MAX飛距離365ヤードの飛ばし屋美人プロ・高島早百合による初心者ゴルファーにもわかりやすいゴルフの基礎的なレッスンを、年末年始企画として連日お届け! 初心者はもちろん、経験者も今一度基礎に立ち返ってみよう。第六回目は、高島オススメの「スウィング練習ドリル」を2つ紹介してもらおう。

バックスウィングの感覚がつかみやすい「クロスハンドドリル」

ゴルフは、ひたすらボールを打っていてもなかなか上手くならなかったりする。そこでオススメなのが「ドリル」と呼ばれる、特殊な握り方や打ち方をすることで、正しい動きの感覚を身に付ける方法。

「とくに初心者のうちは通常のグリップで握っていると右手と左手、どちらにも力が入りやすくなってしまい、イマイチうまく感覚がつかみづらい、という方もいます。そんな方のための特殊な握り方で行う練習ドリルがあるんです」と、飛ばし屋プロ・高島早百合は言う。

高島が初心者にオススメするのは、2つの練習ドリル。それぞれ「クロスハンド」、「スプリットハンド」という特殊な握り方で行う練習法だ。

画像: 特殊な握り方「クロスハンドドリル」(右)と「スプリットハンド」(左)を活用した練習ドリルを、飛ばし屋プロ・高島早百合に教えてもらおう

特殊な握り方「クロスハンドドリル」(右)と「スプリットハンド」(左)を活用した練習ドリルを、飛ばし屋プロ・高島早百合に教えてもらおう

「クロスハンドドリルではダウンスウィングの感覚が、スプリットハンドドリルではフォロースルーの感覚が意識しやすくなります」と高島。まずはクロスハンドドリルから教えてもらおう。

「通常のグリップでは地面にクラブを置いて構えたときに左手が上、右手が下側になるように握りますが、クロスハンドではこれを逆にします。右手が上、左手が下側ですね」

握り方に関しては、左手は普段のグリップと同様に、左手人差し指の第一関節、中指・薬指の第二関節、小指の付け根の部分にグリップが位置するよう握り、もう一方の右手に関しては「細かい形は気にせずに握りましょう。あくまで添えている程度で良いです」という。

画像: クロスハンドグリップでは一般的なグリップとは反対に、地面にクラブを置いて構えたときに左手が下、右手が上となるように握る。左手は普段と同様に小指・薬指・中指を中心に握り、右手は握り方を気にせず添える程度で良い

クロスハンドグリップでは一般的なグリップとは反対に、地面にクラブを置いて構えたときに左手が下、右手が上となるように握る。左手は普段と同様に小指・薬指・中指を中心に握り、右手は握り方を気にせず添える程度で良い

クロスハンドでクラブを握れたら、「両足つま先を結んだラインをイメージしやすいようにクラブやシャフトを地面に置き、いつも通りに構えてハーフショット(=腕が地面と平行の高さまで上がる程度の振り幅)で実際にボールを打ってみてください。」と高島。

画像: クロスハンドでグリップし、ハーフショットの振り幅でボールを打ってみよう

クロスハンドでグリップし、ハーフショットの振り幅でボールを打ってみよう

このときのポイントが、左腕だ。

「バックスウィングで地面に置いたクラブで示したラインと、クラブを振り上げた際の左腕が平行に上げられているかを確認しながらスウィングしてみましょう。肩より上にクラブを上げると左ひじが曲がり、正しいスウィングの感覚が分かりづらくなるので注意です。フォロースルーで手首が動かないように、左腕とクラブが一直線な状態をキープしながら振ってみてください」

画像: バックスウィングの際に、左腕が地面に置いたクラブと平行になるよう上げられているかをチェックしよう

バックスウィングの際に、左腕が地面に置いたクラブと平行になるよう上げられているかをチェックしよう

これを繰り返すことで、正しいバックスウィングの動きを身につけることができる。

フォロースルーの動きが身に付く「スプリットハンドドリル」

続いてスプリットハンドドリルを教えてもらおう。

「スプリットハンドでは、左手と右手の握る位置を拳一個ぶんくらい離して握ります。右手が離れるぶん、アドレスしたときに左腕が曲がり、右腕は伸びた状態になりますが、そのままで構いません」

画像: クラブの握り方自体は普段と同様だが、左手と右手を拳一個ぶん間隔を空けるのがスプリットハンドグリップ。左手が使いづらくなり、右手の操作性が上がる握り方となっている

クラブの握り方自体は普段と同様だが、左手と右手を拳一個ぶん間隔を空けるのがスプリットハンドグリップ。左手が使いづらくなり、右手の操作性が上がる握り方となっている

スプリットハンドで握ることで、左手が使いづらくなり、逆に右手の操作性は上がる。「なのでフォロースルーで右腕と両足つま先を結んだラインとを平行に保ちにくい状態になっています。フォロースルーの練習には最適ですよ」と高島。

「スプリットハンドドリルに関しても振り幅はハーフショット程度。両足つま先を結んだラインをイメージしやすいようにクラブやシャフトを地面に置いて行ってください。フォロースルーでスウィングの勢いに引っ張られて右手を動かし過ぎないように、地面のクラブと右腕、クラブが一直線になるよう振ることを意識してみてください

画像: フォロースルーで、地面に置いたクラブと右腕が平行になるよう振り抜くことを意識しよう

フォロースルーで、地面に置いたクラブと右腕が平行になるよう振り抜くことを意識しよう

クロスハンドでは右手の感覚を弱めて左手の感覚を分かりやすく、逆にスプリットハンドでは右手の操作性を強めることで動かし過ぎないよう心がける必要があるというわけだ。

高島が教えてくれた2つの練習ドリルで、バックスウィング、フォロースルーの正しい動きを身につけよう!

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