「日本女子オープン」を取材中のプロゴルファー・中村修が気がついたのは、あるシャフトを使用するプロが増加していること。そのシャフトの正体は!?

「スピーダーの新しいシリーズ『NX』です。黒と青のカラーリングが特徴なのですが、ここ最近で一気に使用者が増えた印象です」(中村)

スピーダーNXは、ヒットモデルとなったスピーダーエボリューションシリーズから8年ぶりにブランドチェンジして投入された意欲作。先端と手元側のトルクを締めた中調子シャフトだ。

画像: 女子ツアーで使用者が急増中のフジクラのニューシャフト「スピーダーNX」

女子ツアーで使用者が急増中のフジクラのニューシャフト「スピーダーNX」

シーズン半ばでツアー支給が開始されたこのシャフトが、女子ツアーで使用者を顕著に増やしている。

「練習日にちょっと気にして見ただけで、三ヶ島かな、野澤真央、古江彩佳、渋野日向子選手らがNXにチェンジしていました。シーズン中、しかも日本女子オープンのような大きな試合の前後でのチェンジですから、よほど気に入ったんでしょうね」(中村)

詳しく調べてみると、渋野日向子、永峰咲希、松田鈴英、吉本ここね、野澤真央、古江彩佳、岡山絵里、ささきしょうこ、横峯さくら、セキ・ユウティン、ペ・ヒギョン、高橋彩華といったプロたちが50グラム台のSフレックスを、菊地絵理香、西村優菜、篠原まりあ、三ヶ島かならが50グラム台のSRシャフトを使用していることがわかった。

ご覧のように50グラム台のSRとSフレックスを中心に、竹内美雪が使う40グラム台のSフレックスから原江里菜が使う60グラム台のSフレックスまで、スペック的にも幅広く使用されているようだ。

中村曰く、シーズン途中でこれだけの選手が変えるのは「なかなかない」という。ではその理由はどこにあるのだろうか。

「NXは中間部がよくしなることで、ダウンスウィングでしなりを感じやすいこと。それでいて先端部が締まっていることでインパクトの手応えがいい。それらの性能が大型で慣性モーメントの大きいシャフトと相性が良いのでしょう。数値的にはスピン量が変わらず打ち出しが多少高くなるため、キャリーを伸ばしやすいようです」(中村)

ギア好きゴルファーは、日本女子オープンの中継を見る際は選手のシャフトにも注目してみてはいかがだろうか。

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