近年のドライバーに多く搭載されている弾道調整機能、いわゆるカチャカチャ。意外と使ってる人が少ないとも言われるが、じつは活用するとゴルファーの強い味方になってくれるのだ。そこで、カチャカチャの賢い使い方をクラブフィッターでスウィングコーチの関浩太郎に聞いてみた。

ロフト1度の違いで印象は大きく変わる

「たとえばロフト角を1度立たせる、寝かせるだけでも影響は大きく、ゴルファーにとってオーバースペックにもアンダースペックにも変わります。もしカチャカチャつきのドライバーをスタンダードのまま使っていて『合わないかも』と思っているなら、一度カチャカチャを使ってみると、その悩みが解消する可能性があります」(関、以下同)

合う・合わないのみならず、カチャカチャを活用することはスウィングにも影響があると関は続ける。

「たとえば10度のロフトを使っていて球がイメージより上がらないな~と思っているとしましょう。そのまま使い続けると『球を上げたい』という思いからあおり打ちになりますし、『つかまえたい』という思いからアーリーリリースになって飛ばない原因になります。そのような問題も、クラブの微調整で解消できるかもしれないのです」

画像: ロフトが1度違うだけでスウィングに影響すると関はいう

ロフトが1度違うだけでスウィングに影響すると関はいう

では、10度のロフトを1度寝かせて11度にすると、どんなことが起こるのか?

「ロフト角は球の高さだけでなく、サイドスピンもコントロールすることができます。ロフトを寝かせると左回転が多くなりますから、右に曲がるゴルファーはロフトを0.5度、1度寝かせると、上がりやすくなるだけでなく、つかまりもよくなってくると思います。その反対でつかまり過ぎてしまうという場合はロフトを立たせることで右回転になり、つかまり具合を減らすこともできるんです。実際は『ちょっと高くて、ちょっとつかまる』ロフト角が理想的。そのロフト角のドライバーで練習すれば、練習しただけスウィングが磨かれていきますよ」

自分のロフト角は適正か、まずは球の高さや掴まり具合を練習場でチェックしてみてはいかがだろうか?

This article is a sponsored article by
''.