2020年、肉体改造による衝撃的な飛距離で全米オープンを制し、一躍時の人となったブライソン・デシャンボー。そのスウィングは、2019年とどう変わったのだろう?

欧州ツアー公式Twitterが、先週の「サウジインターナショナルpowered by ソフトバンクインベストメントアドバイザーズ」に出場したブライソン・デシャンボーのスウィングの変化を動画で投稿している。

Twitter: @EuropeanTour tweet

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2019年のデシャンボーは見た目にもスリム。2021年は、一回り以上“巨大化”しており、肉体改造の成果は一目瞭然。それに伴い、スウィングも変化している。プロゴルファー・中村修は言う。

「一言でいえば、飛距離が出せるスウィングになっています。テークバックのスピードが速くなり、下半身をより多く使っているため、トップの位置はかなり深くなっています。これにより、ダウンスウィングの助走が長くなるから、飛距離アップには有利です。ダウンスウィング以降は、より多くの地面反力を使っているのも見てとれますね」

従来のデシャンボーのスウィングは、ハンドアップに構えてテークバックとダウンスウィングで極力同じ軌道上でクラブを動かす「ワンプレーンスウィング」で知られていた。これはどちらかといえば“曲げないため”のスウィング。2019年のスウィングには、その印象がある。

画像: 2019年(写真左:シュライナーズ・ホスピタルforチルドレンオープン撮影/姉崎正)に比べて2021年(写真右:サウジインターナショナル/gettyImages)はトップが深くなっているのがわかる

2019年(写真左:シュライナーズ・ホスピタルforチルドレンオープン撮影/姉崎正)に比べて2021年(写真右:サウジインターナショナル/gettyImages)はトップが深くなっているのがわかる

そこに、テークバックのスピードアップ、深いバックスウィング、地面反力の活用といった、いわば「飛距離アップパーツ」をとりつけたのが2021年のスウィングといった印象だ。

「デシャンボーは肉体改造をしながら、ドラコン選手の手法もスウィングに取り入れたといいます。それらが功を奏して、飛距離アップに成功したことが並べて動画で見るとよくわかりますね」(中村)

「サウジ国際」は18位タイでフィニッシュしたデシャンボー。そのPGAツアーにおける平均飛距離は329.2ヤード。もちろん、ツアー1位だ。

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