クラブフィッティングはアベレージプレーヤーほど効果が大きい!?
今回の先行フィッティングイベントは、「TEAM TITLEIST」のメンバーが対象だ。「TEAM TITLEIST」とは、登録無料のタイトリストのメンバーサービスで、今回のようなメンバー限定イベントへの参加や、公式オンライショップでの限定グッズの購入、メンバー同士の交流など、ゴルフライフを向上させる様々な特典が受けられるというもの。
クラブフィッティングに対して「敷居が高い」というイメージを持つゴルファーは少なくない。特にスイングが安定しないアベレージ層には「まずは打ち方」と考える人が大半だろう。しかし、タイトリストのクラブフィッティングにおいて、重要なのはスキルレベルではないという。まず重要なのは、自分自身が現在使用しているクラブの飛距離や弾道を把握すること。その上で、プロアマ問わずあらゆるゴルファーそれぞれにとって、最適な飛距離・弾道を実現する14本のセッティングを見つけ、スコアアップに導いていくことが目的なのだ。
プロや上級者は、自分自身の飛距離や弾道をきちんと把握していることが多いが、一方で、成長過程にあるゴルファーは自分自身の正しい情報を意外と把握できていない。結果、14本のクラブが正しい働きをしているかが分からず、特に高さのある弾道が必要となるアイアンについても飛距離だけを求めてしまい、コースではターゲットまで必要なキャリーが得られず、結果、スコアアップにつながらないことが多いのである。つまりフィッティングは、自分自身に最適な飛距離と弾道を実現できるクラブを見つけセッティングすることができ、結果スコアアップへとつなげていくことができるアベレージプレーヤーこそ必要なイベントなのである。
何でも聞いて、いろいろ打ち比べれば悩みが解決!
フィッティングは、いまどんな悩みを抱えているのか、今後どんなゴルフをしたいのか、ゴルファーとの対話からスタートする。この日が初めてのフィッティングだったという木村享紀さんは「フィッティングって、緊張しながらやるものだってイメージがありましたけど、全く違いましたね。初歩的なことから、個人的な悩みまで、聞きたいことがすべて聞けました」と、一つひとつ丁寧に細かく対応するタイトリストのフィッティングがハマったようだ。
「ヘッドごとの弾道の違いも確認できて、自分に合う、合わないがわかって、スッキリしました」と、それぞれのヘッドの違いが感じられたという木村さん。その印象は「どれも見た目より難しくない」ものだったという。
「NEW Tシリーズ」の4つのモデルは精度アップがテーマで、それぞれがアイアンに求められる3Dフォーカスエレメンツ(=キャリーの飛距離、少ない左右のバラつき、落下角度を得られる弾道の高さ)を向上させたという。具体的には「T100」は、新採用の高比重タングステンウェイト(D18)をトウ・ヒールに精密に配置し最適な重心設計に。コンパクトなヘッドながら再現性の高い弾道を実現する。
「T100」のストロング設計となる「T100・S」は、新たにフェースバックに搭載された「マッスルチャンネル」がボール初速を上げつつ、「T100」と同等の打ち出し角を確保。ロフトが2度立っているが、それを感じさせない弾道が打てるモデルだ。
「T200」は、ツアーも認めるコンパクトなヘッドサイズでありながら、「マックスインパクト2.0」を内蔵しフェースの広範囲でボール初速を向上。高比重タングステンをトウヒールに配置し許容性もアップ。そして「T300」は、飛距離とやさしさをさらに追求。大きな慣性モーメントによる直進性の高い弾道が打ちやすく、大きな飛距離性能が期待できる。それぞれ、フィッティングで自分に合ったキャリーディスタンスが出る最適なモデルを選びたいところだ。
ヘッドを決める重要数値は打球の“降下角”
フィッティングでヘッドやシャフトを決める際、重要視するのがランディングアングル(降下角)だ。具体的には#7で45〜55度がグリーンで止まる目安となる。この数値をもとに番手構成やヘッドのモデルを決めていく。フェードからドローへと球筋を変えたことで、ボールがグリーンで止まりにくくなったという大出聡馬さんは、この数値がフィッティングのポイントになった。
「今まではやさしさを重視したモデルを選んでいましたが、新しい「T100」はすごく上がりやすくて、降下角も47、48度に。これなら上の番手でもグリーンで止められそう。ヘッドもシャープで振りやすい。「T100」は、難しいイメージがありましたが、フィッターの方とデータを見ながら打っていると、クラブの違った一面を知ることができました」と、新作の購入を前向きに検討している様子。
また、フィッティングについても「タイトリストのフィッティングは、数値に基づいて忖度のない話をしてくれるのがいい。今の自分のレベルがしっかりと把握できます」と、ドライバーに続くアイアンのフィッティングにも満足したようだった。
ライ角やクラブ長さもその場で打ち比べられる
予想外の提案を受けたというのは神藤源一さんだ。「クラブ長を短くして、ミート率を高めて飛距離を出し、なおかつ安定させるというのは驚きましたね。短くすればバランスが軽くなるので、食わず嫌いというか、考えたこともありませんでした。けれど、打ってみると結果は上々。高く上がってちょいフェード、理想とするボールが打てました。半インチ短くするなんて、自分ではまず考えませんから、とても刺激的で効果的な提案でした」(神藤さん)
ヘッドやシャフトが決まれば、弾道に応じてライ角や長さもチェックする。フィッティングに用いるヘッドは、調整機能が付いたドライバー同様、その場でシャフト交換、ライ角の調整(-2°、±0、+2°)が可能。シャフトも同スペックの長さ違いも用意され、理想の弾道を実現することができる。
8月末からは、すべてのゴルファーを対象としたフィッティングイベントが全国のゴルフで開催される。PGAツアーNo.1の使用率を誇る「T100」をはじめ、「T100S」「T200」「T300」の新モデルの他、ツアーモデルの「620MB・CB」など、幅広いラインアップでゴルファーの要望に応えるタイトリスト。クラブフィッティングがスコアアップの近道になるのは、間違いなさそうだ。