ロン毛で無精ひげ、セクシーなゴルファーとして日本でも人気が高いトミー・フリートウッド。風貌だけではなく、コンパクトに振り抜く鋭いスウィングはお手本にしたがるゴルファーも多い。
フリートウッドのパターといえば、ショートネックのブレード型、グリップはスーパーストロークでクロスハンドに握ってパッティングする。
いままではスコッティキャメロンやオデッセイを使い続けてきた。最近ではオデッセイの赤いシャフトが目立つモデル「ホワイトホットOG」を使っていた。

パターのヘッドに注目! 2ボールブレードかと思ったら、「1ボール」しかない!!(写真GettyImages)
だが、「AVIVドバイチャンピオンシップ」に出場したフリートウッドの手には、シャフトこそ赤く「ホワイトホットOG」なのだが違うパターが握られていた。それもあるはずのものがない!
「2ボールブレード」のはずなのにボールがひとつしかない!!、言ってみれば、フリートウッド専用の「1ボールブレード」だ!
SNSにアップされたその他の画像にはソールなど、別のアングルの写真もスクープされているがソールの刻印は「2-BALL BLADE」のままだ。「1ボール」だけを残してフリートウッドのためにカスタムされたものだと思われる。

ジョン・ラームが使う「ホワイトホットOG」も市販品とは違うワンオフもの
この「え、何このパター!?」というのはじつはオデッセイにおいて少なくはない。キャロウェイに移籍後、見事メジャーチャンピオンになったジョン・ラーム。彼のパターもワンオフもので、「ホワイトホットOG」の「ロッシーS」であるが市販品についているサイトラインがない。クラブ契約後、なかなかパターが決まらなかったが、このモデルに決めてからは快進撃を続けている。

シャウフェレが使う「オー・ワークス#7CH RED」。インサートがオリジナルだ
ザンダー・シャウフェレもインサートは「ホワイトホット」で市販品は違う。日本でも今平周吾やアン・ソンジュのパターは形こそ市販品だが、インサートはプロ好みのものに変えてあるし、シニア、レギュラーでも活躍するプラヤド・マークセンが使う名器「ホワイトホット#5」はストレートのシャフトが着いてL字のようになっている。

マークセンの「ホワイトホット#5」はストレートシャフトでL字っぽい
パッと見はわからないが、よ~く見ると気づくオンリーワンの「オデッセイ」。トーナメント中継で目を凝らして見てみよう。
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