ゴルフにおいてパッティングはスコアに直結する重要な要素。「上級者ほどパッティングの調子を維持するために様々な努力をしているんです」というのは、業界屈指のギアオタクでクラブフィッターの小倉勇人。具体的な方法を、詳しく話を教えてもらおう。

パッティングの調子を維持するために上級者がやっている工夫は様々

みなさんこんにちは、ギアオタク店長の小倉です。今日はマニアックなお話です。みなさんはパッティングの調子を維持するのにどんな工夫をされていますでしょうか?

パターは1本でスコアの約4割を占めるスコアメイクの要です。上級者ほどパッティングの調子を維持するために様々な努力をされています。

パッティングの上手い方にお話を聞くと家での練習、練習器具を使った再現性の高いストロークの鍛錬など普段からの努力はもちろん、プレー直前の練習グリーンでも独自の工夫をされていてそのお話がとても面白かったのでいくつかご紹介したいと思います。

画像: 上級者がパッティングを調子を維持するためにしていることを、小倉氏が紹介!

上級者がパッティングを調子を維持するためにしていることを、小倉氏が紹介!

Aさんは、距離感が素晴らしい方で滅多に3パットをしない方。10メートルを超えるロングパットでもしっかりと距離を合わせてくるので何か特別な意識があるのかをお聞きしたところ、スタート前の練習グリーンで必ずやる確認事項があるんだとか。

「できるだけ平らな場所で特に距離を決めず何となく打ち、その転がった距離を歩測して自分の思っている距離よりどのくらい差があるかで転がり具合を確認すること。基準は大体7歩ぐらいでそれよりも歩数の少ない多いでその日のタッチの基準を決める。これをしっかり決めておくと大きな距離感のズレはかなり減るね。距離を決めずに何となく打った時のパットは自分が一番気持ち良くできるストロークになりやすいからバラつきが少なく、その距離が一番基準として信用できる」とのこと。

Bさんはショートパットの名手。結構強気のタッチで狙い、きわどい距離を外すことは滅多にない方です。こちらも意識していることをお聞きすると、狙いに行くパットは絶対にジャストタッチでは打たないのだそう。

「ジャストなタッチだとボールがカップに入るポイントが1か所だけになり、とても繊細なパッティングになってしまう。ある程度強めに打った方がイレギュラーな転がりも少なくなるし、ストローク的にも緩みづらい。どんな下りのラインでも狙いに行くときは必ずカップをオーバーするタッチで打つようにしているよ。万が一外れてもカップを越えていればラインは見えるから返しのパットも怖くないし。だから練習グリーンではカップを中心に8方向からボールを転がしてどの位置からもオーバーするタッチで打つ練習をしておきます」。

Cさんは、コースによってパターを使い分けて調子を維持する工夫をしている方。「常に2~3本コースに持ち込み、練習グリーンでそれぞれを使ってみてその日のグリーンにマッチしたパターを使うようにしています。一応エースパターは決まっていますが、エースパターで入らないとショックを受けてしまうので(笑)。だからタッチが合わないなと少しでも感じたら違うパターを使うことでエースパターのフィーリングや信頼度を失わないようにしています。万が一エースパターを使って入らなったとしてもパターの選択を間違えたと考えれば悩まなくて済みますから(笑)」。

パッティングの上手い方に共通する点は、何かしらの明確な基準を自分の中にしっかりと持っているなと感じます。みなさんは、パッティングに独自の基準や考え方は持っていますか?

画像: オリンピックでも注目!笹生優花のスウィングをマネしてスライスを直そう! youtu.be

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