ミズノがグローバル戦略モデルとして世界展開している「STドライバー」シリーズに、ニューモデル「ST-X」「ST-Z」がラインナップした。すでに世界ツアーで高い評価を受けている「ST200」「ST200X」に新モデルを追加することで、全てのゴルファー領域にSTドライバーの高初速×低スピン性能を提供するのがその目的だという。自分自身の“最長飛距離”がどのSTなら狙えそうか?そんな視点で各モデルの特徴を把握していただきたい。

禁断の超速素材βチタンをフェースに採用。世界ツアーで飛距離伝説を築いた「ST」ドライバー

2020年にミズノのグローバル戦略モデルとして登場した「ST200/ST200X」は、現在考え得るスピード・テクノロジーを結集して確実に飛距離アップを果たす!というコンセプトに基づき、「高初速×低スピン」を徹底的に追求して生み出されたドライバーシリーズである。

最大の特徴はフェースに禁断の超速素材「βチタン」を採用したこと。現在主流のチタン合金に比べて、約8%たわみやすく、約17%強度が強いこの素材は、いわゆる“高反発時代”に多く使われていたハイスピード化にとっては夢の素材である。ただし、反発制限が厳しくなった新SLEルールの下では、その高いスピード性能が仇となり、ルール遵守の観点から“禁断”とされた。新ルール下でスピード性能をコントロールする技術が当時はなかった、といえるだろう。

しかし、ミズノはこの超速素材「βチタン」をあきらめてはいなかった。加工技術の研究を続けることでフェース厚を精密にコントロールする独自技法を開発。βチタンの超速性能を現行ルール内で最大化させることに成功し、これを「ST200/ST200X」に採用したわけである。

画像: ミズノの長年に渡る加工技術の結晶「2041Ti」フェースが搭載されている。

ミズノの長年に渡る加工技術の結晶「2041Ti」フェースが搭載されている。

2021年3月に新登場する「ST-X」と「ST-Z」でも、βチタン「2041Ti」フェースを材料に採用。高初速で最長飛距離を目指してもらおうと生み出されたSTシリーズのニューカマーなのだ。

βチタンの超速性能を“つかまえて”最大化!NEW ミズノ「ST-X」ドライバー

カーボンクラウンを採用することによって余剰重量を生み出し、低重心設計/低スピン性能を生み出していたのが「ST200/ST200X」の特徴だったが、2021年登場の「ST-X」「ST-Z」ではさらにソール部にもカーボンを使用し、細かな重心設計を実現している。

画像: 「ST-X」「ST-Z」ともにカーボンクラウンを採用。

「ST-X」「ST-Z」ともにカーボンクラウンを採用。

まずNEW「ST-X」だが、こちらはカーボンクラウンに加え、ソールのトゥ部に巨大なカーボンパーツを配置。ウェイトをヒール後部に集中させることで重心距離を短く設定。これによりダウンスイングでスムーズなヘッドターンを促すことでインパクトエネルギーが最大化、振り遅れのないスクエアインパクトに導くことでβチタン「2041Ti」フェースのスピード性能を余すところなく発揮することを可能にしている。

画像: 「ST-X」ドライバーはソールのトゥ部分に巨大なカーボンパーツを配置し、ウェイトはヒール後方に搭載することで短重心距離の設計に。

「ST-X」ドライバーはソールのトゥ部分に巨大なカーボンパーツを配置し、ウェイトはヒール後方に搭載することで短重心距離の設計に。

ボールのつかまり度合いとしては、「ST200X」がシリーズ最大でスライスやプッシュに悩むゴルファーにオススメだ。「ST-X」はスウィングの中で自然にボールをつかまえていきたいプレーヤーに向いている。

シリーズ最高の直進性能!ブレずに飛ばせ!NEW ミズノ「ST-Z」ドライバー

カーボンクラウンとソールのカーボンエリアによる余剰重量をやさしさと直進性能のために使ったのがNEW「ST-Z」ドライバーだ。ソールのトゥ後部に大きなカーボンエリアを設けた「ST-X」に対し、「ST-Z」はソールのトゥ・ヒールに分散してカーボンを採用。これによってつかまり性能はニュートラルのまま深重心化に成功し、慣性モーメントを高めミスヒット時のヘッドのブレを軽減することで直進性の高い弾道が得られやすくなっている。

画像: 「ST-Z」ドライバーはトゥ・ヒールにカーボンパーツを分散し、ウェイトをバック部に配置することで慣性モーメントを拡大。

「ST-Z」ドライバーはトゥ・ヒールにカーボンパーツを分散し、ウェイトをバック部に配置することで慣性モーメントを拡大。

直進性が高いということは、βチタン「2041Ti」フェースのスピード性能をフェースのより広い範囲で発揮する、ということである。

ボールのつかまり度合いとしては「ST-Z」が最もニュートラル。「ST200」は重心距離が長めでつかまり過ぎを嫌うゴルファーや、ボディーターンでつかまりをコントロールしていくゴルファーに向いている。

「STドライバー」シリーズは「MFUSION」カーボンシャフトを採用

2021年3月に「ST-X」「ST-Z」が追加されすべてのゴルファーをカバーする最強のST4兄弟が完成するミズノSTドライバーシリーズ。最後に必ず打って体感していただきたい共通ポイントを紹介しておこう。それが「ST200X」「ST-X」に標準搭載されているミズノオリジナルのカーボンシャフト「M FUSION」である。

スウィングスピードやボールスピードを上げるには、シャフトを軽量化するのが効果的だが、軽くするほどやわらかく、スウィング中に暴れやすくなるため、ミート率が落ちて飛距離をロスする可能性が高くなってしまう。これが軽量シャフトの抱える二律背反の課題だった。

しかし、ミズノはカーボンナノチューブという素材に着目。国立研究開発法人NEDOとの共同開発を行うことで、カーボンナノチューブと炭素繊維強化プラスチックを化学結合させることに成功。軽いのに暴れにくい「MFUSION」を完成させ、STシリーズの標準シャフトとして推奨しているのである。

画像: ”軽くて暴れにくい”を追求した、ミズノオリジナルのカーボンシャフト「M FUSION」

”軽くて暴れにくい”を追求した、ミズノオリジナルのカーボンシャフト「M FUSION」

斯くして、3月に4モデルが出揃うミズノ「STドライバー」シリーズ。各モデル選びのポイントを整理すると、ボールのつかまり度合いとしては「ST200X」がシリーズ最大で、スライスやプッシュに悩むゴルファーにオススメ。「ST-X」はスウィングの中で自然にボールをつかまえていきたいプレーヤー向けだ。

対して、「ST-Z」はボールのつかまり度合いが最もニュートラル。「ST200」は重心距離が長めでつかまり過ぎを嫌うゴルファーや、ボディーターンでつかまりをコントロールしていくゴルファーに向いている。

画像: 3月に4モデルが出揃う「STドライバー」シリーズ。あなたに合ったベストな1本が見つかるはずだ。

3月に4モデルが出揃う「STドライバー」シリーズ。あなたに合ったベストな1本が見つかるはずだ。

いくら禁断の素材であるβフェースを採用しても、それだけでは最長飛距離は達成されない。4モデルにラインナップが拡大したことで、自分にあったつかまり、そして振りやすさ、構えやすさを選択することができる。その先に大いなる飛距離アップが約束されるのである。あなたの飛距離欲を満足させる“マイSTドライバー”はどれか? 早速、各地で開催されているDEMOイベントへ出かけよう!

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