「ブレードなのに飛ぶ・上がる」をさらに突き進めた
「ブレードは難しい」という常識をぶち破ったのが前モデルの「i500」。そして「i525」では最先端テクノロジーの搭載により、やさしさをさらに進化させた。
「ブレードの難しさ」その1は、飛ばないこと。「i525」は7番で29度とストロングロフト設計の飛び系アイアンだ。
ただし、ただでさえ球が上がりにくいブレードアイアンのロフトを立てれば、さらに上がらなくなってしまう。これが「ブレードの難しさ」その2だ。そこで「i525」は、高強度のため極薄化が可能なマレージングC300フェースを採用。前モデル比で「初速プラス0.44m/s」「最高到達点プラス2%」を達成し、最大初速とキャリーを生み出す。

マレージングC300フェースが際立つ初速と高さを生み出す
また、PING独自の中空構造により、フェース全体が一体となって動き、ロフトが足されるようにたわむ。さらに、アンダーカット・ソールによってもたわみ量が増し、飛び系アイアンなのに高さが出て、ボールを止められる仕様になっている。

飛びに加えて高さとスピンを実現する中空構造はPING独自のもの
どのアイアンでもグリーンを狙える番手別設計
「ブレードの難しさ」その3は、ミスに弱いこと。これは、グリーンを狙うクラブであるアイアンにとって致命的だ。
「i525」は、「i500」よりも高比重のウェイトを搭載。さらなる重量周辺配分設計により、前モデル比プラス5%の高MOI(慣性モーメント)を実現し、ミスヒットに強い。プレーヤーテストでも、前モデルに比べて上下左右のブレが約17%も改善されるという結果が出ている。

ミスヒットに強いのも「i525」の魅力。方向性、距離のブレも減っている
また、「i525」は3番からUW(ユーティリティウェッジ)まで、番手別設計を採用。3番から5番までのロングアイアンにはオフセットが少し多めに設定され、楽に球がつかまり、十分な高さも出る。
そしてPW、UWのショートアイアンはストレートな小顔。ライン出しがしやすく、左へのミスも軽減する。6番から9番までのミドルアイアンは、ややオフセット。フェード・ドローなど弾道を打ち分けるイメージがしやすく、コントロール性に優れた形状だ。
3番からUWまで、番手ごとに与えられた役割を確実に発揮。ブレードならではの操作性も加わり、どのアイアンでもグリーンを安心して狙っていける。

番手別にオフセットを変化させそれぞれに求められる弾道を実現