中古ショップ巡りを習慣とし、つねに掘り出し物を探しているゴルフ業界人、通称「中古名器ハンター」が時間の審査を経て“名器“と呼ばれるに至った中古クラブをハンティング! 今回はタイトリストのやさしく飛ばせて大ヒットとなったドライバー名器!

タイトリストといえば、昔からアスリートや上級者御用達のブランドいうイメージが強いですよね。でも、実はそんなことないんです。

タイトリストが上級者以外にも大きく支持を得る契機となったモデルが「910 D2」「910 D3」の2本のドライバー。早10年以上前、2010年発売のドライバー名器。どちらもタイトリストらしい振りやすさと形状の美しさを持ち、飛距離性能も高いドライバーでした。

画像: タイトリストが2010年に発売したドライバー「910D2」(左)と「910D3」(右)

タイトリストが2010年に発売したドライバー「910D2」(左)と「910D3」(右)

11年前のモデルとはいえ、クラウンを薄くして深低重心化が図られ、フィッティング性能に優れたSureFit™Tour(シュアフィットツアー)システムを搭載するなど、現代にも採用されるテクノロジーが盛り込まれた高性能クラブでもあります。

このモデル以降、ロフト角10.5度のモデルを選ぶタイトリストユーザーの割合が増加したと聞いたことがあります。ヘッドスピードの速いゴルファーだけでなく、それだけ幅広いゴルファーに支持されたことの表れでしょう。

タイトリストはその後、913D 915Dとヒット作を送り出し、国内にも大きなファンを獲得し勢力図を塗り替えていきました。現在の「外ブラ隆盛」のきっかけを作ったモデルとも言っていいかもしれません。

クラブはもちろん、キャディバッグまでタイトリストで、ウェッジはボーケイ、パターはキャメロン、ボールはもちろんプロV1という熱狂的ファンも少なくないタイトリスト。その歴史のなかでも、910D2と910D3は記憶に残る中古名器と言えるのではないでしょうか。

現在中古価格は1万円を下回ることも珍しくありません。価格を考えれば、初心者ゴルファーがスウィングを覚えるような目的で手にするのもアリかもしれません。

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