林からの脱出では低い打ち出しが求められるが、「昨今の低・深重心のやさしいクラブだと低く打つのって難しいんですよね」というのは、業界屈指のギアオタクでクラブフィッターの小倉勇人。では脱出に最適なのはどの番手?

低・深重心のやさしいクラブだと思った以上にボールが上がってしまう

みなさんこんにちは、ギアオタク店長の小倉です。さてみなさんは、林の中から低いボールを打たないといけない状況のとき、どのクラブを使用していますか? アイアンの一番長い番手? FWやUT? パターなんて方もいらっしゃるでしょう。

画像: 低い打ち出しが求められる林からの脱出。どのクラブで打つのが良い?(撮影/増田保雄)

低い打ち出しが求められる林からの脱出。どのクラブで打つのが良い?(撮影/増田保雄)

トーナメント中継を見ていると林から自分の身長より上がらないような低いライナーでとんでもないところからグリーンをとらえるツアープロの映像を見ることがありますが、あそこまでいかないまでも低いライナーで50ヤードぐらい転がせると林からの脱出がとても楽になります。

しかし昨今のクラブでは、低く打つのが意外と難しい。特にやさしい、ミスに強いと言われるクラブは低重心かつ深重心でロフト以上にボールが上がりやすくなっているので思った以上にボールが上がってしまうのです。

30ヤードぐらいを転がすなら振り幅が小さいのでさほどボールは上がらずそんなに難しくありませんが、50ヤード以上転がそうとすると振り幅が大きくなり、ヘッドスピードが上がるため重心が低く深いモデルほどロフト以上にボールが浮いてしまいます。

個人的に林の中から低い弾道を打つのに楽だと思うのは3番ウッドです。もともとのロフトが立っているので低い弾道が打ちやすく、シャフトが長いので小さな振り幅でも意外と強い弾道を打ち出してくれます。ただヘッドが大きいためにライを選ぶのが難点ですね。3番ウッドが打てない場合は4番アイアンを使用します。

画像: 林からの脱出には、ロフトが立っていて低い弾道が打ちやすい3番ウッドを小さな振り幅で打つのがオススメだと小倉氏(撮影/渡部義一)

林からの脱出には、ロフトが立っていて低い弾道が打ちやすい3番ウッドを小さな振り幅で打つのがオススメだと小倉氏(撮影/渡部義一)

ボールの上がりやすくなっているクラブで低い弾道を打つのは結構なテクニックがいります。ですが林の中から脱出するぐらいの100ヤードほどの短い距離ならちょっとしたコツというか、どのくらい振るとボールが上がりだすのかを知っておけば良いだけです。練習場などでロフトの立ったクラブで小さな振り幅のスウィングを練習しておき、どのくらいの振り幅でどのくらいボールが上がるのかの目星をつけておきましょう。

コースでのボールの上がり具合は、使用ボールによって変わるので本番でしかわかりません。使用ボールによっては練習場のボールとかなり高さが変わるので覚えておいてください。何度かコースでチャレンジしてその上がり具合を覚えましょう。

そんな練習する暇ない! という方で、バッグに本数の余裕があるなら林脱出用にマッスルバックの3番を入れるなんてのもありですよ。ちなみに使用ボールの銘柄が毎回バラバラな方はそれだけで毎回打ち出し角が変わってしまい打ち方以前の問題になります。ボールの銘柄はできるだけ固定しましょう!

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