プロギアのニューモデル『RS JUST』シリーズが、いよいよ発売された。“高初速”と”広初速“を掲げてきた「RS」シリーズのギリギリはどう進化しているのか。気になる飛距離性能や3タイプあるヘッドの違いを、ロングドライブを武器とする小池丈晴プロが検証!

スピン量が安定するから左右の曲がりも少ない

インドア打席で計測器を使いながらプロギアの新作ドライバー『RS JUST』を試打をする小池プロ。まず目を留めたのが初速の速さだ。いつもなら「コンスタントに出すのは難しい」というボール初速70m/sオーバーを連発したのだ。

「ボール初速70m/s以上を出すには、最低でもヘッドスピード49m/sは必要という、自分の中で目安を持っていました。ですから、安定して出すためには気合を入れなくてはいけないのですが、『RS JUST』は『今のはちょっと‥』というやや芯を外した当たりでもボール初速70m/sオーバーをマーク。明らかに初速性能が上がっていますね」と、進化を遂げたギリギリを体感した様子。

画像: 小池プロがRS JUSTシリーズを打ってまず驚いたのがボール初速の速さ。自分のドライバーとは別次元だという

小池プロがRS JUSTシリーズを打ってまず驚いたのがボール初速の速さ。自分のドライバーとは別次元だという

試打を重ねるうちに、スウィートエリアの広さも感じた。「初速は出るけど、打感はやわらかく、ボールがくっついている時間を感じます。フェースの上下左右でヒットしても、芯を外した感触がないのも驚き。打点がバラついてもその感触は変わらず、さらにデータにも遜色がありません」と、一発の飛距離はもちろん、アマチュアにとっては大きなメリットになる平均飛距離が伸ばせるヘッドだという。

タテ距離が揃うことで、曲がりにくいメリットもあると付け加える。「ブレが少ないのは、2000回転前半の理想的なスピン量で打てているということ。このあたりの回転数で打てていれば、ボールの回転軸も安定するので、大きなミスにもなりにくいでしょう」と、これまでよりも高い次元で飛んで曲がらないを叶えてくれると評価した。

画像: 芯を外しても打感と距離、方向性にほとんど差が出ないのも驚き。「すごい進化ですね」(小池プロ)

芯を外しても打感と距離、方向性にほとんど差が出ないのも驚き。「すごい進化ですね」(小池プロ)

3つの異なるヘッド&シャフトで弾道がイメージしやすい

アイアンも含めてプロギアのクラブは「顔がいい」という小池プロ。3つのモデルがラインナップされた新作を見比べながら、「どれも綺麗なシェイプで構えやすい。比較すれば違いはあるけど、どれも構えやすい」と言いながら、それぞれの特徴を解説してくれた。

画像: 左からRS、RS D、RS F。それぞれのハンサム顔には異なる特性が秘められている

左からRS、RS D、RS F。それぞれのハンサム顔には異なる特性が秘められている

女子プロも使うストレートフェースで弾道がイメージしやすい『RS』は、ベースモデル的な位置付けのヘッド。

「『どうぞ、ストレートボールを打ってください』と言われているような、本当にスクエアなヘッドですね。スウィングがダイレクトに弾道に反映される感じで、シンプルに振れば素直なストレートボールが打てました。3つのモデルの中では、一番守備範囲が広い、カバーするゴルファーが多いヘッドでしょう」と、多くのゴルファーが手にしやすいという。

画像: RSはヘッド後方にバランス調整用のウェート(標準は8g)を装着。ウェートは別売で2g〜12gまであり

RSはヘッド後方にバランス調整用のウェート(標準は8g)を装着。ウェートは別売で2g〜12gまであり

画像1: 3つの異なるヘッド&シャフトで弾道がイメージしやすい

次に手にした『RS D』は、高弾道がイメージしやすくつかまりのいいモデル。「高弾道設定のヘッドですが、バランスが良くシャープに見えて、やや軽めのクラブ重量もあってスピード感があります。打ってみると“球が逃げない”、“当たり負けしない”印象を持ちました」。無理につかまえにいかなくても高弾道のビッグボールとなり、スウィングにも良い影響が出ると思います」。

画像: RS Dはヘッド最後部にウェートを装着。モデルによってその位置を変えることで特性をさらに強調

RS Dはヘッド最後部にウェートを装着。モデルによってその位置を変えることで特性をさらに強調

画像2: 3つの異なるヘッド&シャフトで弾道がイメージしやすい

『RS F』は、プロや上級者が好みそうなオープンフェース&洋ナシ形状で、左へのミスを軽減できるモデル。「とにかく左に行かせたくない、構えてみるとそんなコンセプトが伝わってくるオープンフェースです。この手のヘッドは左に行きにくい反面、右に抜けやすい傾向がありますが、『RS F』は右にも行きにくい不思議なヘッド。つかまったパワーフェードで飛ばしたい人にはベストマッチです」。

画像: 微調整により球筋をコントロールできるようRS Fのウェートポジションは2ヶ所

微調整により球筋をコントロールできるようRS Fのウェートポジションは2ヶ所

画像3: 3つの異なるヘッド&シャフトで弾道がイメージしやすい

3つのヘッドには異なるシャフトが装着されている。『RS F』は中から先にかけて剛性が高く、『RS』はクセのないスムーズな挙動、全体がしなって走る特性を持つのは『RS D』だ。「ヘッドとマッチするシャフトで、弾道がイメージしやすい」と、小池プロはその相性の良さにも納得していた。

画像: ヘッドの特性をより引き出してくれる、上からRS F、RS D、RSの専用シャフト

ヘッドの特性をより引き出してくれる、上からRS F、RS D、RSの専用シャフト

「その日のコンディションやコースレイアウトによって使い分けてもいいくらい、どれも完成度が高いです」と、新作『RS JUST』シリーズを評した。

“つかまる”、“上がる”だから弾道を操作できる

『RS JUST』のFWやUTは、その飛びと操作性の高さがうけてプロの間でも使用者を増やしている。小池プロも「ドライバー同様、芯が広く感じるので何でもできますね。芝から直接打つFWはダフりたくないので、プロでも保険をかけて打つことがありますが、そんな意識を持たなくてもいいくらいやさしく打てます。芯が広いから、フェースを開いたり、閉じたり、いろいろできるんです」と、フックやスライスを打ち分けてみせた。

画像: 番手別高精度設計でより実践的な性能を身につけたFWとUTも小池プロは高く評価した

番手別高精度設計でより実践的な性能を身につけたFWとUTも小池プロは高く評価した

つかまりがよく、高さが出せることは、弾道をコントロールしやすいポイントとも言う。「高さが出れば抑えるのは簡単。でも、その逆はとても難しいんです。『RS JUST』のFWとUTは、レイアウトや気象条件にあわせて要求される弾道が打ちやすい」。

画像: 「3Wでも芯が広くてやさしくボールを拾ってくれるのに、初速が速くて強弾道。飛ぶ!」(小池プロ)

「3Wでも芯が広くてやさしくボールを拾ってくれるのに、初速が速くて強弾道。飛ぶ!」(小池プロ)

またUTまでセットで揃えるメリットについても、「シリーズで揃えるのは重心位置はもちろん、同じ打感、フィーリングで打てるのも大きい。いつものスウィングをすれば、変わらぬボールが出るので、シンプルに攻めていける。コースで結果が出せて、スウィングも良くなると思います」。

シリーズを通じて感じたのは、芯の広さ。「だから叩けるし、振っていける」と小池プロ。飛距離アップはもちろん、スコアアップにも貢献してくれる強力な武器になるはずだ。

This article is a sponsored article by
''.