キム・ハヌルとジョン・ラームが新たなスタッフプレーヤーとして加入!
キャロウェイがキム・ハヌルと契約。国内女子ツアーの開幕前に飛び込んできたニュースだ。ハヌルは「とても幸せです。新しいセッティングで日本のトーナメントに出場するのが待ち遠しい」と、今年初戦となる3月26日から宮崎で開催されるアクサレディスに向け調整を続けている。そのバッグには「エピックMAX LS」ドライバーが入り、ボールは「クロムソフトX」を使用予定だ。
もうひとり、2021年からスタッフプレーヤーとなったのが、ジョン・ラームだ。2016年に全米オープンでローアマを獲得後にプロ転向し、翌17年にPGAツアー初優勝。これまで通算12勝、20年には世界ランク1位にも輝いた26歳。ドライバーは「エピックSPEED」、ボールは「クロムソフトX」を使用している。
グリーン周りでのスピン量を確保しながら、ロングショットではスピンが減少
4月16日に発売となる「クロムソフトX LS」。基本構造は、石川遼や上田桃子なども使用する「クロムソフトX」と同じ4ピース構造となっている。より速いボール初速を実現するために、大きくなったシングルコアと、グリーン周りでは高いスピン性能を発揮する薄くて耐久性に優れたウレタンカバーのマッチング。「クロムソフトX LS」はその「クロムソフトX」の流れを汲みつつ、コアとカバーの素材の配合を調整したことで、ロングゲームとショートゲームのスピン性能差をはっきりとさせたという。
つまり、ドライバーショットではさらに低スピンで風に流されにくく、アプローチでは「クロムソフト」同等のスピンが得られるというわけだ。コンプレッションは「クロムソフトX」と同じ。コアとカバーの硬さの調整でグリーン周りのスピン性能を落とすことなく、ロングショットでのロースピン化が達成できたのだ。ターゲットゴルファーは、HS40m/s後半のハードヒッターが想定される。
ツアープロの声をもとに、世界最高峰の工場で作られる「クロムソフト」シリーズ
石川遼や上田桃子、河本結などが現在手にする「クロムソフト」シリーズ。2015年に発売された初代モデルから「ソフトな打感ながら、飛距離が出てスピンも効く」と評価が高かった。その最新モデルは、コアやディンプルパターンが改良されており、“モデルチェンジ”とも言える刷新ぶり。そして、その大幅なリニューアルを可能にしたのが、プロたちの本音と最先端のボール工場だった。
フィル・ミケルソンをはじめとする多くの契約プロが熱望したのが「もっと飛ばしたい」という飛距離性能。また、ザンダー・シャウフェレなどからは、「芯を外した時にも変わらぬ飛び」をリクエストされたという。飛距離アップのために着手したのが、これまで打感と飛距離性能のベストバランスが出せると信じていたディアルコア。発想を転換し、シングルコアと2層の中間層を設けたことで、フィーリングを損なうことなくスピードアップが可能となった。併せてディンプルパターンを変更したのも、空気抵抗の軽減につながり、キャリーでの飛距離アップに貢献している。
約55億円を投資し、新しい機械を導入した工場は高性能ボールを生み出している要因と言えるだろう。素材の配合する量、混ぜる時間、温度管理などが完全にデジタル化されたミキシングマシーンや、コアが中心にあるかどうかを確認するX線検査など、世界最高峰の設備で、設計に忠実でバラツキのない完成度の高いボールが作られている。
より遠くへ、ゴルファーの願いを叶えるボールの開発が進められているキャロウェイゴルフ。あなた理想の飛びを実現してくれる可能性を秘めたボールが、またひとつ誕生した。