今まで培ったテクノロジーを踏襲し、プロ達が求める感性を取り入れた「PING 2021 PUTTER」。プロ達が求めたパターは、ヘッドを小ぶりにすること。しかし、それだけでは理想のパターにはならない。そこで、ヘッドを小さくしながらもMOIを高めるモデルに作り上げ、しっかり転がるパターを生み出したという。そんなパターを、感性を大切にする金谷多一郎プロがいち早く試打した!

新フェースを搭載した11種のヘッドがラインナップ

フェースインサートには、以前から採用されている「PEBAX」を採用。硬さの異なる素材を組み合わせたことで、ショートパットはソフトに、ロングパットではしっかりした打音で距離感が合いやすいのが特徴だ。また、ツアープレーヤーが求める転がりを実現する溝や、ヘッド形状に合わせて最適な位置に高比重ウェイトを搭載したことで、寛容性もアップ。ツアーが求める11のヘッドが用意され、幅広いゴルファーが最適の1本を見つけることができるシリーズとなっている。

新作について金谷プロは、「ソフトなフィーリングで打球音が響いて心地よい。スピードの速いグリーンや下り傾斜など、繊細なタッチを求められる時に、ゆっくり打ってゆっくり打ち出せるので、より緻密に転がせる」と、難しい状況でもイメージ通りに打ちやすいと、その印象を語った。

画像: 「ソフトなフィーリングでより緻密に転がせる」と新作のフェースに好印象を持った金谷プロ

「ソフトなフィーリングでより緻密に転がせる」と新作のフェースに好印象を持った金谷プロ

渋野日向子は愛着のある「ANSER 2」を選択

今季は米女子ツアーや東京五輪での活躍が期待される渋野日向子。手にするのはオーソドックスなピン型の「ANSER 2」だ。「2019年に全英で勝った時に使っていたのが、シグマ2『ANSER』でした。今回は『ANSER 2』が気になっています。いいイメージがあるヘッド形状で、自分のしたいストロークができるヘッド。黒いカラーも格好良く、益々愛着が沸きそうです」と見た目の良さを高評価。

「ANSER 2」を使うきっかけとエピソードも話してくれた。「ミスに強い印象がある大型マレットをずっと使っていたんですが、一度、ピン型を勧められて、使い始めたのがきっかけです」。バッグに入れると想像以上に結果が出たそうだ。

画像: シャープで長いフェースが特徴。直線が多いヘッドデザインは、アライメントが取りやすい

シャープで長いフェースが特徴。直線が多いヘッドデザインは、アライメントが取りやすい

金谷プロも「構えやすくて、ストロークの自由度が高いのがピン型のメリットで、いつの時代もツアーでの使用率が高い理由。新作は、トゥヒールにタングステンが付けられ、思った以上にスウィートエリアが広いのが特徴です」とプロに好まれる理由を解説。さらに「クランクネックであることから、球のつかまりが良く、しっかりと打ち出せる」と、技術レベルに関係なく使える万能ヘッドだと教えてくれた。

画像: トゥ・ヒールにタングステンが配され「ピン型だけど、寛容性があって使いやすいです」(金谷プロ)

トゥ・ヒールにタングステンが配され「ピン型だけど、寛容性があって使いやすいです」(金谷プロ)

「ストロークについてくるから私好み」比嘉真美子は「TYNE C」にぞっこん

今年からクラブに加えてピンアパレルにも袖を通すこととなった、国内ツアー通算5勝の比嘉真美子。オススメはツノ型ヘッド×センターシャフトの「TYNE C」だ。「一言で表すと“私好み”のヘッド。自分のストロークに対してヘッドがついてきてくれるので、しっかりヒットできる。センターシャフトは多くを考えずに、シンプルに打てるのがメリット」と、自身のプレースタイルにも合っているという。

センターシャフトに難しいイメージを持っているゴルファーも少なくないだろうが、比嘉はコントロール性の高さが魅力という。「力をダイレクトに伝えられるので、直進性が高い。転がりもいいので球がヨレずに思い通りに転がせます」(比嘉プロ)

画像: シャフトの延長線上に重心があるセンターシャフトは、狙ったところに打ち出しやすい。芯でとらえやすいのでイメージも出しやすい。

シャフトの延長線上に重心があるセンターシャフトは、狙ったところに打ち出しやすい。芯でとらえやすいのでイメージも出しやすい。

「TYNE C」について金谷プロも様々な距離を打ち分けながら、「バックスイングが真っ直ぐ引きやすいヘッドだから、“動き出しをスムーズにしたい”と考えるゴルファーにはうってつけです。センターシャフトは打点がズレるとフェース向きにも影響が出やすいけど、タングステンと大型なヘッドで、許容範囲も広がっている」と、芯でとらえやすく操作性の良いセンターシャフトのメリットを活かしやすいと評価した。

