的だ。

画像: コストコの格安ボール「カークランド パフォーマンスプラス」

コストコの格安ボール「カークランド パフォーマンスプラス」

3ピースのウレタンカバーボールこれだけ安いと当然気になるのが性能面だが……プロゴルファー・堀口宜篤に弾道測定器フライトスコープで計測しつつ、サンドウェッジ、ドライバーでそれぞれ打ってもらった。

まずは60度のサンドウェッジで打つ堀口。ショートゲームでは狙ったところできちんと止めるためのスピン量、あるいは上から落として止めるための高さが欲しいところ。まずカークランドボールを3球打った平均値は以下のようになっている。

【カークランド パフォーマンスプラス】
キャリー:82.2ヤード
トータル:85.2ヤード
打ち出し角:29.0度
スピン量:8732.3rpm

「スピン量に関しては3球平均で8732.3rpmでしたが、計測後に思いっきりスピンがかかるように打つと11000rpm、逆にスピンが入らないように打ってみると6800rpmまで抑えることもできました。打感に関しては、めちゃくちゃ柔らかいですね」(堀口、以下同)

では、ドライバーではどのような結果が出るだろうか。結果は以下のようになった。

【カークランド パフォーマンスプラス】
キャリー:225.7ヤード
トータル:252.0ヤード
打ち出し角:11.7度
スピン量:2673.7rpm

「ウェッジで10000rpm以上出ていましたからドライバーではどうかなと思っていたんですが、平均2673.7rpmとしっかり低スピンになっていますね。打感はドライバーでも非常に柔らかいです」

ドライバーでは低スピンで、ウェッジでは高スピン。この二律背反を実現するのが難しいのだが、一球約133円ながらそれを実現していることに驚かされる。打ち出し角、スピン量ともにいい数値だ。さすがにエースボールと比べると飛距離的には出ていないというが、スウィングやヘッドとの相性もあるし、価格を考えれば健闘と言っていいだろう。

堀口は「安さと性能の高さが釣り合っていない」としつつ、こうまとめる。

「あと気になるのは、実際にコースで使ってどうなるかですね。今回は計測のためインドアで1つのボールを使いまわして打ちましたが、コースの様々な状況から打ったときの耐久性や、複数のボールを使ったときに製造のムラがどの程度あるのかも確かめたいところです。ただ、お試しで買ってみるにしても価格的に手を出しやすいですよね。性能的にも、試す価値はあると思います」

コストコで買い物をする際は、ゴルフボールもチェックしてみては?

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