コスパのいいツアーボールが登場した。『RZN』シリーズはこれまで大手メーカーの製造を手がけていた工場と日本の商社がタッグを組んで作ったボールで、飛びもスピンも一級品とか。みんゴルのギア企画でもおなじみのノリーこと堀口宜篤プロがその実力を検証した!

アウターコアには理想的な素材、レジンを使ったボールが復活!

優れたツアーボールを手頃な価格で提供したい――。これまで大手メーカーのボールを製造していた海外工場と協力し、日本の商社テックウィンドが発売したのが『RZN』シリーズのツアーボールだ。プロ御用達のツアーボールと同等の性能を持ちながら、1ダース5,000円を切る価格設定で、入手しやすいのが魅力。またコアの硬さを変えた2モデルをラインナップし、ヘッドスピードに合わせて最大飛距離が狙えるのもポイントだ。

画像: 右はヘッドスピードが速いプレーヤー向けの『RZN HS-TOUR』、左の『RZN MS-TOUR』はアベレージ向け

右はヘッドスピードが速いプレーヤー向けの『RZN HS-TOUR』、左の『RZN MS-TOUR』はアベレージ向け

特徴は2モデルともアウターコアに「レジン」という樹脂素材を採用している点。通常のゴムに比べて、比重が軽く、反発力も高いのが特徴だ。反発の高さは初速のアップに、また比重が軽いことで、中心分は軽く、外が重たい設計が可能になり、コマの要領でスピンがほどけにくく、滞空時間が長くなって、飛距離性能のアップに貢献している。「レジン」と聞いてピンとくるゴルファーも少なくないだろうが、ツアーで人気だったあのボールが進化して帰ってきたわけだ。

画像: アウターコア(青い部分)に比重が軽くて反発力が高いレジン素材を使用している

アウターコア(青い部分)に比重が軽くて反発力が高いレジン素材を使用している

1Wでは高初速でプロのエースボールより飛ばし、ウェッジでは高スピン性能を発揮

その実力はどんなものなのか。堀口プロにはヘッドスピード45m/s以上を対象とした4ピースの『RZN HS-TOUR』を試してもらった。まずは室内でデータ計測をすると、1発目から予想を上回る数値が飛び出した。

「とにかく初速が速いですね。スマッシュファクター(ミート率)が『1.52』と非常に高い数字。2、3発目を打っても『1.5』を超えていて、安定して高い初速が出ます。もちろんそれに比例して飛距離も伸びています。僕のエースボールと比べても、3~5ヤードは飛んでいます」と、その飛距離性能に目を丸くした。

画像: ヘッドスピードに対して極めて高い初速を記録。これには堀口プロも驚いた

ヘッドスピードに対して極めて高い初速を記録。これには堀口プロも驚いた

ただし、飛ぶだけではスコアに結びつかないのは、周知の通り。今度はウェッジに持ち替えてフィーリングを確認する。「打感はややソリッドですが、スピン性能は十分です。触ればわかるほどカバーが柔らかいので、しっかりとスピンが入ります。グリーン周りでも安心して打てそうです」

画像: 90ヤード前後のウェッジショットでは7000回転以上のスピン性能を記録

90ヤード前後のウェッジショットでは7000回転以上のスピン性能を記録

低スピンで飛ばし高スピンで止める実戦向きツアーボール『RZN HS-TOUR』

データ計測だけでは、わからないものがあると『RZN HS-TOUR』を手にコースにやってきた堀口プロ。まずはドライバーから。ややアゲンストの風が吹くなか、放ったボールはフェアウェイセンターをヒットした。「低スピンでドローンと飛んでいく、この弾道は好みですね。球が重く風に強い印象を持ちました」と、実戦向きなボールだという。

フィーリングについても「ややソリッドで反発の良さを感じますが、そのイメージ通り初速が出ているので、手応と出球のイメージが合って気持ちよく振れます。初速が速いのでボールも上がりやすく、キャリーで飛ばせるのも魅力ですね」と、多くのゴルファーが飛距離を伸ばす可能性があると話した。

画像: 1Wでは手応えと出球のイメージが合うと好印象。大きなキャリーで飛ばせるボールだ

1Wでは手応えと出球のイメージが合うと好印象。大きなキャリーで飛ばせるボールだ

続いてやってきたのはグリーン周り。ウェッジでいろいろな球を打ち分け、そのフィーリングを確かめる。「打ち出しが低く、しっかりとスピンがかかっているのがわかります。ツアーボールらしいスピンのかかり方で距離感が合わせやすいですね。打感はややソリッドですが、グリーンにヒットした時には柔らかく、しっかりとスピンがかかっているので、安心して突っ込んでいけます」と、上げても転がしてもイメージ通りにピンが狙えるという。

画像: グリーン周りでもツアーボールとしての高いポテンシャルを発揮

グリーン周りでもツアーボールとしての高いポテンシャルを発揮

さらにパターを持つと「しっかりと芯でヒットしているのがわかるので、どこに当たって、どんな距離感で打つのかイメージしやすいです。打感がボケてしまうと何でミスしているのか、また距離感も合いにくくなりますが、このボールならそれがないです」と、グリーン上の感覚もいいようだ。

画像: パターでは距離感を合わせやすいことを強調。アライメントがついているのも特徴だ

パターでは距離感を合わせやすいことを強調。アライメントがついているのも特徴だ

アマチュアが試してみた。HS44m/s以下なら『RZN MS-TOUR』がオススメだ

『RZN』シリーズには、ヘッドスピード45m/s以上を対象とした4ピースの『RZN HS-TOUR』と、ヘッドスピード44m/sまでのゴルファーにマッチする3ピースの『RZN MS-TOUR』の2種がある。どちらもウレタンカバーのツアー仕様のボールだが、ターゲットゴルファーのヘッドスピードに合わせてコンプレッションを調整。適応スピードで最大限の飛距離が出せるように設計されている。

画像: 両モデルとも微小なマイクロディンプルを採用し、空力特性と食いつき力を高めている

両モデルとも微小なマイクロディンプルを採用し、空力特性と食いつき力を高めている

実際にヘッドスピード40m/sのアマチュアゴルファーがドライバーで試打してみると、『RZN HS-TOUR』ではボールを潰しきれずに3000回転オーバーだったスピン量が『RZN MS-TOUR』では2500回転前後に落ち着き、240ヤード超えを連発。安定した弾道を放っていた。

画像: アベレージクラスのHSでも『RZN MS-TOUR』なら低スピンで大きく飛ばせる

アベレージクラスのHSでも『RZN MS-TOUR』なら低スピンで大きく飛ばせる

現在のところ、ネット販売が主で『RZN HS-TOUR』が4,980円、『RZN MS-TOUR』が3,980円。まとめ買いすると割引もあり、お得に購入することが可能だ。コスパのいい優れたツアーボールで2021年にベストスコアを叩き出そう!

撮影協力/真名カントリークラブ

This article is a sponsored article by
''.