元バレーボール全日本代表選手の山本隆弘と狩野舞子。引退後はゴルフが趣味となった両名が、高身長のゴルファーの悩みや“あるある”について語り合った。

――山本隆弘は日本人としては破格の身長201センチという超高身長。そして狩野舞子も身長185センチとスーパーモデル並みのスタイル。身長の高さはスポーツにおいてメリットが大きい要素だが、もちろんデメリットを感じる部分もあるという。ことゴルフに関しては、悩むことが多いようだ。

画像: ともに元バレーボール選手で趣味がゴルフの山本隆弘(左)と狩野舞子(右)。超高身長の両者が、その体格特有のゴルフの悩みを打ち明ける

ともに元バレーボール選手で趣味がゴルフの山本隆弘(左)と狩野舞子(右)。超高身長の両者が、その体格特有のゴルフの悩みを打ち明ける

山本:まず合うクラブがないでしょ。あとウェアもない、シューズない、グローブない。

狩野:グローブもないんですか! サイズはいくつなんですか?

山本:アメリカ製のXXL。

狩野:えぇ~、でっかい!

山本:日本製ではキャスコの27(センチ)は入るけど、なかなかないんだよね。26を無理矢理はめて打っているとすぐにパチーンと裂けちゃう。

狩野:シューズは?

山本:これもアメリカから取り寄せた30センチ。

狩野:30センチのシューズって日本にないんだぁ。

山本:うん。29まではあるんだけど、30センチはなかなかないね。

狩野:私の場合もウェアは日本製ではサイズ的に合うものは少ないですね。いま着ている『チャンピオン』のシャツは普通の既製品で、アメリカサイズのXLなんですけど、これでギリ入るかなという感じです。スカートとかは入るんですけど、パンツはレディスだと丈が足りません。シャツはレディスだとまず肩幅が入らないので、メンズのLでピッタリ。ちょっとタイトに着たい時はMという感じです。

山本:メンズならMでも入るんだ!

狩野:そう、意外といけるんですよ。でも日本製のレディスは着丈が短すぎて、おへそが出ちゃうので難しいですね。今日も、シャツはメンズ、スカートはレディス、シューズはメンズという妙なコーディネートになっています(笑)。

――ウェア類はスカート以外はレディスは合わないという狩野だが、クラブの場合はどうなのかを聞いてみた。

狩野:じつは、最初にクラブを揃える時に何も分からないからレディスクラブを買ったんです。でも、どうしたって短くて(笑)、ドライバーはまだいいんですけど、ウェッジとかになるとグリップした手元がひざくらいにある構えになっちゃって。

山本:あ、そう(笑)。

狩野:だから、最初の頃はゴルフやるたびに腰が痛くなっていて。だからその頃はあまりゴルフやりたいと思わなかったんですよね。

山本:なるほどね。

狩野:ちゃんとゴルフやろうと思った時にクラブのフィッティングをしてもらって、それで男性用に替えたんですけど、それからは腰も痛くならないし、やっていて楽しくなりました。

山本:やっぱり自分の身長に合うクラブを使わないとダメだよね。

――山本のように身長が201センチもあると、時としておよそ考えられないような事態に遭うことがあるという。練習場やゴルフ場での高身長ゴルファーの“あるある”を聞いてみた。

山本:普通の打ちっ放しの練習場なんだけど、ドライバーをバーンと打ったらヘッドが天井の雨除けに当たって割れてしまって、ザザーっと降ってきて大変なことになったことがある。

狩野:え~っ! そんなことあるんですか?

山本:あるある。室内のゴルフスタジオなんかも、フォローを高く取ると天井にグサッと刺さったりするし。だからそもそも球を打てる所って限られてくるんだよね。それであまり練習をしないというのもあるわけよ。

狩野:なるほど。天井に当たっちゃうから(笑)。

山本:そう(笑)。だからドライバーを打つんだったら河川敷の打ちっ放しの練習場とかになるよね。

狩野:私も、ゴルフショップの室内ネットとかで天井がギリギリということがあります。私でギリギリだから、私よりも大きい男性の方だと当たるだろうなと思っていつも見ています。

山本:間違いなく当たるね。ラウンド中のカートとかも、僕は基本、後部座席の両わきに座ると足がカートからはみ出しちゃうので、トンネルとか通る時に当たっちゃうから危ないよね。

狩野:そうなんですよね。

山本:だから後ろに座る場合は真ん中に座ることにしているんだよね。

狩野:真ん中ですか。

山本:運転席と助手席の間に空間ができるじゃない。そこに足をカパッと入れ込むと、足がロックされて固定されるから。

狩野:私は、1ラウンドに最低1回はカートに乗り込むときに頭をぶつけます。キャップとかサンバイザーで視界が狭まっているうえに背が高いので、頭が突っかかるんですよね。プレー言えば、今ゴルフを本格的にやりだして半年なんですけど、最初のうちはレディスティーでどうぞって感じだったんです。でも、一応ドライバーは当たれば飛ぶので、レディスティーからだと行かないはずのバンカーに入ったりフェアウェイ突き抜けてラフに入ったりするので最近は、レギュラーティーから打ったほうがいいんじゃないってみなさんに言われます。

山本:ほんと、レギュラーティーとかバックティーから回ったほうが2打目でいろんなクラブを使うことができるから上手くはなると思うよ。レディスティーから打ったら2打目はウェッジしか使わないじゃない。

狩野:そうなんですよ。だから今は、たまにレギュラーティーから回るようにしています。

山本:ベストスコアは。

狩野:レギュラーティーからは101で、レディースティーからは94です。

山本:おぉ~、半年でそれだったえら全然いいじゃない。それならやっぱりレギュラーティーから打ったほうがいいよね。

狩野:わかりました。

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