USPGAの2021-2022シーズン、絶好調の松山英樹。デビューから使い続ける唯一のギアがオレンジ色に輝くシャフト「ツアーAD DI」だ。いったいどんなシャフトなのか? ゴルフステージ成城のクラブナビゲーター・吉田朋広がズバリ解説!

しっかり叩けるとプロやアスリートゴルファーに人気のシャフト、グラファイトデザイン社製の「ツアーAD DIシリーズ」。発売はなんと2009年で「DI」のネーミングの由来は「DEEP IMPACT」(ディープインパクト)。
「シャフト自体の設計としては先端部と中間部は硬め、手元部はやや硬め。剛性は高く、しなりは少なめでヒッター向きのシャフトといえるでしょう」(吉田氏)

シャフト自体は走ったりすることなくスムーズな動きをするため、プレーヤーとってはヘッドのコントロールがしやすく、タイミングも合わせやすいのでミート率がアップするという。

「とくに打ち出し角度の安定感は抜群で、弾道の高さに加え左右の方向性も安定します。叩きにいってもボールはつかまり過ぎず、ネーミングの由来通り芯のある厚いインパクトを可能にします。『ハード系だけど粘る』といわれ、使い込むほどに安定感が増す性能は、まさにプロ、アスリートゴルファーが求める理想的なシャフトのイメージです。新しいドライバーが発売されると、このシャフトを基準にしてヘッドを選び、スウィングチェックに使うプロ、アスリートゴルファーも多くいます」(吉田氏)

画像: 松山英樹はドライバーが変わろうと、たまに違うシャフトを使おうと必ずこの「ツアーAD DI」に戻る。松山は「8TX」を使用する(写真は2021年 ZOZOチャンピオンシップ 撮影/姉崎正)

松山英樹はドライバーが変わろうと、たまに違うシャフトを使おうと必ずこの「ツアーAD DI」に戻る。松山は「8TX」を使用する(写真は2021年 ZOZOチャンピオンシップ 撮影/姉崎正)

しかしながら、この「DI」は使い手を選ぶらしい。

「トップからしっかりタメを作れるプレーヤーは『DI』のシャフト剛性の高さを感じず、滑らかな動きのシャフトに感じます。イメージ通りにシャフトをコントロールできるのでインパクトでボールをしっかりヘッドに押し込んでいけます。いっぽうでトップからリリースが早いスウィングのゴルファーには『DI』のシャフトパフォーマンスを発揮出来ずに、シャフトの剛性が強いハードなシャフトに感じ、ボールも捕まりにくいイメージになると思います」(吉田氏)
50グラム台以上のSを使うにはある程度のヘッドスピードが必要のようだ。
「『DI』の登場から12年以上の間にドライバーもたくさんのモデルが登場しました。
クセのない『DI』はどのヘッドと組み合わせても相性はいいですし、最近のヘッドとマッチングさせても新たな発見があると思います。弾道を安定させたいというアマチュアゴルファーなら軟らかめのフレックスを選び、ボールが上がりやすいヘッドやつかまりやすいヘッドと組み合わせると安定感が増して面白いと思います」(吉田氏)

画像: 一般のアマチュアゴルファーなら背伸びせずに軟らかめのスペックを選ぶとミート率が安定するようになる

一般のアマチュアゴルファーなら背伸びせずに軟らかめのスペックを選ぶとミート率が安定するようになる

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