第150回全英オープンの3日目が終了。日本のエース、松山英樹はどんな戦いを見せたのか?試合後のコメントも踏まえて、松山のプレーをレポート。
画像: ムービングデーとなる3日目。日本のゴルフファンの期待がかかった松山のプレーは?

ムービングデーとなる3日目。日本のゴルフファンの期待がかかった松山のプレーは?

流れをつかみきれず後退……

2日目の最終ホールでバーディを奪い、決勝ラウンドへの望みをつなぎ迎えた3日目。最終バーディの流れのまま1番から3番まではしっかりパーオンをし、バーディパットを打てる状況を作り続けた。しかし、4番、480Y・パー4の2打目をグリーンオーバー。そこからアプローチで約2mに寄せたもののパーパットが外れボギー。序盤からスコアを落とす展開となってしまった。そして迎えた6番、414Y・パー4で大きな落とし穴が待っていた。本人も試合後の会見で「打ちミス」と語るようにティーショットで右へ大きくミス。このショットが運悪くブッシュに入り、アンプレアブルを余儀なくされる。3打目でピン手前の約13メートルに乗せたもののそこからまさかの4パット。痛恨のトリプルボギーを叩きスコアを落としてしまった。

画像: 6番ホールのティーショットで右へミス。ブッシュの中のボールを探す松山

6番ホールのティーショットで右へミス。ブッシュの中のボールを探す松山

スタートからバーディチャンスにはつけるものの、なかなかパットが入らない状況が続いたようにも見え、ひとつでも入っていれば流れは大きく変わっていたのかもしれない。このときの心境を松山は「パットのタッチが合ってもラインが合わなかったり、逆にラインが合っていてもタッチが合わないことが繰り返し続いた。そして6番でボギーパットを外し、集中力が切れてしまい、返しのパットも外してしまった」と語っている。

最終日へ流れをつなぐ4ホール

7番、9番ではバーディを奪いムービングデーの前半を折り返したがバックナインに入っても、流れをつかめきれない松山。11番でボギー、14番ではバンカーにハマってしまいダブルボギーを叩いてしまう。しかし、そこから15、16とパー。17番では、2打目で中嶋常幸が4打を要したグリーン右手前の“トミーズバンカー”に入れたものの、2.5メートルに寄せパーを死守。そして最終18番ではしっかりバーディを奪い、この日のスコアを4オーバー。3日間のトータルスコアは3オーバーとスコアを落としたが、最終日への流れを作ってホールアウトした。「最終日となる明日はいいプレーをして来年以降の全英に向けていい材料にしたい」と松山。日本のエースが迎える最終日、どんな戦いを見せてくれるのかに注目したい。

写真/姉﨑正

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