
ゴルフインストラクター・後藤悠斗プロ
ゴルフでは、ボールはあるがままにプレーするのが原則。運悪くディボット跡にボールが止まってしまった場合も基本的にはそのまま打つことになる。
とはいえ「大前提として、プライベートなラウンドでローカルルール『6インチプレース』を適用するから『そもそもディボット跡から打たないよ』という方も多いと思います」と後藤。
「とくに100切りレベルならなおさらですし、それはそれで全然良いと思います。今回は、それでも打ちたい。ゆくゆくは競技的なゴルフもやってみたい。注意点を知識として知っておきたい……みたいな方に向けた内容です」(後藤、以下同)

ディボット跡から打つ際の注意点は?(写真はイメージ)
まずディボット跡は「基本的に打ち方は変えません」という。
「もちろん形や深さ、砂が入ってるかどうかにもよるので一概には言えませんが、ディボット跡って、要するに少し沈んでいる状態なわけですよ。
けれど心理的には実際以上に、ボールが沈んでいるような印象を受けるんです。だから『クラブを届かせたい』という感覚になって、スウィングが崩れないように注意したいですね。
あと、ディボット跡から打つことになった時点でまず1個思っておいて欲しいのは、自分のミスに対して比較的寛容になることです。ナイスショットする確率はどうしても下がりますからね」
ただしクラブ選択に関しては工夫したほうが良いという。
「ディボット跡にあるボールは少し沈んでいるわけですから、ロフトがあるクラブのほうが難しいんです。例えば58度のウェッジみたいな、バウンスがあってリーディングエッジが少し地面から浮く番手で、ディボット跡にあるボールを打つと、トップならまだ良くて、下手したらチョロになってしまいます。
だから基本的に長いクラブ、ロフトが立っているクラブのほうが良いです。例えば目土されていてボールが沈み過ぎない場合は、使える距離が残っているならフェアウェイウッドやユーティリティで払い打っていくのが楽だと思いますね」
ただし、マナーが悪いゴルファーがいて目土されていない場合や、深いディボット跡の場合は「ミドルアイアンで打ちましょう」とのことだ。

深いディボット跡の場合は、9時5時の振り幅でパンチショットしよう
「ミドルアイアンでパンチショット……時計の針で例えるなら9時5時、インパクトで止めるくらいの勢いで打ちましょう。
フォローを小さくしようとすれば、スウィングの勢いにブレーキをかけることになりヘッドが走ります。そして、手元の勢いをグッと止めようとするには、重心が左サイドにある必要があります。重心が右にあったら止まらないんですよ。
だから大抵の方は5時で止める意識で重心が左に乗り、結果としてクラブの入射角がアップライト……要はダウンブローと言われる形になります。するとヘッドが上から入って、沈んだボールに対して打ち込んでいけるんです。困ったら、9時5時でパンチショットと覚えておいてください」