画像: ツノ型デザインはバックスイングでヘッドが引きやすい。ストロークで迷うことなく動き出せる

ツノ型デザインはバックスイングでヘッドが引きやすい。ストロークで迷うことなく動き出せる

絶対的な安心感が強気にさせる。鈴木愛は「OSLO H」を試打

年間5勝、そして2季連続の賞金女王を目指す鈴木愛がチョイスしたのが、大型マレットの「OSLO H」。1本の長いサイトラインが特徴だ。「大型ヘッドと言われていますが、めちゃくちゃ大きいって言う感じはしませんね。ヘッドが黒いこともあるかと思いますが、引き締まって見えつつ、絶対的な安心感がある。サイトラインが長いのも、どこ向いているのかチェックしやすい」と、構えやすさが決めてだったという。加えて、打感や打音についても「打音が静かで私好み。打感は柔らかく喰いつきもいいので、しっかり打てて、スライス傾斜でもラインに乗せていけます」と語った。

画像: 大型マレットで深低重心、ミスヒットに強く安定した転がりを生み出す

大型マレットで深低重心、ミスヒットに強く安定した転がりを生み出す

「OSLO H」を試打した金谷プロも、構えやすさは大きな魅力という。「トップブレードに厚みがあるから、上下の打点も意識しやすいですね。ヘッド中央の凹みはボールと同じ幅で、セットアップがしやすい。大型ヘッドにクランクネックの組み合わせで、弧をイメージしたナチュラルなストロークとも相性が良いヘッドです」と、大型マレットながら完全なフェースバランスではないところが扱いやすいという。パットが苦手なゴルファーに自信を与えてくれる可能性もあるだろう。

画像: 大型マレットだがクランクネックと組み合わせたことで、「傾斜でのフィーリングも出しやすい」と金谷プロ

大型マレットだがクランクネックと組み合わせたことで、「傾斜でのフィーリングも出しやすい」と金谷プロ

今シリーズから新登場。セキ・ユウティンは「HARWOOD」を試打

昨年末に行われた新人戦を制したセキ・ユウティン。選んだのは、4ヶ所にタングステンを搭載し、シリーズ最大のMOIを誇る完全削り出しヘッドの「HARWOOD」だ。「大きさと適度なヘッド重量が感じられて、とても安心感があります。3つのラインもはっきり見えて、両サイドの線がボールの幅と同じになっているので、安定感が増しますね」と、リラックスして構えられると話す。打ってみると、期待以上の転がりだった。「ストローク中も、ヘッドが左右にブレることがなく、まっすぐ動きます。理想的なストロークがしやすいです」(セキプロ)

画像: フェース面のトゥ・ヒール+ヘッド後方のトゥ・ヒールにもタングステンを搭載。シリーズ最大のMOIを誇り、ミスヒットに強く直進性に優れている

フェース面のトゥ・ヒール+ヘッド後方のトゥ・ヒールにもタングステンを搭載。シリーズ最大のMOIを誇り、ミスヒットに強く直進性に優れている

「大きさの割に、重すぎないので自由度もある」という印象を持ったのは金谷プロ。「4輪駆動のクルマのような感じで、多少スウィートエリアを外しても大きなミスになりにくいのがメリット。だからロングパットでも、安定した距離を打つことができるんです」と、扱いやすいパターで、練習量が少なくストロークが安定しないゴルファーにもマッチするという。

画像: 新登場となった「HARWOOD」を4WDの車に例え「フェース面がブレにくく打ち出し方向が安定する」と金谷プロ

新登場となった「HARWOOD」を4WDの車に例え「フェース面がブレにくく打ち出し方向が安定する」と金谷プロ

豊富なヘッドバリエーションからあなたに合った1本を探してみよう!

女子プロが推す4モデルを打ち終えた金谷プロ。新作に“新鮮さ”を感じたようだ。「どれも個性派揃いで、特徴があってわかりやすい。見た目の好みでもいいし、なんとなくストロークが安定するものを選んでも、結果につながると思います。見覚えのあるヘッド形状だからと試さないのはもったいないこと。打つほどに馴染んで手放せなくなると思います」(金谷プロ)

画像: シリーズ合計で11種のヘッドが発表された新シリーズ。新たな刺激を求めて試してみるのがよさそうだ。

シリーズ合計で11種のヘッドが発表された新シリーズ。新たな刺激を求めて試してみるのがよさそうだ。

画像: 1分でチェック!PING 2021パター「TYNE C」のツアープロインプレッション&モデル紹介 www.youtube.com

1分でチェック!PING 2021パター「TYNE C」のツアープロインプレッション&モデル紹介

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