鍛造ボディにAIデザインのFLASHフェースを初搭載!
プロも手にする「APEX」シリーズのアイアン。新作は鍛造ボディにAIデザインのFLASHフェースカップが融合された初のモデル。ラインナップは3つ。キャビティバックでちょうどいい飛びを実現する軟鉄鍛造の「APEX」、軟鉄鍛造に寛容性をもたらした「APEX DCB」、「APEX PRO」はマッスルバックを彷彿とさせるシャープなデザインに最新技術が詰め込まれた中空ヘッドだ。どれもヘッド下部にはキャロウェイ独自技術のタングステン・エナジー・コアを採用。インナーウェイトの重量が増したことで、ボールが上がりやすく、ミスに強いヘッドへと進化を果たした。
「APEX」はスマートな顔ながら7番で平均飛距離は190ヤード!
吉田プロがまず手にしたのが「ちょうどいい飛び系」を謳う「APEX」アイアン。軟鉄鍛造のキャビティバックでややオフセットがあるヘッドだ。「トップラインとソールの厚さも程よく、構えやすく、ソールの抜けも良さそうで、いい感じですね。アイアンの顔って好き嫌いが出やすいけど、この顔を嫌いっていう人はほぼいないんじゃないかな」と、クセがなく構えやすいヘッドだという吉田プロ。打感を確かめるように7番(ロフト30.5度)でボールを打つと、193ヤードをマーク。1球目から白い歯を見せた。
「スマートな見た目ながら、弾き感があって気持ち良く打てますね。ヘッドが走ってボールを弾いて上がっていくような感じ。アイアンだからって、特別打ち込まなくてもしっかりと高さが出て飛ばせるので、幅広いゴルファーが使えます」(吉田プロ)
続けて、トウやヒール、ミスを想定した試打を行う。「これまでの経験から、この当たりならこの弾道っていうイメージがありますが、ミスに対する飛距離の落ち方、曲がりが少ないですね。グリーンセンターを狙えば、ミスしてもとりあえずグリーンに乗りそうです」と、スウィートエリアの広さも実感したようだ。
「APEX DCB」は上品な弾道の飛びでつかまりと方向性も抜群
続いて試打を行ったのは、深くて広いキャビティとワイドソールを採用している寛容性の高い「APEX DCB」。「トップブレードの厚みがあって、アドレスでは『ボールがつかまりそう』って安心感が持てます。ソールも広いので滑ってくれる感じがあって、ダフリに強そうなのも、プレッシャーなく振っていける要素ですね。程良い飛びでオーソドックスな顔が実にいい。これならキャリアが長いゴルファーでも違和感なく手にできるはずです」とも。
7番(ロフト30 度)の飛距離は、最大でなんと204ヤードを記録した。「フェースに乗る感じがあってしっかりつかまってくれて、軽いドローになりました。つかまる要素があるので、スウィングで頑張らなくていいのはメリットです。右がNGのホールでも気負うことなくプレーできます」。加えてアイアンのイメージにも変化が出たという。「7番で200ヤード超の飛びですが、見た目も弾道も上品さがありますね。機能はスゴイけど、UTやウェッジなど、他の番手との流れも崩さない、使いやすさも感じました」(吉田プロ)
シャープな「APEX PRO」は中空ヘッドだから見た目以上にやさしいぞ!
「アイアンらしい見た目で、格好いい!」。吉田プロが試打前から熱い視線を送っていたのが、中空構造のシャープなヘッドに、最新技術を詰め込んだ軟鉄鍛造の「APEX PRO」だ。「アドレスすると、うっとりする美しいヘッド。コンパクトなヘッドだから、ホールレイアウトや風によって、ボールを曲げたり、高さを打ち分けたり、球筋を操って攻めるイメージが湧いてきます」と、コースをイメージしながら試打がスタート。
7番(ロフト33度)をリズム良くスウィングすると、飛距離は安定して185ヤード前後。ストレートな弾道を放った。「ボールを叩いている、自分で打っている感じがあって、出球を操りたい人とのマッチングは良さそうですね。一方でボールが上がりやすいので、マッスルバックのように頑張る必要はありません。見た目以上にやさしい面もあり、向上心のあるゴルファーにもオススメです」(吉田プロ)
「APEX」シリーズは飛距離が出るからコントロールショットも打ちやすい!
試打を終えると「3モデルともいい意味で見た目とのギャップがあった」と吉田プロは振り返る。「どれも癖のないスッキリ顔でありながら、芯に当たればこれまで以上に飛ぶし、ミスヒットしても曲がらない。普通、こういった機能を出すにはヘッド形状が犠牲になるものだけど、それがないのがスゴイ。ゴルファーが気持ち良くプレーできるように考えられています。そこに大いなる進化を感じました」(吉田プロ)
3モデルに共通する飛距離と上がりやすさについて吉田プロは、「意図的にヘッドスピードを出さない時にも、球が上がって前に行くのがゴルファーにとって大きなメリットです。ピンを狙う時って、スウィングスピードをコントロールして振りたいですよね。抑えた時に飛距離が出せれば、ピンに絡む確率が上げられます」と、スコアアップに直結すると語った。伝統時なアイアンらしさはそのままに、着実な進化を遂げた「APEX」シリーズ。ピンを狙うアイアンショットが楽しくなるだろう。